未来世代育成プログラム
歴博では、日本の歴史と文化にかかわる研究拠点として次世代の研究者を育成するため、「未来世代育成プログラム」を2018年度に創設しました。ここでは他機関との教育連携協定にもとづき、大学院修士課程の学生を対象に集中講義「総合資料学」を開講しています。本講義では、歴博で総合資料学に関わる教員の授業をオムニバス形式で受講し、その後歴博の展示・資料・データを活用したプロジェクトベースドラーニング(PBL)を通じて資料の理解について学びます。国内外問わず多くの学生に同時受講してもらい、広く総合資料学を学ぶとともに、文理融合型の研究者の若手ネットワーク形成に寄与することが狙いです。また人文系研究者に情報学や自然科学を、情報学や自然科学の研究者には歴史学や資料の扱いを学んでもらうことで、広く文理融合型の研究者養成を行います。