総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2018年5月22日から夏服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2018年10月14日(日)

名称・説明 時代 数量
類聚雑要抄 巻第四上 本館蔵
貴族階級に必要な有職(宮廷の儀礼等に関する知識)についてまとめた書。12世紀末頃に成立。饗宴の際の饗鐉(もてなしの膳)や寝殿の内部とその調度などを、彩色によって詳細に描いている。平安時代末期の有職故実研究の重要な資料。
18世紀 1巻
九会料簡 第十三 本館蔵
金剛界九会曼荼羅の解説書。久安4年5月26日に僧顕杲が書写し所持していた書である。墨書の片仮名・返り点などが加えられており、12世紀の片仮名資料の一つである。
久安4(1148)年 1冊
護摩蜜記 奈良県 西大寺蔵
長元8年4月12日に書写したとの奥書(朱書)があるが、筆者は不明。朱書の仮名・平己止点(宝幢院点)は奥書に見える長元8年4月頃に加えられたものであろう。また別に墨書の仮名も一部に加えられている。
長元8(1035) 1帖
源氏物語 澪標 本館蔵
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
長享2(1488)年 1冊
詞花和歌集 本館蔵
第6番目に撰定された勅撰和歌集で、仁平元年(1151)頃に成立した。本書は鎌倉時代末から南北朝時代の頃に書写されたものかと推定される。精撰本(再奏本)系統の古写本の一つである。
14世紀 1帖

印刷文化 終了予定日:2018年9月30日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】 宋版漢書 慶元刊本 第二巻 本館蔵
南宋慶元刊本として完存。「建安劉元起刊/于家塾之敬室」「建安黄善夫刊/于家塾之敬室」の刊記ならびに慶元年間の建安劉之問識語がある。刊年・出版地・伝来は『史記』に同じ。
南宋慶元年間
(1195~1201)刊か
1冊
【重要文化財】 宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第一九 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第二二 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第三下 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第一九冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 第六 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本貞観政要 巻第七・八 本館蔵
関ヶ原合戦直前の慶長5年2月、西笑承兌が徳川家康の命により刊行した旨の刊記がある。ここには家康が、秀吉の遺命により秀頼をよく輔佐していることを讃えているのが注目される。
慶長5(1600)年刊 1冊
版本源氏物語 古活字版 巻第三 梅枝 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本太平記 巻第一・二 本館蔵
太平記は古活字版の国文学書の中でも最も早く開版され、重版も多い。本書も刊記には「慶長十五年(1610)」とあるが、開版時の刊記を継承した元和~寛永ころの重版と推定される。
17世紀前期 1冊

大名と一揆 終了予定日:2018年9月30日(日)

名称・説明 時代 数量
紺糸威胴丸 本館蔵 17世紀 1領
雑々古文書(ぞうぞうこもんじょ) 巻第二 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた土地売券類の巻物。

右の文書は、今木経員(いまきつねかず)と中原氏(なかはらうじ)が宗仁王女(そうじんおうにょ)に田地を譲与した際の譲状(ゆずりじょう)。父の経方(つねかた)が譲状を残さず死去したため、その妻(後室)の中原氏と嫡子の経員の判断で宗仁王女に田地が譲与されたことがわかる。左の文書は、源婦子(みなもとのふし)と源為言(みなもとのためとき)が橘師盛(たちばなのもろもり)に田地を売却した際の売券(ばいけん)。両者は兄(弟)妹(姉)と目される。ともに売却地に対して所有権を持っていたため、連署したのだろう。

今木経員(いまきつねかず)・中原氏(なかはらうじ)連署田地譲状(れんしょでんちゆずりじょう)
写真 釈文(読み)
源婦子(みなもとのふし)・源為言(みなもとのためとき)連署田地売券(れんしょでんちばいけん)
写真 釈文(読み)

12~14世紀

1巻
北野神社旧蔵文書 第三巻/十三通目 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた北野宮寺(きたのぐうじ)(北野天満宮)関係文書の巻物。

