総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室 第4展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2023年11月28日から冬服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2024年3月17日(日)

名称・説明 時代 数量
摩利支天抄 本館蔵
摩利支天(護身・勝利などをつかさどる武士の守り本尊)に関する儀式軌則やさまざまな事柄について、諸書から記事を引用し集成した書。12世紀の写本で、全文にわたって同時期の墨書の仮名・返り点などが加えられている。
12世紀 1巻
【重要文化財】中右記部類 巻十九 本館蔵
右大臣藤原宗忠(1141年没)が60歳頃に、人々を指揮して自らの日記『中右記』の記事を整理・分類した事典。原本は散逸したが、30巻以上あったらしい。この古写本では、公卿補任や文書などを写した紙を再利用して、臨時神事一(奉幣や伊勢神宮のことなど)を写している。
鎌倉時代前期 1巻
【重要文化財】伏見天皇宸翰後撰集 本館蔵
10世紀中頃に成立した勅撰和歌集『後撰和歌集』の古写本の一つ。紫染の紙の繊維を漉き込んで雲を表現した打曇紙を用いる。能書家としても知られる伏見天皇(1265~1317)宸翰(直筆)の代表的遺品である。
永仁2(1294)年 1巻
京程並宮城内裏諸図 複製 原品:東京国立博物館蔵
『延喜式』(九条家本)に付属する図画。平安京内の条坊寸法や、左京・右京図、大内裏・内裏・八省院・豊楽院図が収められている。右京図の末尾は後世に補写したもの。平安京に関する古図としてはもっとも古いものの一つである。
14世紀 1巻
金光明最勝王経 巻第六 複製 原品:奈良県 西大寺蔵
天平宝字6年2月8日、百済豊虫が両親の追善のために発願した供養経。全巻にわたって白点(第二群点)と白書の注記があり、さらに朱点が加筆されている。白点は天長7年(830)頃と推定されている。また朱点は喜多院点で、承徳元年(1097)に加えられた。
天平宝字6(762)年 1巻

王朝文化 終了予定日:2024年4月14日(日)

名称・説明 時代 数量
北山抄 巻第二 複製 原品:前田育徳会尊経閣文庫蔵
平安時代中期に藤原公任(966~1041)によって作られた私撰の儀式書。書名は公任が晩年に隠棲した京都・北山の地名による。恒例・臨時の儀式、太政官の政務、国司の行事などを記す。全10巻。展示個所は11月新嘗会における豊明節会の部分。本書の原本は平安時代後期の写本である。
平安時代 1巻
内裏式 中巻 複製 原品:宮内庁蔵(九条家本)
平安時代前期に嵯峨天皇が右大臣藤原冬嗣(775~826)らに命じて撰定させ、弘仁12年(821)に奏上された最初の勅撰の儀式書。全3巻。正月から12月までの年中行事と4項目の臨時行事とから構成される。展示個所は11月新嘗会の部分。本書の原本は鎌倉時代後期の写本である。
鎌倉時代 1巻

王朝文化 終了予定日:2024年5月19日(日)

名称・説明 時代 数量
類聚雑要抄 巻第三 複製 原品:本館蔵
貴族階級に必要な有職(宮廷の儀礼等に関する知識)についてまとめた書。12世紀末頃に成立。饗宴の際の饗鐉(もてなしの膳)や寝殿の内部とその調度などを、彩色によって詳細に描いている。平安時代末期の有職故実研究の重要な資料。
18世紀 1巻

