総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室 第4展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2021年6月15日から夏服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2021年12月19日(日)

名称・説明 時代 数量
秘抄十五太元 本館蔵
仁和寺(京都市)喜多院御室守覚法親王(1150~1202)の著作と伝えられる。全面にわたって朱書の仮名・送り点・区切点・四声点などが加えられているが、加点の年代も書写年代とほぼ同じ13世紀初期と推定される。鎌倉時代前期の片仮名資料の一つでもある。
13世紀 1巻
釋摩訶衍論 本館蔵
10世紀前半頃に書写された仏典の注釈書。角筆(象牙などで作った細い棒の先を尖らせた筆記用具)で書かれた片仮名・乎己止点が加えられているが、いずれも10世紀前半に加点されたもの。角筆は凹線のため見にくい。
10世紀 1巻
伊勢物語(後西天皇筆) 本館蔵
後西天皇(1637~1685)が書写した写本で、料紙には金銀泥や緑青などによる草花蝶鳥等の装飾下絵が施されている。巻末に天文16年(1547)に冷泉為和が書写した写本の奥書が写されている。
17世紀後期 1巻
源氏物語 総角 本館蔵
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
長享2(1488)年 1冊

印刷文化 終了予定日:2021年12月5日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】宋版漢書(慶元刊本) 巻一七 本館蔵
南宋慶元刊本として完存。「建安劉元起刊/丁家塾之敬室」「建安黄善夫刊/丁家塾之敬室」の刊記ならびに慶元年間の建安劉之問識語がある。刊年・出版地・伝来は『史記』に同じ。
南宋慶元年間(1195~1201)刊 1冊
【重要文化財】 宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第二一 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第一二 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第四本 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第六冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 巻第一 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本貞観政要 巻第四 本館蔵
関ヶ原合戦直前の慶長5年2月、西笑承兌が徳川家康の命により刊行した旨の刊記がある。ここには家康が、秀吉の遺命により秀頼をよく輔佐していることを讃えているのが注目される。
慶長5(1600)年刊 1冊
版本源氏物語 古活字版 明石 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本太平記(古活字版) 巻第一九・二〇 本館蔵
太平記は古活字版の国文学書の中でも最も早く開版され、重版も多い。本書も刊記には「慶長十五年(1610)」とあるが、開版時の刊記を継承した元和~寛永ころの重版と推定される。
17世紀前期 1冊

大名と一揆 終了予定日:2021年12月7日(火)

名称・説明 時代 数量
雑々古文書 第三巻 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた土地売券類の巻物。

右の文書は、斎藤道哲(さいとうどうてつ)が瑞峰院(ずいほういん)に土地を寄進した際の寄進状(きしんじょう)。左の文書は、西念寺と極楽寺が金光寺に田地の作職(さくしき)(耕作権とそれに付随する収益)を寄進した際の寄進状。寄進地に問題が生じた場合、両方とも権利の移転が正当であることを寄進者(売主)が明白にすることが記されている。

斎藤道哲下地寄進状(さいとうどうてつしたじきしんじょう)
写真 釈文(読み)
西念寺・極楽寺田地寄進状(さいねんじ・ごくらくじでんちきしんじょう)
写真 釈文(読み)

平安~室町時代 1巻
対馬番家(小宮家)文書 本館蔵

対馬藩士の番(ばん)家に伝来した文書群のうち、中世文書は小宮家に関係するものである。

「宗貞茂(そうさだしげ)知行宛行状(ちぎょうあてがいじょう)」は、応永8年(1401)に対馬の宗貞茂が直轄領である伊奈郡南風泊浦(はえどまりうら)の代官に小宮将監(しょうげん)を任じたもの。代官は徴税などを職務とした。

「はいとまり浦公事足注文(くじあしちゅうもん)」は、応永11年に作成された南風泊浦の百姓に対する課税台帳。10組の夫婦が公事(税)の負担者としてリストアップされている。うち2組は、夫が百姓で、妻が「かつきめの百姓」である。潜女(かづきめ)(海女(あま))は百姓として陸地に定住しながら、鮑(あわび)・栄螺(さざえ)などの潜水漁を営んでいた。

宗貞茂知行宛行状(そうさだしげちぎょうあてがいじょう)
写真 釈文(読み)
はいとまり浦公事足百姓注文(くじあしちゅうもん)
写真 釈文(読み)

室町時代~明治時代 1巻

大名と一揆 終了予定日:2022年1月10日(月・祝)

名称・説明 時代 数量
紫糸肩裾取威胴丸 本館蔵 室町時代 1領

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2022年1月10日(月・祝)

