総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室 第4展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2020年6月30日から夏服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2020年10月11日(日)

 
名称・説明 時代 数量
釋摩訶衍論(しゃくまかえんろん) 巻第三 本館蔵
10世紀前半頃に書写された仏典の注釈書。巻首の4紙には朱書の乎己止点(特殊点)が加えられているが、これも10世紀前半のものである。
10世紀 1巻
伊勢物語 天福本(後西天皇筆) 本館蔵
後西天皇(1637~1685)が書写した写本で、料紙には金銀泥や緑青などによる草花蝶鳥等の装飾下絵が施されている。巻末に天文16年(1547)に冷泉為和が書写した写本の奥書が写されている。
江戸時代 1巻
源氏物語 若菜下(高松宮家伝来禁裏本) 本館蔵
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
長享2(1488)年 1冊

印刷文化 終了予定日:2020年10月4日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】宋版漢書(慶元刊本) 巻十三 本館蔵
南宋慶元刊本として完存。「建安劉元起刊/丁家塾之敬室」「建安黄善夫刊/丁家塾之敬室」の刊記ならびに慶元年間の建安劉之問識語がある。刊年・出版地・伝来は『史記』に同じ。
12世紀 1冊
【重要文化財】 宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第八 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第四三 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第五末 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第四一冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 巻第七 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本貞観政要 巻第三 本館蔵
関ヶ原合戦直前の慶長5年2月、西笑承兌が徳川家康の命により刊行した旨の刊記がある。ここには家康が、秀吉の遺命により秀頼をよく輔佐していることを讃えているのが注目される。
慶長5(1600)年刊 1冊
版本源氏物語 古活字版 手習 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本謡曲(古活字版・嵯峨本)八島 本館蔵
観世流謡本百番のうち、表紙には雲母刷模様を施した色紙を用いる。本文料紙には一面に雲母を引きその上に雲母刷模様を施したもの(第1種)と、模様を省略したもの(第2種)等がある。
17世紀 1冊

大名と一揆 終了予定日:2020年10月4日(日)

名称・説明 時代 数量
紫糸肩裾取威胴丸 本館蔵 16世紀 1領
雑々古文書 第一巻 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた土地売券類の巻物。

上の文書は、姫夜叉女(ひめやしゃめ)が屋地を売却した際の売券(ばいけん)。下の文書は、左衛門尉資泰(さえもんもじょうすけやす)が屋地を売却した際の売券。上の文書で「相共」として姫夜叉女と連署した人物は夫と見られ、売却された屋地が夫婦の共有財産になっていたことがうかがえる。

姫夜叉女屋地売券(ひめやしゃめやちばいけん)
写真 釈文(読み)
左衛門尉資泰屋地売券(さえもんのじょうすけやすやちばいけん)
写真 釈文(読み)

平安~室町時代 1幅
武家古文書 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた、鎌倉~戦国時代の武家関係文書の巻物。

陸奥国(むつのくに)白河荘(しらかわのしょう)(現福島県白河市)の武士の結城直朝(ゆうきなおとも)が上乗院(じょうじょういん)の奉行所に発給した書状。同国菊田荘(きくたのしょう)(現同県いわき市)の代官職(だいかんしき)に任命されたことにつき、毎年年貢五百貫文の進上と、未納の場合は代官職の解任を約束している。

結城直朝請文(ゆうきなおともうけぶみ)
写真1 写真2 釈文(読み)

鎌倉~戦国時代 1幅

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2020年10月4日(日)

名称・説明 時代 数量
日本製漆器は、西洋では「ジャパンjapan」とよばれて珍重された。宣教師らによって、布教に必要な聖龕(キリスト教の聖画を収める厨子)、書見台などが注文されたほか、一般の貿易品として、大小の櫃や抽斗付の書箪笥が大量に輸出された。平蒔絵と螺鈿の技法を用いて、幾何学文や花鳥文をびっしりと描くのが特徴。
花樹鳥蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵

空間を充填するように密に文様を描く例は、伝統的な蒔絵装飾には認められず、インドやイスラムの装飾様式の影響を受けたものと推測される。

16~17世紀 1点
扇面蒔絵螺鈿洋櫃(台付) 本館蔵

付属の台は、「ジャパニング」と呼ばれる模造漆技術によってヨーロッパで製作されたもの。

17世紀 1点
花鳥蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵 16~17世紀 1領
草花蒔絵螺鈿箪笥 本館蔵

