総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室 第4展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2022年5月24日から夏服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2022年10月10日(月・祝)

名称・説明 時代 数量
類聚雑要抄 巻第二 本館蔵
貴族階級に必要な有職(宮廷の儀礼等に関する知識)についてまとめた書。12世紀末頃に成立。饗宴の際の饗鐉(もてなしの膳)や寝殿の内部とその調度などを、彩色によって詳細に描いている。平安時代末期の有職故実研究の重要な資料。
18世紀 1巻
西宮記 巻第一一 本館蔵
平安時代中期に、醍醐天皇皇子の源高明(914~982)によって作られた私撰の儀式書。書名は平安京右京(西京)にあった邸宅にちなんで、高明を「西宮左大臣」と呼んだことによる。村上天皇の頃の恒例・臨時の儀式、政務の進め方などが勘物(事例などの書き込み)とともに記されている。全23冊。
江戸時代 1冊
江家次第 第一一冊 本館蔵
平安時代後期に大江匡房(1041~1111)が後二条関白藤原師通の命によって編さんした私撰の儀式書。別名『江次第』。天永2年(1111)頃の成立。全21巻(巻16・21を欠く)。恒例の朝議、臨時の神事・仏事、政務の進め方などが記されている。
江戸時代 1冊
摩利支天抄 本館蔵
摩利支天(護身・勝利などをつかさどる武士の守り本尊)に関する儀式軌則やさまざまな事柄について、諸書から記事を引用し集成した書。12世紀の写本で、全文にわたって同時期の墨書の仮名・返り点などが加えられている。
12世紀 1巻
源氏物語 帚木 本館蔵(旧高松宮家禁裏本)
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
14世紀 1巻
古今和歌集(俊成本)上 本館蔵
10世紀初期に成立した勅撰和歌集。巻末に永暦2年(1161)の藤原俊成の奥書が書写されている。俊成が校勘・書写した、いわゆる俊成本の古写本であり、その古い形態を伝える最古本として貴重である。
13世紀後期 1巻

印刷文化 終了予定日:2022年10月2日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】宋版史記(黄善夫刊本) 巻三六 本館蔵
史記集解・索隠・正義の三注合刻本で、全130巻完存した現在最古本。「建安黄善夫刊・于家塾之敬室」の刊記があり、建安(現在福建省)で刊行。直江兼続・上杉藩校興譲館伝来。
南宋慶元年間(1195~1201)刊か 1冊
【重要文化財】宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第三〇 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第二二 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第一〇 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第一七冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 巻第一 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本貞観政要 巻第二 本館蔵
関ヶ原合戦直前の慶長5年2月、西笑承兌が徳川家康の命により刊行した旨の刊記がある。ここには家康が、秀吉の遺命により秀頼をよく輔佐していることを讃えているのが注目される。
慶長5年(1600)刊 1冊
版本源氏物語 古活字版 初音 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本太平記(古活字版) 巻第三九・四〇 本館蔵
太平記は古活字版の国文学書の中でも最も早く開版され、重版も多い。本書も刊記には「慶長十五年(1610)」とあるが、開版時の刊記を継承した元和~寛永ころの重版と推定される。
17世紀前期 1冊

大名と一揆 終了予定日:2022年10月2日(日)

名称・説明 時代 数量
藍韋威腹巻 本館蔵 室町時代 1領
雑々古文書 第2巻 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた土地売券類の巻物。

右の文書は、任雅(にんが)が小栗栖(おぐるす)の田地を讃岐阿闍梨(さぬきあじゃり)から相続した旨を記したもの。讃岐阿闍梨の譲状(ゆずりじょう)の代わりに、本文書を作成したことが記されている。左の文書は、円阿(えんあ)が西南院辻子(さいなんいんのずし)にある家などの権利を放棄する旨を記した去文(さりぶみ)。去文は、譲状・売券(ばいけん)とともに、財産の所有権の所在を示す証文類の一つである。

