第469回 講演会「市民とAIが協力して古文書を解読
―「みんなで翻刻」の世界」

歴博講演会

開催要項

日程

2026年7月11日(土)

時間

13:00~15:00 (開場:12:30)

場所

歴博講堂 

講師

橋本 雄太(本館研究部准教授)

定員

240名(先着順)

参加費

無料

備考

事前申込不要

講演趣旨

日本には国際的にも類を見ない数の古文書資料が前近代から伝来しており、地方に保存される古文書類の点数は20億点を超えるという推計も存在します。これら古文書資料の大多数は「くずし字」で書かれており、その解読には研究者や学芸員らの高度な能力が必要とされてきました。

しかしながら、情報技術の発展は古文書解読のあり方を着実に変えつつあります。インターネットを通じて、全国の市民が協力しながら古文書資料の解読に取り組むことが可能になりました。これら市民の成果はAIの学習データとして活用され、古文書の自動解読プログラムの開発が進められています。すでに最新のAIは92〜95%の精度で古文書類を認識することができ、学習データの蓄積にともない、この精度はさらに向上する見込みです。

日本国内に伝来する膨大な点数の古文書がAIによって全文翻刻されたとき、歴史研究にはどのような変化が生じるでしょうか?

本講演では、講師が開発・運営する古文書資料の市民参加型プラットフォーム「みんなで翻刻」を中心に、AIによるくずし字認識や自動現代語訳など、古文書解読に関わる最新技術の動向をお話しします。