大小八個の抽斗をおさめる箪笥。南蛮漆器の主要品目は洋櫃と箪笥であった。多くの箪笥は、前面に倒れる形式の蓋を有する書箪笥(escritorio)であったが、本資料は前蓋を持たない点がやや珍しい。

16~17世紀 1点

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2020年12月6日(日)

名称・説明 時代 数量
横矧二枚胴具足 本館蔵 17世紀 1領

第3展示室

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2020年10月4日(日)

名称・説明 時代 数量
アツシ 本館蔵

オヒョウなどの樹皮繊維でつくられた織物および服飾のこと。アイヌの人びとの自家用のほか、和人との交易品としても生産された。和人社会では、漁場労働や海上運輸の作業着として好まれた。また、歌舞伎衣裳として錦絵に描かれ、広く珍重されていた様子がうかがえる。

江戸時代~明治時代 1点
ヨーゼフⅡ世肖像図蒔絵螺鈿プラケット 本館蔵
肖像図蒔絵プラケット
王侯など著名人の肖像を蒔絵で表したプラケットは、壁に掛けて装飾とするもので、1780年から1800年前後にかけての比較的短い期間に、オランダ人の注文を受けて輸出された。銅板に漆を焼き付け、精巧な蒔絵や螺鈿の漆工技術で西洋の銅版画の図柄を写しとっている。
18世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2020年10月11日(日)

名称・説明 時代 数量
マキリ 本館蔵

男女ともに常に携帯する利器。調理の際の包丁や彫刻刀などとして用いられるほか、生活すべての場で使われている。古くはアイヌ自製の鋼であったが、日本との交易が盛んになると日本製の刃物にかわった。拵えには美しい彫刻を施すが、これは男の手仕事である。

  1点
ニンカリ(耳環) 本館蔵

アイヌの耳環は耳たぶに穴を開けて装着するピアスタイプのものを用いている。銀製のものや、錫、鉛などの金属を主として、下辺部にガラス玉や金属、絹片などの装飾をつける。金属部分は日本製のものが多い。

 

1点
トゥキ(杯・脚)・イクパスイ 本館蔵

アイヌの祭具のうち、酒に関わるものは漆器が多い。特に漆椀(トゥキ)を天目台に載せて用いる方式はアイヌ独特のものである。儀礼のときはトゥキに酒を注ぎ、その口縁に横たえた酒へら(イクパスイ)を手に取り、その先端を酒に浸して、神に酒を捧げる。

 

1点
片口 本館蔵

日本製の漆器。アイヌ語でシントコといい、酒つくりや儀礼用の酒器として利用する。イオマンテ(熊送り)などの宗教儀礼のときはこれにイナウキケ(削りかけ)を巻きつけて、荘重に飾った祭具とする。

 

1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2020年11月15日(日)

名称・説明 時代 数量
御免朝鮮人大行列記(ごめんちょうせんじんだいぎょうれつき) 本館蔵

通信使来日のたびに製作されたガイドブックの一つ。沿道で見物する人びとは、これを参考にして江戸城に登城する行列の構成や旗印などを楽しんだ。この本は、翌年に来日予定の通信使を見込んで、江戸で印刷・販売されたもので、挿絵は前回の行列図をほぼ踏襲している。

宝暦13年(1763) 1点
三線(真壁型) 本館蔵

琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。

現代 1点

都市の時代 終了予定日:2020年10月4日(日)