任雅田地譲状(にんがでんちゆずりじょう)
写真 釈文(読み)
円阿去文(えんあさりぶみ)
写真 釈文(読み)

平安時代~室町時代 1巻
武家古文書 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた、鎌倉~戦国時代の武家関係文書の巻物。

鎌倉幕府の執権(しっけん)である北条泰時(ほうじょうやすとき)が、将軍藤原頼経(ふじわらのよりつね)の命令を受けて発給した文書。

武蔵国(むさしのくに)足立郡(あだちぐん)(現埼玉県鴻巣市から東京都足立区までの地域)の年貢を丹波国(たんばのくに)日置荘(ひおきのしょう)(現京都府篠山市)と日向国(ひゅうがのくに)宮崎荘(みやざきのしょう)(現宮崎県宮崎市)の地頭職(じとうしき)と交換し、赤子御前(あかごごぜん)の所領とすることを命じている。

関東下知状(かんとうげちじょう)(竪紙)(たてがみ)
写真 釈文(読み)

鎌倉時代~室町時代 1幅

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2023年1月9日(月・祝)

名称・説明 時代 数量
横矧二枚胴具足 本館蔵
甲冑はその時代の主要武器のありようを反映している。弓矢が盛んだと大鎧。刀や薙刀だと腹巻・胴丸の類である。さらに鉄砲や鑓の歩兵集団戦が主体になると、鑓先や玉を外すために鉄板仕立の新様式の当世甲冑が流行した。
16世紀 1点

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2022年10月2日(日)

名称・説明 時代 数量
花樹草花蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵
ドーム形に湾曲した蓋をもつ櫃は、南蛮漆器の花形商品であった。宝石のほか小物入れとして用いられたもの。
桃山時代
(16~17世紀)
1点
花樹鹿虎蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵 桃山時代
(16~17世紀)
1点
花鳥蒔絵螺鈿抽斗付平櫃 本館蔵
オランダ東インド会社の記録によれば、1635年から45年にかけて、輸出品の櫃の形式が、従来のドーム形の蓋をもつ櫃から、平らな蓋をもつ櫃へと徐々に変化していったことがわかる。南蛮様式の輸出漆器の最末期にあたるもの。
江戸時代初期(1630年代~40年代) 1点
藤秋草鳥蒔絵螺鈿箪笥 本館蔵
通常の書箪笥より、やや小ぶりの箪笥。東インド会社の記録によれば、1635年から45年の時期を境に、前蓋のかわりに観音開きの扉をもつ箪笥の輸出量が増えている。ただし、本資料は、新しい需要にあわせてヨーロッパで改装されたものであろう。
桃山時代
(16~17世紀)
1点

第3展示室

国際社会のなかの近世日本 終了予定日:2022年10月2日(日)

名称・説明 時代 数量
アツシ 本館蔵
オヒョウなどの樹皮繊維でつくられた織物および服飾のこと。アイヌの人びとの自家用のほか、和人との交易品としても生産された。和人社会では、漁場労働や海上運輸の作業着として好まれた。また、歌舞伎衣裳として錦絵に描かれ、広く珍重されていた様子がうかがえる。
19~20世紀 1点
グスタフⅢ世肖像図蒔絵プラケット 本館蔵

王侯など著名人の肖像を蒔絵で表したプラケットは、壁に掛けて装飾とするもので、1780年から1800年前後にかけての比較的短い期間に、オランダ人の注文を受けて輸出された。銅板に漆を焼き付け、精巧な蒔絵や螺鈿の漆工技術で西洋の銅版画の図柄を写しとっている。

1788年 1点

国際社会のなかの近世日本 終了予定日:2022年10月30日(日)

名称・説明 時代 数量
三線(真壁型) 本館蔵

琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。

現代 1点

国際社会のなかの近世日本 終了予定日:2022年11月20日(日)