名称・説明 時代 数量
横矧二枚胴具足 本館蔵
甲冑はその時代の主要武器のありようを反映している。弓矢が盛んだと大鎧。刀や薙刀だと腹巻・胴丸の類である。さらに鉄砲や鑓の歩兵集団戦が主体になると、鑓先や玉を外すために鉄板仕立の新様式の当世甲冑が流行した。
17世紀 1領
南蛮屏風 本館蔵 16~17世紀 1点
花樹草花蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵
ポルトガル人の注文によって輸出用につくられた漆器。大小の櫃と書箪笥は、ヨーロッパ家具の形態に倣うもので、京都の工房で大量に作られ、輸出された。このほか、聖龕(聖画を入れる厨子)・書見台(聖書を載せる台)・聖餅箱(オスチアを入れる容器)などのキリスト教関連漆器も作られた。
17世紀 1点

第3展示室

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2021年12月19日(日)

名称・説明 時代 数量
朝鮮通信使奉呈品目録 本館蔵
1711(正徳元)年の通信使が、亀井隠岐守茲親に贈った黒麻布、色紙、筆、硯、扇子などの品々を書き上げたもの。通信使と接した日本の人びとが、頻繁に贈答交換をしていたことを表すものとして興味深い史料。
正徳元(1711)年 1点
浮絵大祭礼唐人行列之図 本館蔵
北尾重政 画
江戸本町通りから室町へ曲がる神田祭礼の行列。全国的に祭礼の出し物として人気のあった朝鮮人仮装行列を描いたもの。18世紀半ばから流行した遠近法を取りいれて描いた『朝鮮人来朝図』をもとに、仮装の唐人(異国人)行列に本当の朝鮮通信使のイメージを重ねたもの。
18世紀後半 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2022年1月10日(月・祝)

名称・説明 時代 数量
アットゥシ(樹皮衣) 本館蔵
オヒョウなどの樹皮繊維でつくられた織物および服飾のこと。アイヌの人びとの自家用のほか、和人との交易品としても生産された。和人社会では、漁場労働や海上運輸の作業着として好まれた。また、歌舞伎衣裳として錦絵に描かれ、広く珍重されていた様子がうかがえる。
19世紀~20世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2022年2月6日(日)

名称・説明 時代 数量
ヨーゼフⅡ世肖像図蒔絵プラケット 本館蔵 18世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2022年2月20日(日)

名称・説明 時代 数量
マキリ(小刀) 本館蔵

男女ともに常に携帯する利器。調理の際の包丁や彫刻刀などとして用いられるほか、生活すべての場で使われている。古くはアイヌ自製の鋼であったが、日本との交易が盛んになると日本製の刃物にかわった。拵えには美しい彫刻を施すが、これは男の手仕事である。

  1点
ニンカリ(耳環) 本館蔵

アイヌの耳環は耳たぶに穴を開けて装着するピアスタイプのものを用いている。銀製のものや、錫、鉛などの金属を主として、下辺部にガラス玉や金属、絹片などの装飾をつける。金属部分は日本製のものが多い。

 

1点
トゥキ(杯・脚)・イクパスイ 本館蔵

アイヌの祭具のうち、酒に関わるものは漆器が多い。特に漆椀(トゥキ)を天目台に載せて用いる方式はアイヌ独特のものである。儀礼のときはトゥキに酒を注ぎ、その口縁に横たえた酒へら(イクパスイ)を手に取り、その先端を酒に浸して、神に酒を捧げる。

 

1点
鉢 本館蔵

日本製の漆器。アイヌ語でシントコといい、酒つくりや儀礼用の酒器として利用する。イオマンテ(熊送り)などの宗教儀礼のときはこれにイナウキケ(削りかけ)を巻きつけて、荘重に飾った祭具とする。

 

1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2022年3月21日(月・祝)

名称・説明 時代 数量
三線(久場春殿型) 本館蔵

琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。

現代 1点

都市の時代 終了予定日:2022年1月10日(月・祝)

名称・説明 時代 数量
紺綸子地松竹梅飛鶴模様絞振袖 本館蔵 19世紀 1領
縹縮緬地鷹狩模様染縫振袖 本館蔵 19世紀
1領
消墨色縮緬地小紋小袖 本館蔵 19世紀 1領

ひとともののながれ 終了予定日:2021年12月19日(日)

名称・説明 時代 数量
熱海名勝図 上巻 本館蔵 寛政12(1800)年 1冊
虎勢道中記 弐 本館蔵 江戸時代 1冊

村から見える近代 終了予定日:2021年12月19日(日)