名称・説明 時代 数量
紫魚子地蝙蝠撫子竹模様染縫小袖(むらさきななこじこうもりなでしこたけもようそめぬいこそで) 本館蔵 19世紀~20世紀 1領
紅練緯地菊籬肩裾模様友禅染振袖(べにねりぬきじきくまがきかたすそもようゆうぜんぞめふりそで) 本館蔵 19世紀
1領
縹縮緬地松葉梅丸小紋振袖(はなだちりめんじまつばうめまるこもんふりそで) 本館蔵 江戸時代~明治時代 1領
百合唐草文紅染象牙蒔絵平簪(ゆりからくさもんあかぞめぞうげまきえひらかんざし) 本館蔵 江戸時代 1点
猿飾簪(さるかざりかんざし) 本館蔵 18世紀~19世紀 1点
猿飾簪(さるかざりかんざし) 本館蔵 18世紀~19世紀 1点
井桁蝙蝠簪(いげたこうもりかんざし) 本館蔵 江戸時代~明治時代 1点
葵葉簪(あおいのはかんざし) 本館蔵 江戸時代~明治時代 1点
銀杏文緑染象牙飾簪(いちょうぶんみどりそめぞうげかざりかんざし) 本館蔵 江戸時代~明治時代 1点
洋銀鍍金牡丹透彫平打簪(ようぎんときんぼたんすかしぼりひらうちかんざし) 本館蔵 江戸時代~明治時代 1点
銀雲月兎透彫平打簪(ぎんくもつきうさぎすかしぼりひらうちかんざし) 本館蔵 江戸時代 1点
洋銀千鳥透簪(ようぎんちどりすかしかんざし) 本館蔵 江戸時代 1点
洋銀笹竹透彫平打簪(ようぎんささたけすかしぼりひらうちかんざし) 本館蔵 江戸時代 1点
銀鍍金牡丹透彫平打簪(ぎんときんぼたんすかしぼりひらうちかんざし) 本館蔵 江戸時代 1点

ひとともののながれ 終了予定日:2020年10月11日(日)

名称・説明 時代 数量
虎勢道中記 参 本館蔵 19世紀 1冊
東海道五十三次勝景 後編下 本館蔵 明治2(1869)年 1冊

村から見える近代 終了予定日:2020年10月11日(日)

名称・説明 時代 数量
聆涛閣集古帖(れいとうかくしゅうこちょう)(威奈大村骨蔵器) 本館蔵 18~19世紀 1冊

村から見える近代 終了予定日:2020年11月15日(日)

名称・説明 時代 数量
紅毛雑話 参 本館蔵

森島中良 著
『紅毛雑話』にみえる顕微鏡用法の図解。「虫をはさむ板は象牙にて作り、穴へ雲母を切入、其間へ虫をはさみ」と説く。同書には、虫の観察例も図示されている。

寛政8(1796)年 1冊
虫譜図説(ちゅうふずせつ) 巻之一〇 本館蔵
飯室庄左衛門(楽圃) 著
『栗氏千虫譜』とならぶ虫図譜の大著。飯室は幕臣の本草家。各地採集観察の虫の図と先行図譜による図とがまじる。本書も多くの写本を生み、展示本は近代の写しである
19世紀~20世紀 1冊
平田篤胤自筆等身面部図A 本館蔵
篤胤の自画像。寸法を測ったうえで、等身大に描いている。月代を剃らず総髪にしていたことがわかる。当時、篤胤は65歳。亡くなる3年前である。
天保11(1840)年 1点
道統礼式 本館蔵
篤胤が教えた学問の種類と謝礼の金額などを示した一覧。その専門分野は古道学(狭義の国学)以外に、暦学・易学・軍学・玄学(老荘の学)と、広い範囲にわたっていたことがわかる。
天保7(1836)年 1点
彦蔵自伝挿絵原画(ひこぞうじでんさしえげんが) 生家(カ)図面(単色) 本館蔵 19世紀 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:2020年11月29日(日)