名称・説明 時代 数量
マキリ(小刀) 本館蔵

男女ともに常に携帯する利器。調理の際の包丁や彫刻刀などとして用いられるほか、生活すべての場で使われている。古くはアイヌ自製の鋼であったが、日本との交易が盛んになると日本製の刃物にかわった。拵えには美しい彫刻を施すが、これは男の手仕事である。

  1点
ニンカリ(耳環) 本館蔵

アイヌの耳環は耳たぶに穴を開けて装着するピアスタイプのものを用いている。銀製のものや、錫、鉛などの金属を主として、下辺部にガラス玉や金属、絹片などの装飾をつける。金属部分は日本製のものが多い。

 

1点
トゥキ(杯・脚)・イクパスイ 本館蔵

アイヌの祭具のうち、酒に関わるものは漆器が多い。特に漆椀(トゥキ)を天目台に載せて用いる方式はアイヌ独特のものである。儀礼のときはトゥキに酒を注ぎ、その口縁に横たえた酒へら(イクパスイ)を手に取り、その先端を酒に浸して、神に酒を捧げる。

 

1点
片口 本館蔵

 

1点
御免朝鮮人大行列記大全 本館蔵
通信使来日のたびに製作されたガイドブックの一つ。沿道で見物する人びとは、これを参考にして楽しんだ。京都で出版されたもので、大名が提供する船で淀川を上る船行列が詳しく描かれているのが特徴。日朝関係や通信使の歴史の記述も詳しいが、虚実ないまぜである。
宝暦13(1763)年 1点

都市の時代 終了予定日:2022年10月2日(日)

名称・説明 時代 数量
赤茶紋縮緬地楓秋草模様縫小袖 本館蔵
公家女性の礼服には二種類の特徴的なデザインがある。ひとつは、草花の折枝と有職風の幾何文ないし紋章をゆったりと散らすもの。もうひとつは、草花の立木を中心として構成した風景模様である。いずれも技術的には刺繍が多用される。
  1領
縹縮緬地松葉梅丸小紋振袖 本館蔵
武家女性の礼服には二種類の特徴的なデザインがある。ひとつは、束にした有職風の幾何文ないし器物で埋めつくすもの、もうひとつは、風景の中に象徴的なモティーフを散りばめて文芸を暗示するものである。いずれも技術的には刺繍や型を用いた鹿の子絞りが多用される。
  1領
水浅葱縮緬地菊籬模様友禅染縫振袖 本館蔵
中層以上の町方女性の間では、紋付の黒無地または裾にのみ模様をほどこす裾模様が礼服であった。また、型染めで細かな文様を染め出した小紋を晴着として着用し、とくに紋付のものは礼服としても用いられた。
  1領
笹蔓文蒔絵櫛 本館蔵   1点
菊象嵌檀木櫛 本館蔵   1点
揚羽蝶金具打鼈甲櫛 本館蔵   1点
秋草虫蒔絵鼈甲櫛 本館蔵   1点
近江八景蒔絵鼈甲櫛 本館蔵   1点
唐子遊戯図蒔絵鼈甲櫛 本館蔵   1点
黒漆牡丹唐草文線象嵌櫛 本館蔵   1点
金地銀金具宝尽櫛 本館蔵   1点

ひとともののながれ 終了予定日:2022年10月10日(月・祝)

名称・説明 時代 数量
神奈川及び箱根江尻龍華寺景図 本館蔵 江戸時代 1冊

ひとともののながれ 終了予定日:2022年12月18日(日)

名称・説明 時代 数量
東海道絵巻 本館蔵 江戸時代 1巻

村からみえる『近代』 終了予定日:2022年10月10日(月・祝)

名称・説明 時代 数量
彦蔵自伝挿絵原画 故郷の生家 本館蔵 19世紀 1点
聆涛閣集古帖 大仏開眼と唐紙(文房) 本館蔵 18~19世紀 1冊

村からみえる『近代』 終了予定日:2022年11月20日(日)