印刷文化 終了予定日:2024年3月10日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】宋版史記(黄善夫刊本) 巻四三 本館蔵
史記集解・索隠・正義の三注合刻本で、全130巻完存した現在最古本。「建安黄善夫刊・于家塾之敬室」の刊記があり、建安(現在福建省)で刊行。直江兼続・上杉藩校興譲館伝来。
南宋慶元年間(1195~1201)刊 1冊
【重要文化財】宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第一五上 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。本文中には補刻の部分も多いが、13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第三八 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
嘉慶元年(1387)刊 1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第九末 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
13世紀末刊 1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 巻三四
徳川家康は駿府(静岡市)に隠棲後、銅活字を鋳造して印刷を行わせたが(いわゆる駿河版)、本書はその一つである。そのときの銅活字は現存し、重要文化財に指定されている。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 巻第七 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本貞観政要 巻第五 本館蔵
関ヶ原合戦直前の慶長5年2月、西笑承兌が徳川家康の命により刊行した旨の刊記がある。ここには家康が、秀吉の遺命により秀頼をよく輔佐していることを讃えているのが注目される。
慶長5(1600)年刊 1冊
版本源氏物語 古活字版 夕霧 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本太平記 巻第一九・二〇 本館蔵
太平記は古活字版の国文学書の中でも最も早く開版され、重版も多い。本書も刊記には「慶長十五年(1610)」とあるが、開版時の刊記を継承した元和~寛永ころの重版と推定される。
17世紀前期 1冊

東国と西国 終了予定日:2024年3月31日(日)

名称・説明 時代 数量
山城国神護寺与小野山堺相論絵図 複製 原品:神護寺蔵
現京都市右京区高雄に所在する神護寺の寺領と、隣接する主殿寮領小野山との堺相論に際して作成された絵図。朱で境界線が引かれ、神護寺と高山寺の伽藍も見える。裏面には年紀と当事者らの署判がある。
寛喜2(1230)年 1幅
薩摩国伊作庄日置北郷下地中分図 複製 原品:東京大学史料編纂所蔵
伊作庄は現鹿児島県日置郡日吉町付近。荘園領主は本所が近衛家、領家が興福寺一乗院で、鎌倉末期の元亨4年(1324)に地頭大隈氏との間で下地中分が行われ、中分線を明確にするために本図が作成された。
元亨4(1324)年 1幅
伊予国弓削嶋庄下地相分差図 複製 原品:京都府立総合資料館蔵
弓削島庄は現愛媛県越智郡弓削町に所在する東寺領荘園。塩の産地として知られ、『兵庫北関入船納帳』にも港名として頻出する。地頭小宮氏と相論が繰返され、領家方三分二、地頭方三分一の下地分割が行われた。
嘉元4(1306)年頃 1幅
越後国荒河保与奥山庄堺相論絵図 複製 原品:新潟県立歴史博物館蔵
荒河保の地頭河村秀通と奥山庄の地頭和田茂長の間で堺相論が起こり、これを鎌倉幕府が裁許した際に作成された絵図。和与堺が朱線で描かれ、その両側に執権北条貞時と連署北条宣時の花押が据えられている。
正応5(1292)年頃 1幅

民衆の生活と文化 終了予定日:2024年3月31日(日)

名称・説明 時代 数量
年中行事絵巻 巻第九 複製 原品:京都芸術大学蔵
原本は後白河法皇が作らせた60余巻の絵巻。近世の模写で一部が伝存する。展示しているのは、「祇園御霊会」や「稲荷御霊会」などの祭礼の様子を描いた部分。「御霊会」は、病気をはやらせる貴族や天皇の怨霊をなぐさめて病魔を退散させようとした祭礼で、都の祭りはこれから始まった。
12世紀 1点

大名と一揆 終了予定日:2024年3月10日(日)

名称・説明 時代 数量
黒韋肩裾取威腹巻 本館蔵 15~16世紀 1領
醍醐山上慈心院文書 第一巻 (田中穣氏旧蔵典籍古文書) 本館蔵

醍醐山上(上醍醐)に所在していた慈心院に伝わった全七巻の文書群。第一巻は南北朝期以降の売券を張り継いだもので、その多くを戦国期のものとする。

右の文書は、慈心院所有の田地を耕作する権利(下作職)を預かったとして、五郎右衛門らが慈心院に提出した受取状。永久的な所領の給付ではなく、一時的な作職の委任であるため、預状という形をとる。

一方で、左の文書は慈心院の所有する田地の作職の譲状で、代々「永代」の譲渡がなされてきた。同じ「作職」でも、その性格を異にする二通である。

五郎右衛門田地下作職預状
写真 釈文(読み)
妙心田地作職譲状
写真 釈文(読み)

