総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2018年5月22日から夏服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2018年11月18日(日)

名称・説明 時代 数量
西宮記 本館蔵
平安時代中期に、醍醐天皇皇子の源高明(914~982)によって作られた私撰の儀式書。書名は平安京右京(西京)にあった邸宅にちなんで、高明を「西宮左大臣」と呼んだことによる。村上天皇の頃の恒例・臨時の儀式、政務の進め方などが勘物(事例などの書き込み)とともに記されている。全23冊。
江戸時代 1巻
江家次第 第十三 本館蔵
平安時代後期に大江匡房(1041~1111)が後二条関白藤原師通の命によって編さんした私撰の儀式書。別名『江次第』。天永2年(1111)頃の成立。全21巻(巻16・21を欠く)。恒 例の朝議、臨時の神事・仏事、政務の進め方などが記されている。
江戸時代 1巻
【重要文化財】大織冠伝 本館蔵
弘安年間(1278~1288)に元興寺(奈良市)極楽堂東房で書写したもの。外題に「大織冠公御伝」(藤原鎌足の伝記)とあるが、実は『多武峯縁起』の最古の写本である。本文には墨書の仮名・返り点が加えられており、鎌倉時代中期の片仮名資料でもある。
1280年代頃 1巻
【重要文化財】 中右記部類 本館蔵
右大臣藤原宗忠(1141年没)が60歳頃に、人々を指揮して自らの日記『中右記』の記事を整理・分類した事典。原本は散逸したが、30巻以上あったらしい。この古写本では、巻物の片面に年中行事秋部上(相撲の節会の記事)を、他面には漢詩集を写している。
鎌倉時代前期 1冊
源氏物語 蓬生 本館蔵
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
長享2(1488)年 1冊

印刷文化 終了予定日:2018年11月4日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】 宋版漢書 慶元刊本 第三巻 本館蔵
南宋慶元刊本として完存。「建安劉元起刊/于家塾之敬室」「建安黄善夫刊/于家塾之敬室」の刊記ならびに慶元年間の建安劉之問識語がある。刊年・出版地・伝来は『史記』に同じ。
南宋慶元年間
(1195~1201)刊か
1冊
【重要文化財】 宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第二〇 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第二三 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第四本 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第二一冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 第七 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本貞観政要 巻第九・一〇 本館蔵
関ヶ原合戦直前の慶長5年2月、西笑承兌が徳川家康の命により刊行した旨の刊記がある。ここには家康が、秀吉の遺命により秀頼をよく輔佐していることを讃えているのが注目される。
慶長5(1600)年刊 1冊
版本源氏物語 古活字版 巻第三 藤裏葉 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本太平記 巻第三・四 本館蔵
太平記は古活字版の国文学書の中でも最も早く開版され、重版も多い。本書も刊記には「慶長十五年(1610)」とあるが、開版時の刊記を継承した元和~寛永ころの重版と推定される。
17世紀前期 1冊

大名と一揆 終了予定日:2018年11月4日(日)

名称・説明 時代 数量
【重要文化財】 色々威腹巻大袖付 本館蔵 16世紀 1領
雑々古文書(ぞうぞうこもんじょ) 巻第三 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた土地売券類の巻物。

右の文書は、蓮願(れんがん)が「しやうしやうの御房」に念仏堂の敷地を売却した際の売券(ばいけん)。買得者に渡すべき本券(ほんけん)(これまでの権利証明書)のなかに紛失したものがあったようで、その本券を持った者が現れたとしても、その者を盗人として罪科に処すように規定している。左の文書は、広小路尼(ひろこうじあま)が往生寺(おうじょうじ)に田地を寄進した際の寄進状(きしんじょう)。下地(したじ)(土地)の支配も往生寺の僧侶が行うように規定している。

蓮願堂地売券(れんがんどうちばいけん)
写真 釈文(読み)
広小路尼田地寄進状(ひろこうじあまでんちきしんじょう)
写真 釈文(読み)