名称・説明 時代 数量
紅毛雑話 弐巻 本館蔵

森島中良 著
『紅毛雑話』にみえる顕微鏡用法の図解。「虫をはさむ板は象牙にて作り、穴へ雲母を切入、其間へ虫をはさみ」と説く。同書には、虫の観察例も図示されている。

天明7(1787)年 1点
虫譜図説 巻之一〇 本館蔵

飯室庄左衛門(楽圃) 著
『栗氏千虫譜』とならぶ虫図譜の大著。飯室は幕臣の本草家。各地採集観察の虫の図と先行図譜による図とがまじる。本書も多くの写本を生み、展示本は近代の写しである。

安政3(1856)年 1冊
平田篤胤自筆等身面部図(A) 本館蔵 1点
道統禮式 本館蔵 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:2022年11月13日(日)

名称・説明 時代 数量
自大坂至御国之図 本館蔵

本絵図は大坂より福岡に至る街道絵図である。旅中、特に注意すべき所は朱で書かれている。

19世紀 1点
久保田より江戸道中記 本館蔵

秋田より江戸までの絵図である。後書には江戸において赤坂吉敬所持のものを松田都光が写したとある。

安政2(1855年)年 1点
下通之図 本館蔵

加賀藩の参勤交代路を描いたものである。加賀藩の参勤交代路は金沢-富山-中山道-江戸と金沢―福井―中山道、金沢―福井-東海道のルートがあったが、本絵図は富山経由である。

19世紀(文政年間) 1点
日光社参沿道絵図 本館蔵

本絵図は江戸から日光までを詳細に描いた街道絵図である。本絵図は大名あるいは将軍の日光社参のために描かせた可能性もある。

19世紀 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
量地伝習録 (写本) 本館蔵

伊能忠敬(いのうただたか)の弟子の渡邊慎(わたなべしん)が、遺命をうけて測量法や製図法などを文政7年(1824)に記した書。忠敬が改良した小方儀(しょうほうぎ)(小方位盤(しょうほういばん))の図もある。展示品は、天保2年(1831)に三之分目(さんのわけめ)村(現香取市)で渡邊から借り受けて写した写本。

天保2(1831)年写 1点
小方儀および「覚」 本館蔵

伊能忠敬が方位計測に用いたものと同型の真鍮製小方儀。これを杖先に差し込んで使用した。方位の目盛は反時計回りの逆針。これと一緒に伝来した領収書(『覚』)によれば、大隈屋源助から二両で買ったことがわかる。大隈屋は江戸浅草で測量器などを販売した。

19世紀中頃 2点
算法地方大成 本館蔵

長谷川寛校閲・秋田義一編の農政全般の解説書。第五巻は真鍮製測量器の製作法や使用法の解説。測器師として本書にかかわった大野規行は、父規貞とともに伊能忠敬の測量器も作り、『量地伝習録』では測器師として推薦されている。

天保8(1837)年 1点
大野規周の引札 本館蔵

江戸浅草の大野規周は、祖父規貞・父規行と三代続く測器師。この引札は、その天文測量器・地方測量器の広告用ちらし。この頃には測量器を扱う専門店も現れ、真鍮製の精巧な測量器に対する需要も高まっていた。

嘉永2(1849)年 1点
象限儀 本館蔵

象限儀は上下の角度を測る器具。目標物を見通す線に象限儀の一辺をあわせ、振り子針の指し示す角度を読み取る。展示品は真鍮製の小型象限儀で携帯に便利。背面に「法眼規周」の刻印があり、大野規周の作であることがわかる。

19世紀 1点
大方儀 本館蔵

大方儀は、水平の方位だけでなく上下の角度も計測することができる。山の高さや谷の深さなどを測るのに使用する。真鍮製で、大野規周の引札にみえる大方儀とほぼ同型のもの。

19世紀 1点

第4展示室

「民俗」へのまなざし 終了予定日:2022年10月30日(日)

 
名称・説明 時代 数量
クエアシカイペネプタアン(版画) 本館蔵 2010年 1点