総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2018年10月10日から冬服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2018年12月16日(日)

名称・説明 時代 数量
正治元年経房卿堂供養記 本館蔵
正治元年(1199)12月24日、権大納言吉田経房(1143~1200)が浄蓮華院を造立し、堂供養を行った時の日記。本書は鎌倉時代後期の写本であり、墨点(仮名・返り点)もこの時期に付された。
14世紀 1巻
伊勢物語(天福筆本) 本館蔵
在原業平ほかの歌をもとに作られた歌物語。10世紀前期頃に成立したもので、平安時代仮名文学の代表作の一つ。本書は藤原定家校訂本をもとにした流布本系の古写本の一つであり、これと同じ系統の諸本の奥書が写されている。
15世紀 1冊
源氏物語 蓬生 本館蔵
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
長享2(1488)年 1冊

印刷文化 終了予定日:2019年1月6日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】 宋版漢書 慶元刊本 第五巻 本館蔵
南宋慶元刊本として完存。「建安劉元起刊/于家塾之敬室」「建安黄善夫刊/于家塾之敬室」の刊記ならびに慶元年間の建安劉之問識語がある。刊年・出版地・伝来は『史記』に同じ。
南宋慶元年間
(1195~1201)刊か
1冊
【重要文化財】 宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第二二 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第二五 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第五本 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第二三冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 第九 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本孟子 古活字版 巻第二三 本館蔵
刊記に「関東上総住今関正運刊」とあり、本書の開版は上総国の人によって行われた。古活字版の刊行には広く各地の人が関係していた様子がうかがいしられる。
17世紀初期 1冊
版本源氏物語 古活字版 巻第四 若菜下 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本太平記 巻第七・八 本館蔵
太平記は古活字版の国文学書の中でも最も早く開版され、重版も多い。本書も刊記には「慶長十五年(1610)」とあるが、開版時の刊記を継承した元和~寛永ころの重版と推定される。
17世紀前期 1冊

大名と一揆 終了予定日:2019年1月6日(日)

名称・説明 時代 数量
藍韋威腹巻 本館蔵 室町時代 1領
水木家資料 巻第三 本館蔵

水木家資料は、明治から昭和初期にかけて、奈良県の大和郡山に住む水木要太郎(奈良女子高等師範学校教授)が収集した一大コレクションである。

右の文書は、猶寿丸(ゆうじゅまる)が随行房(ずいぎょうぼう)に田地を売却した際の売券(ばいけん)。左の文書は、亀若丸(かめわかまる)が岩神殿(いわかみどの)に田地を売却した際の売券。土地の売却は所有者の意思で行われたが、左の文書では所有者の亀若丸が幼少だったため、宗春(そうしゅん)が代理人となり、さらに母親が代わりに署判したことがわかる。


猶寿丸田地売券(ゆうじゅまるでんちばいけん)
写真1写真2 釈文(読み)
宗春田地売渡状(そうしゅんでんちうりわたしじょう)
写真 釈文(読み)

14~15世紀

1巻
紙本墨書清閑寺文書 第三巻 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた清閑寺関係文書の巻物。

室町幕府の奉行人(ぶぎょうにん)、飯尾貞広(いのおさだひろ)ヵ・同貞運が、将軍足利義晴(あしかがよしはる)の命令を受けて発給した文書。

醍醐寺(だいごじ)三宝院(さんぽういん)領の山城国(やましろのくに)南池(なんち)院について、何者かが領主の三宝院に無断で売却したことを無効とし、速やかに返還して三宝院が支配するように通知したもの。


室町幕府奉行人連署奉書
写真 釈文(読み)
14~16世紀 1巻

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2019年1月6日(日)

名称・説明 時代 数量
南蛮屏風 1598年 1隻
花クルス螺鈿蒔絵鞍 本館蔵 桃山時代
(16~17世紀)
1点

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2019年2月3日(日)

名称・説明 時代 数量
錆地五枚胴具足 本館蔵 文禄3(1594)年 1領

第3展示室

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2018年12月16日(日)

名称・説明 時代 数量
三線(与那城型) 本館蔵

琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。

現代 1点
ニンカリ(耳環) 本館蔵

アイヌの耳環は耳たぶに穴を開けて装着するピアスタイプのものを用いている。銀製のものや、錫、鉛などの金属を主として、下辺部にガラス玉や金属、絹片などの装飾をつける。金属部分は日本製のものが多い。

 

1点
トゥキ・イクパスイ 本館蔵

アイヌの祭具のうち、酒に関わるものは漆器が多い。特に漆椀(トゥキ)を天目台に載せて用いる方式はアイヌ独特のものである。儀礼のときはトゥキに酒を注ぎ、その口縁に横たえた酒へら(イクパスイ)を手に取り、その先端を酒に浸して、神に酒を捧げる。