名称・説明 時代 数量
聆涛閣集古帖 本館蔵
延暦24(805)年の改定と伝えられる日本図を原図とする手書き日本図。簡略な曲線で諸国を重ねるように描いており、行基図と呼ばれる古い日本図の特徴をよく備えている。18世紀後半から19世紀にかけて、摂津国兎原郡住吉村(現神戸市)の吉田家で収集した古図の模写などを集めた『集古帖』に収録されている。
18世紀~19世紀 1点
行基菩薩説大日本国図 本館蔵
刊行された代表的な行基図。「なかさき」の記載から、オランダ商館が長崎へ移転した寛永18(1641)年以後の作とわかる。周囲に、「かうらい(高麗)」「りうきう(琉球)」とならんで、架空の土地「かりのみち(雁道)」「らせつこく(羅刹国)」がある。余白に、天の高さ、国土の広さ、田畠の面積(町数)、男女別人口などの数値を載せる。
17世紀 1点
日本国之図 慶安四年版 本館蔵
陸地の形は行基図とあまり変わらないが、各国に城形の記号とともに城下名が記載され、これまでより国内の地名が増えている。右端には諸国の石高や、長崎からアジア各地までの距離、男女別人口などが記載される。末尾に「于時慶安四歳辛卯 孟秋良日」とある。
慶安4年(1651) 1点
扶桑国之図 寛文六年 本館蔵
伝統的な行基図から脱して、海岸線は出入りに富んで詳しくなっている。一方、下端にみえる「夫図ハ行基ぼさつの所図也」の記載や、南北に架空の土地を描くなど、依然として行基図の伝統も残る。蝦夷地(現北海道)が、本州東方の南北に延びる陸地として描かれるのは、17世紀後半の日本図の特徴である。
寛文6年(1666) 1点
新版 日本絵図并名所入 本館蔵
陸地の形態は不正確だが、題名のとおり諸国の名所や旧跡が絵画的に多数描かれている。本州東方に2つに分かれて大きく描かれた蝦夷地(現北海道)は、17世紀後半の日本図の特徴を示す。日本の北と南には架空の土地「かんたう(雁道)」「らせつこく(羅刹国)」もみえる。
元禄4年(1691) 1点
本朝図鑑綱目 本館蔵

浮世絵師石川流宣の作。陸地の形態は不正確だが、諸藩の大名とこく石だか高、主要街道の宿駅と距離、諸国の名所などの国内情報を豊富に載せる。これを詳細かつ大型にした元禄4(1691)年初版の日本海山潮陸図とともに、18世紀後半まで重版され広く社会に普及した。

貞享4年(1687) 1点
改正日本輿地路程全図 増修定本 本館蔵
水戸藩の儒学者長久保赤水による安永8(1779)年刊日本図の寛政増補版。陸地の形態の正確さ、緯度の記入、架空の土地の消失など、科学性を重視している。国内情報を重視した石川流宣の日本図にかわって、幕末まで重版されて広く社会に普及した。
寛政3年(1791) 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
量地伝習録 (写本) 本館蔵

伊能忠敬(いのうただたか)の弟子の渡邊慎(わたなべしん)が、遺命をうけて測量法や製図法などを文政7年(1824)に記した書。忠敬が改良した小方儀(しょうほうぎ)(小方位盤(しょうほういばん))の図もある。展示品は、天保2年(1831)に三之分目(さんのわけめ)村(現香取市)で渡邊から借り受けて写した写本。

天保2(1831)年写 1点
小方儀および「覚」 本館蔵

伊能忠敬が方位計測に用いたものと同型の真鍮製小方儀。これを杖先に差し込んで使用した。方位の目盛は反時計回りの逆針。これと一緒に伝来した領収書(『覚』)によれば、大隈屋源助から二両で買ったことがわかる。大隈屋は江戸浅草で測量器などを販売した。

19世紀中頃 2点
算法地方大成 本館蔵

長谷川寛校閲・秋田義一編の農政全般の解説書。第五巻は真鍮製測量器の製作法や使用法の解説。測器師として本書にかかわった大野規行は、父規貞とともに伊能忠敬の測量器も作り、『量地伝習録』では測器師として推薦されている。

天保8(1837)年 1点
大野規周の引札 本館蔵

江戸浅草の大野規周は、祖父規貞・父規行と三代続く測器師。この引札は、その天文測量器・地方測量器の広告用ちらし。この頃には測量器を扱う専門店も現れ、真鍮製の精巧な測量器に対する需要も高まっていた。

嘉永2(1849)年 1点
象限儀 本館蔵

象限儀は上下の角度を測る器具。目標物を見通す線に象限儀の一辺をあわせ、振り子針の指し示す角度を読み取る。展示品は真鍮製の小型象限儀で携帯に便利。背面に「法眼規周」の刻印があり、大野規周の作であることがわかる。

19世紀 1点
経緯儀 本館蔵

大方儀は、水平の方位だけでなく上下の角度も計測することができる。山の高さや谷の深さなどを測るのに使用する。真鍮製で、大野規周の引札にみえる大方儀とほぼ同型のもの。

19世紀 1点

第4展示室

「民俗」へのまなざし 終了予定日:2020年10月11日(日)

 
名称・説明 時代 数量
ステンドキルト風アイヌ紋様タペストリー 本館蔵 平成21(2009)年 1点