14世紀

1巻
北野神社旧蔵文書 第三巻/十四通目 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた北野宮寺(きたのぐうじ)(北野天満宮)関係文書の巻物。

室町幕府の奉行人(ぶぎょうにん)、飯尾行房(いのおゆきふさ)・同為頼(ためより)が、将軍足利義高(あしかがよしたか)の命令を受けて発給した文書。

北野社真満院(しんまんいん)の敷地と所領について、寿福院幸絩(じゅふくいんこうちょう)の訴えを退けて、権律師明祇(ごんのりつしみょうぎ)の領有を認めるので、祈祷に励むように通知したもの。
室町幕府奉行人連署奉書
写真 釈文(読み)
明応9(1500)年 1巻

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2018年12月2日(日)

名称・説明 時代 数量
錆地五枚胴具足 本館蔵 文禄3(1594)年 1領
花樹鳥蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵
空間を充填するように密に文様を描く例は、伝統的な蒔絵装飾には認められず、インドやイスラムの装飾様式の影響を受けたものと推測される。
桃山時代(16~17世紀) 1点
扇面蒔絵螺鈿洋櫃(台付) 本館蔵
付属の台は、「ジャパニング」と呼ばれる模造漆技術によってヨーロッパで製作されたもの。
江戸時代初期(1630年代~40年代) 1点
花鳥蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵 桃山時代(16~17世紀) 1点
草花蒔絵螺鈿箪笥 本館蔵
大小八個の抽斗をおさめる箪笥。南蛮漆器の主要品目は洋櫃と箪笥であった。多くの箪笥は、前面に倒れる形式の蓋を有する書箪笥(escritorio)であったが、本資料は前蓋を持たない点がやや珍しい。
桃山時代(16~17世紀) 1点

第3展示室

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2018年11月4日(日)

名称・説明 時代 数量
チカルカルぺ(黒裂置文木綿衣) 本館蔵 19~20世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2018年12月2日(日)

名称・説明 時代 数量
フリードリッヒⅡ世肖像図蒔絵プラケット 本館蔵 18世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2018年12月16日(日)

名称・説明 時代 数量
三線(与那城型) 本館蔵

琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。

現代 1点
ニンカリ(耳環) 本館蔵

アイヌの耳環は耳たぶに穴を開けて装着するピアスタイプのものを用いている。銀製のものや、錫、鉛などの金属を主として、下辺部にガラス玉や金属、絹片などの装飾をつける。金属部分は日本製のものが多い。

 

1点
トゥキ・イクパスイ 本館蔵

アイヌの祭具のうち、酒に関わるものは漆器が多い。特に漆椀(トゥキ)を天目台に載せて用いる方式はアイヌ独特のものである。儀礼のときはトゥキに酒を注ぎ、その口縁に横たえた酒へら(イクパスイ)を手に取り、その先端を酒に浸して、神に酒を捧げる。

 

1点
鉢 本館蔵

 

1点
御免国々御馳走方并曲馬図 本館蔵 宝暦13(1763)年 1点

都市の時代 終了予定日:2018年11月4日(日)

名称・説明 時代 数量
紫縮緬地水辺雁模様染縫小袖 本館蔵 明治時代
(19~20世紀)
1領
白縮緬地四季草木流水飛鳥模様染縫小袖 本館蔵 江戸時代後期
(19世紀)
1領
憲房色平絹地小紋小袖 本館蔵 幕末から明治 1領

ひとともののながれ 終了予定日:2019年1月20日(日)

名称・説明 時代 数量
東海道絵巻 本館蔵 江戸時代 1巻
虎勢道中記 弐 本館蔵 (毎月捲替) 19世紀 1冊

村から見える近代 終了予定日:2018年11月18日(日)

名称・説明 時代 数量
聆涛閣集古帖(威奈大村骨蔵器) 本館蔵 18~19世紀 1冊
彦蔵自伝挿絵原画 生家(カ)図面(単色) 本館蔵 19世紀 1点

村から見える近代 終了予定日:2018年12月16日(日)