南北朝~戦国時代 1巻
織田信長朱印状 石見亀井家文書 本館蔵

「天下布武(てんかふぶ)」の朱印を押した織田信長(おだのぶなが)の文書。宛先の亀井茲矩(かめいこれのり)は、出雲国(いずものくに)の戦国大名だった尼子氏(あまごし)の旧臣で、羽柴秀吉(はしばひでよし)と共に毛利氏(もうりし)と戦っていた。因幡国(いなばのくに)での活躍を褒め、戦功次第で出雲国を与える、という内容だが、翌年信長が死亡したため、約束は反故となった。

自分の署名は印判のみで、相手の名前は下に小さく、「殿」と書かずに「とのへ」と書いている。丁寧さを排した、尊大な書き方になっている。

織田信長朱印状(おだのぶながしゅいんじょう)
写真 釈文(読み)

天正9(1581)年
9月7日
1巻

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2024年5月12日(日)

名称・説明 時代 数量
錆地五枚胴具足 本館蔵
甲冑はその時代の主要武器のありようを反映している。弓矢が盛んだと大鎧。刀や薙刀だと腹巻・胴丸の類である。さらに鉄砲や鑓の歩兵集団戦が主体になると、鑓先や玉を外すために鉄板仕立の新様式の当世甲冑が流行した。
文禄3年5月(1594) 1領

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2024年3月31日(日)

名称・説明 時代 数量
花樹鹿虎蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵 桃山時代
(16~17世紀)
1隻
花鳥蒔絵螺鈿抽斗付平櫃 本館蔵
オランダ東インド会社の記録によれば、1635年から45年にかけて、輸出品の櫃の形式が、従来のドーム形の蓋をもつ櫃から、平らな蓋をもつ櫃へと徐々に変化していったことがわかる。南蛮様式の輸出漆器の最末期にあたるもの。
江戸時代初期
(1630年代~40年代)
1領
藤秋草鳥蒔絵螺鈿箪笥 本館蔵
通常の書箪笥より、やや小ぶりの箪笥。東インド会社の記録によれば、1635年から45年の時期を境に、前蓋のかわりに観音開きの扉をもつ箪笥の輸出量が増えている。ただし、本資料は、新しい需要にあわせてヨーロッパで改装されたものであろう。
桃山時代
(16~17世紀)
1領

第3展示室

国際社会のなかの近世日本 終了予定日:2024年3月10日(日)

名称・説明 時代 数量
アットゥシ(樹皮衣) 本館蔵
オヒョウなどの樹皮繊維でつくられた織物および服飾のこと。アイヌの人びとの自家用のほか、和人との交易品としても生産された。和人社会では、漁場労働や海上運輸の作業着として好まれた。また、歌舞伎衣裳として錦絵に描かれ、広く珍重されていた様子がうかがえる。
19~20世紀 1点

国際社会のなかの近世日本 終了予定日:2024年3月31日(日)

名称・説明 時代 数量
グスタフⅢ世肖像図蒔絵プラケット 本館蔵

肖像図蒔絵プラケット
王侯など著名人の肖像を蒔絵で表したプラケットは、壁に掛けて装飾とするもので、1780年から1800年前後にかけての比較的短い期間に、オランダ人の注文を受けて輸出された。銅板に漆を焼き付け、精巧な蒔絵や螺鈿の漆工技術で西洋の銅版画の図柄を写しとっている。

1788年 1点

国際社会のなかの近世日本 終了予定日:2024年3月17日(日)

名称・説明 時代 数量
御免朝鮮人大行列記大全 本館蔵
通信使来日のたびに製作されたガイドブックの一つ。沿道で見物する人びとは、これを参考にして楽しんだ。京都で出版されたもので、大名が提供する船で淀川を上る船行列が詳しく描かれているのが特徴。日朝関係や通信使の歴史の記述も詳しいが、虚実ないまぜである。
宝暦13(1763)年 1点
朝鮮通信使奉呈品目録 複製 原品:本館蔵
1711(正徳元)年の通信使が、亀井隠岐守茲親に贈った黒麻布、色紙、筆、硯、扇子などの品々を書き上げたもの。通信使と接した日本の人びとが、頻繁に贈答交換をしていたことを表すものとして興味深い史料。
正徳元(1711)年 1点