 

1点
鉢 本館蔵

 

1点
御免国々御馳走方并曲馬図 本館蔵 宝暦13(1763)年 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2019年1月6日(日)

名称・説明 時代 数量
アットゥシ(樹皮衣) 本館蔵 19~20世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2019年2月3日(日)

名称・説明 時代 数量
ヨーゼフII世肖像図蒔絵プラケット 本館蔵 18世紀 1点

都市の時代 終了予定日:2019年1月6日(日)

名称・説明 時代 数量
浅葱縮緬地御所車松楓菊萩模様染縫振袖 本館蔵 江戸時代後期
(19世紀)
1領
消墨色縮緬地小紋小袖 本館蔵 幕末から明治
1領
浅葱綸子地雪中梅藪柑子模様友禅染縫小袖 本館蔵 江戸時代後期
(19世紀)
1領

ひとともののながれ 終了予定日:2019年1月20日(日)

名称・説明 時代 数量
東海道絵巻 本館蔵 江戸時代 1巻
虎勢道中記 弐 本館蔵 (毎月捲替) 19世紀 1冊

村から見える近代 終了予定日:2018年12月16日(日)

名称・説明 時代 数量
聆涛閣集古帖(上総国貞元村(内裏塚古墳)出土古鈴) 本館蔵 18~19世紀 1冊
彦蔵自伝挿絵原画 故郷の生家 本館蔵 19世紀 1点
紅毛雑話 壱 本館蔵 天明8(1788)年 1冊
虫譜図説 巻之一二 本館蔵

飯室庄左衛門(楽圃) 著
『栗氏千虫譜』とならぶ虫図譜の大著。飯室は幕臣の本草家。各地採集観察の虫の図と先行図譜による図とがまじる。本書も多くの写本を生み、展示本は近代の写しである。

安政3(1856)年 1冊
門人姓名録 本館蔵 文化元(1804)年
~明治5(1872)年
1点
誓詞帳 本館蔵 文化元(1804)年
~明治8(1875)年
1点
栗氏千虫譜 第三冊 本館蔵 18~19世紀 1冊

絵図・地図にみる近世 終了予定日:2019年5月12日(日)

名称・説明 時代 数量
万国総界図 本館蔵

初版は1688(貞享5)年。本図はその再版図。万国総図を基にしているが、中国や日本の書籍にも掲載されたマテオ=リッチの両半球図の影響も受けている。図の下部には「なんばん船」「おらんだ船」の絵の代わりに、日本から海外までの里程表がある。石川流宣の作。

宝永5(1708)年 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
量地伝習録 (写本) 本館蔵

伊能忠敬(いのうただたか)の弟子の渡邊慎(わたなべしん)が、遺命をうけて測量法や製図法などを文政7年(1824)に記した書。忠敬が改良した小方儀(しょうほうぎ)(小方位盤(しょうほういばん))の図もある。展示品は、天保2年(1831)に三之分目(さんのわけめ)村(現香取市)で渡邊から借り受けて写した写本。

天保2(1831)年写 1点
小方儀および「覚」 本館蔵

伊能忠敬が方位計測に用いたものと同型の真鍮製小方儀。これを杖先に差し込んで使用した。方位の目盛は反時計回りの逆針。これと一緒に伝来した領収書(『覚』)によれば、大隈屋源助から二両で買ったことがわかる。大隈屋は江戸浅草で測量器などを販売した。

19世紀中頃 2点
算法地方大成 本館蔵

長谷川寛校閲・秋田義一編の農政全般の解説書。第五巻は真鍮製測量器の製作法や使用法の解説。測器師として本書にかかわった大野規行は、父規貞とともに伊能忠敬の測量器も作り、『量地伝習録』では測器師として推薦されている。

天保8(1837)年 1点
大野規周の引札 本館蔵

江戸浅草の大野規周は、祖父規貞・父規行と三代続く測器師。この引札は、その天文測量器・地方測量器の広告用ちらし。この頃には測量器を扱う専門店も現れ、真鍮製の精巧な測量器に対する需要も高まっていた。

嘉永2年(1849)年 1点
象限儀 本館蔵

象限儀は上下の角度を測る器具。目標物を見通す線に象限儀の一辺をあわせ、振り子針の指し示す角度を読み取る。展示品は真鍮製の小型象限儀で携帯に便利。背面に「法眼規周」の刻印があり、大野規周の作であることがわかる。

19世紀 1点
経緯儀 本館蔵

大方儀は、水平の方位だけでなく上下の角度も計測することができる。山の高さや谷の深さなどを測るのに使用する。真鍮製で、大野規周の引札にみえる大方儀とほぼ同型のもの。

19世紀 1点