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「楽器と漆」(第3展示室)「見世物大博覧会 現代編」(第4展示室)

「楽器と漆」(第3展示室)

開催概要

開催期間 2017年7月11日(火)~ 9月3日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 第3展示室(近世)副室
料金 一般420(350)円/高校生・大学生250(200)円
中学生以下無料
(  )内は20名以上の団体
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※毎週土曜日は、高校生の入館が無料です。
開館時間 9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌日が休館)
※8月14日(月)は開館します
主催 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館

「見世物大博覧会 現代編」(第4展示室)

開催概要

開催期間 2017年4月18日(火)~ 7月17日(月祝)
会場 国立歴史民俗博物館 第4展示室 副室
料金 一般420(350)円/高校生・大学生250(200)円
中学生以下無料
(  )内は20名以上の団体
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※毎週土曜日は、高校生の入館が無料です。
開館時間 9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日休館)、6月10日(土)、6月11日(日)
※5月1日(月)は開館
主催 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館

趣旨

見世物を知らない世代も多いでしょう。盛り場や祭りの喧騒の傍らで、不思議なモノたちが描かれた絵看板が並び、怪しげな口上に人々が足を止める風景は過去のものとなりました。しかし、近世から近代、そしてごく最近まで見世物の興行は、日本の都市部を中心にその命脈を引き継いできたのです。

平成28年9月8日から11月29日まで国立民族学博物館で「見世物大博覧会」が開催されました。その後、当館蔵の近世から近代初期の資料を中心に平成29年1月16日から3月20日にかけて、当館第3展示室で「見世物大博覧会」を開催しました。今回は第4展示室においてそのテーマを引き継ぎつつ、時代と空間については、より近現代に特化した展示を行います。近年まで行われてきた見世物小屋の現場の様子をできる限り再現し、その文化的な位相を紹介いたします。

主な展示品としては、1990年代半ばまで見世物小屋を開いていた安田興行社が使用していた絵看板やディスプレー、主要な演目である「人間ポンプ」や「火炎放射」などの小道具類のほか、ビラ・写真・ポスターなど、実際に見世物小屋を構成していた原資料です。これらの資料の多くは、現在、京都文教大学の鵜飼正樹教授が所有しており、実際の展示でも鵜飼氏の協力を得ながら実施する予定です。

【展示代表】

川村 清志(かわむら きよし)(国立歴史民俗博物館 民俗研究系 准教授)

専門は文化人類学と民俗学。口頭伝承の近代的展開、祭礼芸能の実践と習得過程の探求、メディアによる民俗文化の再表象過程、現代日本のサブカルチャーと伝統文化などに関する研究をしている。
1999年に京都大学人間・環境学研究科大学院専攻博士を取得。現在、国立歴史民俗博物館研究部准教授を務める。

大久保 純一(おおくぼ じゅんいち)(国立歴史民俗博物館 情報資料研究系 教授)

専門は日本近世絵画史。浮世絵、江戸後期の風景表現などを主要に研究している。
1984年に東京大学大学院人文科学研究科美術史学専攻修士課程を修了。2006年東京大学文学博士を取得。
現在、国立歴史民俗博物館研究部教授を務める。

【特別協力】

鵜飼 正樹(うかい まさき)(京都文教大学 教授)

みどころ

・平成まで続いた現代の見世物小屋の当時の雰囲気を体感!
・見世物小屋の絵看板をほぼ一手に記した志村静峯の作品を紹介
・人間ポンプを始めとする最後の見世物小屋芸人、安田里美の足跡の展示

主な展示資料

・絵看板(安田興行社資料、個人蔵)
・上演小道具(安田興行社資料、個人蔵)
・ビラ、写真(上演風景)、ポスター(安田興行社資料、個人蔵)
・見世物資料コレクションの一枚摺(本館蔵)
・日本チャリネ 馬術奨励大会
・タムラ空中大サーカス

計60点

 

1) 絵看板 謎の人魚(志村静峯作)
昭和30年代 個人蔵

2) 絵看板 マキツギ(志村静峯作)
昭和30年代 個人蔵

「マキ」はヘビ、「ツグ」は食べる、あるいはつかうといった意。ヘビをつかった見世物で、女性がヘビを食いちぎったり、鼻から入れて口から出したりして見せた。ニシキヘビを見せるものもあった。

3) 絵看板 たこ娘かに男(志村静峯作)
昭和20〜30年代 個人蔵

安田興行社で最もよく使われた絵看板。たこ娘は、呼び込みのタンカに合わせて外の客に向けて見せる、いわゆる「ネタもの」だった。

4) 絵看板 気合術(志村静峯作)
昭和20〜30年代 個人蔵

安田里美の持ち芸で、描かれているとおり、体中に針を通す、目の中にボタンを入れてバケツをつり上げる、腕に通した針でバケツをつり上げて振り回す、といった荒技を見せた。

5) 絵看板 人間ポンプ(志村静峯作)
昭和30年代 個人蔵
碁石を飲み込み色分けして出す、金魚を飲み込み釣り針で釣って
出すなど、安田興行社の二代目を継いだ安田里美の持ち芸のひとつ。

6) 日本チャリネ 馬術奨励大会
1910(明治43)年 国立歴史民俗博物館蔵

日本で最初のサーカス団とされる「日本チャリネ一座」の双六。チャリネ一座は1899(明治32)年に山本政七らによって設立され、馬や象、熊なども用いて曲芸や猛獣芸を披露した。

7) タムラ空中大サーカス

1935(昭和10)年 国立歴史民俗博物館蔵

関連イベント

記録映像上映会

『人間ポンプ 安田里美 浅草木馬亭公演』記録映像上映会

碁石を飲み込み色分けして出す、金魚を飲み込み釣り針で釣って出すなど、「最後の見世物小屋芸人」とも呼ばれた人間ポンプ・安田里美氏。氏の多くの芸の集大成ともいえる舞台を映像で紹介します。

日時 5月20日(土)13:30~15:30(開場13:00)
解説 鵜飼 正樹(京都文教大学 教授)
会場 国立歴史民俗博物館 講堂(定員260名)
入場無料、事前申込不要

 

※本展示でギャラリートークは開催しません。

※内容は変更する場合があります。ご了承ください。