第5展示室

※第5展示室(近代)はリニューアル工事のため閉室しております。ご不便をおかけしますが、ご了承ください。
ペリーが黒船で来航したころから昭和のはじめごろまでの時代を展示しています。アメリカやヨーロッパの国々と外交関係を結び、近代化が急速に進められて、暮らしは大きく変わりました。このころ学校が作られました。

①文明開化

文明開化とは、西欧の文明を取り入れることによって、近代社会に生まれ変わろうとしたひとつの大きな変革です。これは明治政府によって強行されたものですが、庶民の間にも、自由や権利を勝ち取ろうとする意識をうながしました。

開化万華鏡

西欧文明の摂取による変化と変わらない庶民生活の姿を24台のテレビモニターで紹介します。

明治23年製山葉(やまば)オルガン

オルガンの普及で、唱歌は学校教育に定着しました。オルガンの曲が聞けます。

②産業と開拓

日本が近代国家として生まれ変わるために、明治政府はさまざまな近代化政策を行いました。そうした政策のなかから、交通・運輸網の整備、生糸生産と海外貿易、近代製鉄の開始、北海道の開拓とその「開拓」に苦しんだアイヌに焦点をあてて紹介します。

生糸と海外貿易

明治から昭和の戦前期まで、外貨獲得の花形だった生糸の生産から輸出までを女工の視点から再現しています。

③都市の大衆の時代

文明開化がもたらした、都市化と消費生活。1920年代に、東京の人口は300万人を突破します。1923年に襲った関東大震災は、そうした都市化のかかえる人口・住宅・交通の問題に対応をせまるものでした。このコーナーでは、そうした震災の問題や、資本主義経済がもたらした消費生活と大衆の娯楽に焦点をあてます。

文化住宅

関東大震災後に中流向けに建てられた同潤会アパートの台所と居間。

浅草の街並実大復元模型

大正時代の娯楽の王様は活動写真と呼ばれた無声映画。道路の左手の映画館で4本立映画上映中。

カフェ・うるとら

映画館の向いにある浅草の猥雑な露地裏に大衆娯楽の原点をみます。