室町幕府の奉行人(ぶぎょうにん)、飯尾之種(いのおゆきたね)・布施為基(ふせためもと)が、将軍足利義政(あしかがよしまさ)の命令を受けて発給した文書。

北野社真満院(しんまんいん)に対し、燈明料(とうみょうりょう)を捻出する洛中の土地の支配と三条中川田の年貢地子銭(じしせん)(田・畠・屋敷地等に賦課された地代)の徴収について、これまでの幕府の命令通りに認めるので、祈祷に励むように通知したもの。

室町幕府奉行人連署奉書
写真 釈文(読み)
長禄2(1458)年 1巻

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2018年9月30日(日)

名称・説明 時代 数量
横矧二枚胴具足 本館蔵 17世紀 1領
日本イエズス会士年報(パシオ) 本館蔵
「1598年、日本イエズス会年報」。1601年、ベネチア刊。パシオはイタリア人のイエズス会宣教師で、天正13年(1585)来日。1611年巡検使に任命された。
1598年 1点
日本殉教報告(ガルシア) 本館蔵
「日本殉教報告」。1625年、マドリード刊。ガルシアはスペインのフランシスコ会宣教師で、文禄2年(1593)来日。日本最初の殉教者として聖人に列せられた。
17世紀 1点

第3展示室

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2018年9月21日(金)

名称・説明 時代 数量
ニンカリ(耳環) 本館蔵

アイヌの耳環は耳たぶに穴を開けて装着するピアスタイプのものを用いている。銀製のものや、錫、鉛などの金属を主として、下辺部にガラス玉や金属、絹片などの装飾をつける。金属部分は日本製のものが多い。

 

1点
トゥキ・イクパスイ 本館蔵

アイヌの祭具のうち、酒に関わるものは漆器が多い。特に漆椀(トゥキ)を天目台に載せて用いる方式はアイヌ独特のものである。儀礼のときはトゥキに酒を注ぎ、その口縁に横たえた酒へら(イクパスイ)を手に取り、その先端を酒に浸して、神に酒を捧げる。

 

1点
片口 本館蔵

 

1点
朝鮮人渡海舩之図 本館蔵

近藤清信 画
江戸清元町伊賀屋版。1711(正徳元)年の通信使来日を見込んで、沿道に集まる見物人に売る目的で制作されたもの。描いた船も、「朝鮮人」も、とりわけ帆柱での曲芸など、絵師が想像したものであって、実際のそれとは大きくかけ離れている。

18世紀 1点
朝鮮通信使奉呈品目録 本館蔵

1982(天和2)年の通信使が、馳走役に当たった石見藩主のむすこ亀井松之助(後の茲親)に贈った朝鮮人参、色紙、筆、墨、白苧布などを記載したもの。通信使とかれらに接した日本の人びとが、頻繁に贈答交換をしていたことを表すものとして興味深い史料。

天和2(1682)年 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2018年9月30日(日)

名称・説明 時代 数量
アツシ 本館蔵
オヒョウなどの樹皮繊維でつくられた織物および服飾のこと。アイヌの人びとの自家用のほか、和人との交易品としても生産された。和人社会では、漁場労働や海上運輸の作業着として好まれた。また、歌舞伎衣裳として錦絵に描かれ、広く珍重されていた様子がうかがえる。
19~20世紀 1点
ローマ皇帝オットー肖像図蒔絵プラケット 本館蔵 17~18世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2018年12月16日(日)

名称・説明 時代 数量
三線(与那城型) 本館蔵

琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。

現代 1点

都市の時代 終了予定日:2018年9月30日(日)

名称・説明 時代 数量
紫魚子地蝙蝠撫子竹模様染縫小袖 本館蔵 明治時代
(19~20世紀)
1領
縹縮緬地松葉梅丸小紋振袖 本館蔵 幕末から明治
1領
紅練緯地菊籬肩裾模様友禅染振袖 本館蔵 江戸時代後期
(19世紀)
1領

ひとともののながれ 終了予定日:2018年10月14日(日)

名称・説明 時代 数量
虎勢道中記 参 本館蔵 (毎月捲替) 19世紀 1冊

村から見える近代 終了予定日:2018年9月21日(金)

名称・説明 時代 数量
聆涛閣集古帖(撥鏤尺) 本館蔵 18~19世紀 1冊

村から見える近代 終了予定日:2018年10月14日(日)