名称・説明 時代 数量
聆涛閣集古帖(威奈大村骨蔵器) 本館蔵 18~19世紀 1冊
紅毛雑話 壱 本館蔵 天明8(1788)年 1冊
虫譜図説 巻之一二 本館蔵

飯室庄左衛門(楽圃) 著
『栗氏千虫譜』とならぶ虫図譜の大著。飯室は幕臣の本草家。各地採集観察の虫の図と先行図譜による図とがまじる。本書も多くの写本を生み、展示本は近代の写しである。

安政3(1856)年 1冊
門人姓名録 本館蔵 文化元(1804)年
~明治5(1872)年
1点
誓詞帳 本館蔵 文化元(1804)年
~明治8(1875)年
1点
栗氏千虫譜 第三冊 本館蔵 18~19世紀 1冊

絵図・地図にみる近世 終了予定日:2018年11月11日(日)

名称・説明 時代 数量
久保田より江戸道中記(くぼたえどどうちゅうき) 本館蔵

秋田より江戸までの絵図である。後書には江戸において赤坂吉敬所持のものを松田都光が写したとある。

安政2(1855)年

1点
日光社参沿道絵図(にっこうしゃさんえんどうえず) 本館蔵

本絵図は江戸から日光までを詳細に描いた街道絵図である。本絵図は大名あるいは将軍の日光社参のために描かせた可能性もある。

19世紀 1点
下通之図(しもどおりのず) 本館蔵

加賀藩の参勤交代路を描いたものである。加賀藩の参勤交代路は金沢-富山-中山道-江戸と金沢―福井―中山道、金沢―福井-東海道のルートがあったが、本絵図は富山経由である。

19世紀 文政年間 1点
自大坂至御国之図(おおさかよりおくににいたるのず) 本館蔵

本絵図は大坂より福岡に至る街道絵図である。旅中、特に注意すべき所は朱で書かれている。

19世紀 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
量地伝習録 (写本) 本館蔵

伊能忠敬(いのうただたか)の弟子の渡邊慎(わたなべしん)が、遺命をうけて測量法や製図法などを文政7年(1824)に記した書。忠敬が改良した小方儀(しょうほうぎ)(小方位盤(しょうほういばん))の図もある。展示品は、天保2年(1831)に三之分目(さんのわけめ)村(現香取市)で渡邊から借り受けて写した写本。

天保2(1831)年写 1点
小方儀および「覚」 本館蔵

伊能忠敬が方位計測に用いたものと同型の真鍮製小方儀。これを杖先に差し込んで使用した。方位の目盛は反時計回りの逆針。これと一緒に伝来した領収書(『覚』)によれば、大隈屋源助から二両で買ったことがわかる。大隈屋は江戸浅草で測量器などを販売した。

19世紀中頃 2点
算法地方大成 本館蔵

長谷川寛校閲・秋田義一編の農政全般の解説書。第五巻は真鍮製測量器の製作法や使用法の解説。測器師として本書にかかわった大野規行は、父規貞とともに伊能忠敬の測量器も作り、『量地伝習録』では測器師として推薦されている。

天保8(1837)年 1点
大野規周の引札 本館蔵

江戸浅草の大野規周は、祖父規貞・父規行と三代続く測器師。この引札は、その天文測量器・地方測量器の広告用ちらし。この頃には測量器を扱う専門店も現れ、真鍮製の精巧な測量器に対する需要も高まっていた。

嘉永2年(1849)年 1点
象限儀 本館蔵

象限儀は上下の角度を測る器具。目標物を見通す線に象限儀の一辺をあわせ、振り子針の指し示す角度を読み取る。展示品は真鍮製の小型象限儀で携帯に便利。背面に「法眼規周」の刻印があり、大野規周の作であることがわかる。

19世紀 1点
経緯儀 本館蔵

大方儀は、水平の方位だけでなく上下の角度も計測することができる。山の高さや谷の深さなどを測るのに使用する。真鍮製で、大野規周の引札にみえる大方儀とほぼ同型のもの。

19世紀 1点