名称・説明 時代 数量
聆涛閣集古帖 文房 本館蔵 18~19世紀 1冊
紅毛雑話 参 本館蔵 天明7(1787)年 1冊
虫譜図説 巻之 本館蔵

飯室庄左衛門(楽圃) 著
『栗氏千虫譜』とならぶ虫図譜の大著。飯室は幕臣の本草家。各地採集観察の虫の図と先行図譜による図とがまじる。本書も多くの写本を生み、展示本は近代の写しである

安政3(1856)年 1冊

村から見える近代 終了予定日:2022年1月16日(日)

   
名称・説明 時代 数量
稿本 千島白波 本館蔵
平田篤胤 編著
1806(文化3)年・1807年のロシアによる蝦夷地侵入や1808年のイギリス艦フェートン号の長崎侵入などの情報を詳細に収集、編纂したもの。資料集めには幕府の祐筆屋代弘賢が、関東地図の収集には近藤重蔵・最上徳内が協力した。
文化10(1813)年 1点
ロシア文字練習帳 本館蔵
篤胤のロシアに対する危機感は強く、自ら語学学習も含めてロシア研究を徹底的に行っている。このロシア文字の練習も篤胤自筆のもの。数字についてはロシア語の発音もつけられている。音韻に関する関心も深い。
文化年間(1804~1818) 1点
平田篤胤自筆等身面部図 本館蔵

篤胤の自画像。寸法を測ったうえで、等身大に描いている。月代を剃らず総髪にしていたことがわかる。当時、篤胤は65歳。亡くなる3年前である。

天保11(1840)年 1点
彦蔵自伝挿絵原画 金比羅詣りの乗船 本館蔵 19世紀 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:2022年5月8日(日)

名称・説明 時代 数量
万国総界図(ばんこくそうかいず) 本館蔵
初版は1688(貞享5)年。本図はその再版図。万国総図を基にしているが、中国や日本の書籍にも掲載されたマテオ= リッチの両半球図の影響も受けている。図の下部には、「なんばん船」「おらんだ船」の絵の代わりに、日本から海外までの里程表がある。石川流宣の作。
宝永5(1708)年 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
量地伝習録 (写本) 本館蔵

伊能忠敬(いのうただたか)の弟子の渡邊慎(わたなべしん)が、遺命をうけて測量法や製図法などを文政7年(1824)に記した書。忠敬が改良した小方儀(しょうほうぎ)(小方位盤(しょうほういばん))の図もある。展示品は、天保2年(1831)に三之分目(さんのわけめ)村(現香取市)で渡邊から借り受けて写した写本。

天保2(1831)年写 1点
小方儀および「覚」 本館蔵

伊能忠敬が方位計測に用いたものと同型の真鍮製小方儀。これを杖先に差し込んで使用した。方位の目盛は反時計回りの逆針。これと一緒に伝来した領収書(『覚』)によれば、大隈屋源助から二両で買ったことがわかる。大隈屋は江戸浅草で測量器などを販売した。

19世紀中頃 2点
算法地方大成 本館蔵

長谷川寛校閲・秋田義一編の農政全般の解説書。第五巻は真鍮製測量器の製作法や使用法の解説。測器師として本書にかかわった大野規行は、父規貞とともに伊能忠敬の測量器も作り、『量地伝習録』では測器師として推薦されている。

天保8(1837)年 1点
大野規周の引札 本館蔵

江戸浅草の大野規周は、祖父規貞・父規行と三代続く測器師。この引札は、その天文測量器・地方測量器の広告用ちらし。この頃には測量器を扱う専門店も現れ、真鍮製の精巧な測量器に対する需要も高まっていた。

嘉永2(1849)年 1点
象限儀 本館蔵

象限儀は上下の角度を測る器具。目標物を見通す線に象限儀の一辺をあわせ、振り子針の指し示す角度を読み取る。展示品は真鍮製の小型象限儀で携帯に便利。背面に「法眼規周」の刻印があり、大野規周の作であることがわかる。

19世紀 1点
経緯儀 本館蔵

大方儀は、水平の方位だけでなく上下の角度も計測することができる。山の高さや谷の深さなどを測るのに使用する。真鍮製で、大野規周の引札にみえる大方儀とほぼ同型のもの。

19世紀 1点

第4展示室

「民俗」へのまなざし 終了予定日:2022年1月10日(月・祝)

 
名称・説明 時代 数量
ステンドキルト風アイヌ紋様タペストリー 本館蔵 2009年 1点