国際社会のなかの近世日本 終了予定日:2024年5月19日(日)

名称・説明 時代 数量
ニンカリ(耳環) 本館蔵

アイヌの耳環は耳たぶに穴を開けて装着するピアスタイプのものを用いている。銀製のものや、錫、鉛などの金属を主として、下辺部にガラス玉や金属、絹片などの装飾をつける。金属部分は日本製のものが多い。

 

1点
トゥキ(杯・脚)・イクパスイ 本館蔵

アイヌの祭具のうち、酒に関わるものは漆器が多い。特に漆椀(トゥキ)を天目台に載せて用いる方式はアイヌ独特のものである。儀礼のときはトゥキに酒を注ぎ、その口縁に横たえた酒へら(イクパスイ)を手に取り、その先端を酒に浸して、神に酒を捧げる。

 

1点
鉢 本館蔵

 

1点

国際社会のなかの近世日本 終了予定日:2024年6月16日(日)

名称・説明 時代 数量
三線(平伸知念型) 本館蔵
琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。
現代 1点

都市の時代 終了予定日:2024年3月10日(日)

名称・説明 時代 数量
紫縮緬地春草模様縫小袖 本館蔵
公家女性の礼服には二種類の特徴的なデザインがある。ひとつは、草花の折枝と有職風の幾何文ないし紋章をゆったりと散らすもの。もうひとつは、草花の立木を中心として構成した風景模様である。いずれも技術的には刺繍が多用される。
  1領
薄浅葱縮緬地杜若八橋模様染縫小袖 本館蔵
武家女性の礼服には二種類の特徴的なデザインがある。ひとつは、束にした有職風の幾何文ないし器物で埋めつくすもの、もうひとつは、風景の中に象徴的なモティーフを散りばめて文芸を暗示するものである。いずれも技術的には刺繍や型を用いた鹿の子絞りが多用される。
  1領
納戸綸子地柴垣夕顔模様友禅染振袖 本館蔵
紋付の黒無地または裾にのみ模様をほどこす裾模様を基本的な礼服としたが、それ以外にもさまざまな試みの美服をあつらえた。裾模様が流行し、友禅染が好まれた。刺繍や鹿の子絞りを駆使した絵画的な総模様、鹿の子絞りで埋めつくす総匹田など贅を凝らしたものである。
  1領

都市の時代 終了予定日:2024年3月31日(日)

名称・説明 時代 数量
井桁と花 本館蔵   1点
三階菱 本館蔵   1点
青海波 本館蔵   1点

ひとともののながれ 終了予定日:2024年4月14日(日)

名称・説明 時代 数量
虎勢道中記 弐巻 本館蔵 江戸時代 1巻

ひとともののながれ 終了予定日:2024年5月19日(日)

名称・説明 時代 数量
東海道五十三次勝景 後編下 本館蔵 江戸時代 1点

村からみえる『近代』 終了予定日:2024年3月17日(日)

名称・説明 時代 数量
蟲鑑 本館蔵

「蟲鑑」にみえる顕微鏡用法の図解。同書には、顕微鏡図のほか、顕微鏡で見た寄生虫等の観察例も図示されている。

文化6(1809)年 1巻
虫譜図説 巻之六 本館蔵

飯室庄左衛門(楽圃)著
『栗氏千虫譜』とならぶ虫図譜の大著。飯室は幕臣の本草家。各地採集観察の虫の図と先行図譜による図とがまじる。本書も多くの写本を生み、展示本は近代の写しである。

安政3(1856)年 1巻
誓詞帳 本館蔵

気吹舎で、入門の際、誓詞に署名させたものの記録。地方の門人から送られた誓詞は、その氏名をここに写すにとどまるが、直接来塾して入門した者には、この誓詞帳に自署させ、捺印あるいは花押を書かせた。

文化元(1804)年~明治8(1875)年 1点
門人姓名録 本館蔵

「授業門人姓名録」とも呼ばれる。入門年月日・姓名・入門時の年齢・紹介者・諱などを記したもの。第1冊は、篤胤生前の門人、第2冊以降は没後門人である。なかには、妻子とともに入門している者もいる。