名称・説明 時代 数量
画本虫撰 本館蔵 天明8(1788)年 1冊
虫譜図説 巻之一一 本館蔵

飯室庄左衛門(楽圃) 著
『栗氏千虫譜』とならぶ虫図譜の大著。飯室は幕臣の本草家。各地採集観察の虫の図と先行図譜による図とがまじる。本書も多くの写本を生み、展示本は近代の写しである。

安政3(1856)年 1冊
稿本 千島白波 本館蔵

平田篤胤 編著
1806(文化3)年・1807年のロシアによる蝦夷地侵入や1808年のイギリス艦フェートン号の長崎侵入などの情報を詳細に収集、編纂したもの。資料集めには幕府の祐筆屋代弘賢が、関東地図の収集には近藤重蔵・最上徳内が協力した。

文化10(1813)年 1点
ロシア文字練習帳 本館蔵

篤胤のロシアに対する危機感は強く、自ら語学学習も含めてロシア研究を徹底的に行っている。このロシア文字の練習も篤胤自筆のもの。数字についてはロシア語の発音もつけられている。音韻に関する関心も深い。

1804~1818 年
(文化年間)
1点
平田篤胤自筆等身面部図(B) 本館蔵

篤胤の自画像。寸法を測ったうえで、等身大に描いている。月代を剃らず総髪にしていたことがわかる。当時、篤胤は65歳。亡くなる3年前である。

天保11(1840) 1点

村から見える近代 終了予定日:2018年12月16日(日)

名称・説明 時代 数量
栗氏千虫譜 第三冊 本館蔵 18~19世紀 1冊

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
集古帖 天地 本館蔵 18〜19世紀 1幅
日本国之図 慶安四年版 本館蔵 慶安4(1651)年 1枚
扶桑国之図(寛文6年) 本館蔵 寛文6(1666)年 1枚
新板日本絵図并名所入 本館蔵 元禄4(1691)年 1枚
本朝図鑑綱目 本館蔵 貞享4(1687)年 1枚
改正日本輿地路程全図増修定本(寛政) 本館蔵 寛政3(1791)年 1枚

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
量地伝習録 (写本) 本館蔵

伊能忠敬(いのうただたか)の弟子の渡邊慎(わたなべしん)が、遺命をうけて測量法や製図法などを文政7年(1824)に記した書。忠敬が改良した小方儀(しょうほうぎ)(小方位盤(しょうほういばん))の図もある。展示品は、天保2年(1831)に三之分目(さんのわけめ)村(現香取市)で渡邊から借り受けて写した写本。

天保2(1831)年写 1点
小方儀および「覚」 本館蔵

伊能忠敬が方位計測に用いたものと同型の真鍮製小方儀。これを杖先に差し込んで使用した。方位の目盛は反時計回りの逆針。これと一緒に伝来した領収書(『覚』)によれば、大隈屋源助から二両で買ったことがわかる。大隈屋は江戸浅草で測量器などを販売した。

19世紀中頃 2点
算法地方大成 本館蔵

長谷川寛校閲・秋田義一編の農政全般の解説書。第五巻は真鍮製測量器の製作法や使用法の解説。測器師として本書にかかわった大野規行は、父規貞とともに伊能忠敬の測量器も作り、『量地伝習録』では測器師として推薦されている。

天保8(1837)年 1点
大野規周の引札 本館蔵

江戸浅草の大野規周は、祖父規貞・父規行と三代続く測器師。この引札は、その天文測量器・地方測量器の広告用ちらし。この頃には測量器を扱う専門店も現れ、真鍮製の精巧な測量器に対する需要も高まっていた。

嘉永2年(1849)年 1点
象限儀 本館蔵

象限儀は上下の角度を測る器具。目標物を見通す線に象限儀の一辺をあわせ、振り子針の指し示す角度を読み取る。展示品は真鍮製の小型象限儀で携帯に便利。背面に「法眼規周」の刻印があり、大野規周の作であることがわかる。

19世紀 1点
経緯儀 本館蔵

大方儀は、水平の方位だけでなく上下の角度も計測することができる。山の高さや谷の深さなどを測るのに使用する。真鍮製で、大野規周の引札にみえる大方儀とほぼ同型のもの。

19世紀 1点