文化元(1804)年~明治5(1872)年 1点
彦蔵自伝挿絵原画 黒船に救われる 本館蔵 19世紀 1点
聆涛閣集古帖 仏具 本館蔵 18~19世紀 1点

村からみえる『近代』 終了予定日:2024年5月19日(日)

名称・説明 時代 数量
栗氏千虫譜 第四冊 複製 原品:国立国会図書館 文化8(1811)年 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:2024年5月12日(日)

名称・説明 時代 数量
坤輿万国全図 複製 原品:重要文化財 宮城県図書館蔵

イエズス会宣教師マテオ= リッチが北京で作った世界図。日本でこれを基にマテオ= リッチ系世界図が作られた。太平洋上の李之藻の文章などに版木改作の跡があるので、これに先立つ初版の存在が推定されている。原品は軸装だが、長く屏風であった痕跡がみられる。

1602年 1点
万国総図(長府)/人物図(長府) 複製 原品:下関市長府博物館蔵

万国総図は、これまで坤輿万国全図を基にして作られたと考えられてきたが、現在では、これとは別のヨーロッパ製世界図に基づく南蛮系世界図や、マテオ=リッチの両半球図などに基づいて作製されたと考えられている。人物図も南蛮系世界図との関係が強い。

正保2(1645)年 1点
万国総界図 本館蔵

初版は1688(貞享5)年。本図はその再版図。万国総図を基にしているが、中国や日本の書籍にも掲載されたマテオ= リッチの両半球図の影響も受けている。図の下部には、「なんばん船」「おらんだ船」の絵の代わりに、日本から海外までの里程表がある。石川流宣の作。

宝永5(1708)年 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
量地伝習録 (写本) 本館蔵

伊能忠敬(いのうただたか)の弟子の渡邊慎(わたなべしん)が、遺命をうけて測量法や製図法などを文政7年(1824)に記した書。忠敬が改良した小方儀(しょうほうぎ)(小方位盤(しょうほういばん))の図もある。展示品は、天保2年(1831)に三之分目(さんのわけめ)村(現香取市)で渡邊から借り受けて写した写本。

天保2(1831)年写 1点
小方儀および「覚」 本館蔵

伊能忠敬が方位計測に用いたものと同型の真鍮製小方儀。これを杖先に差し込んで使用した。方位の目盛は反時計回りの逆針。これと一緒に伝来した領収書(『覚』)によれば、大隈屋源助から二両で買ったことがわかる。大隈屋は江戸浅草で測量器などを販売した。

19世紀中頃 2点
算法地方大成 本館蔵

長谷川寛校閲・秋田義一編の農政全般の解説書。第五巻は真鍮製測量器の製作法や使用法の解説。測器師として本書にかかわった大野規行は、父規貞とともに伊能忠敬の測量器も作り、『量地伝習録』では測器師として推薦されている。

天保8(1837)年 1点
大野規周の引札 本館蔵

江戸浅草の大野規周は、祖父規貞・父規行と三代続く測器師。この引札は、その天文測量器・地方測量器の広告用ちらし。この頃には測量器を扱う専門店も現れ、真鍮製の精巧な測量器に対する需要も高まっていた。

嘉永2(1849)年 1点
象限儀 本館蔵

象限儀は上下の角度を測る器具。目標物を見通す線に象限儀の一辺をあわせ、振り子針の指し示す角度を読み取る。展示品は真鍮製の小型象限儀で携帯に便利。背面に「法眼規周」の刻印があり、大野規周の作であることがわかる。

19世紀 1点
大方儀 本館蔵

大方儀は、水平の方位だけでなく上下の角度も計測することができる。山の高さや谷の深さなどを測るのに使用する。真鍮製で、大野規周の引札にみえる大方儀とほぼ同型のもの。

19世紀 1点

第4展示室

「民俗」へのまなざし 終了予定日:2024年4月7日(日)

名称・説明 時代 数量
未来(染色工芸品) 本館蔵 平成22(2010)年 1点