総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2018年10月10日から冬服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2019年5月19日(日)

名称・説明 時代 数量
西宮記(さいきゅうき) 巻第十四 本館蔵
平安時代中期に、醍醐天皇皇子の源高明(914~982)によって作られた私撰の儀式書。書名は平安京右京(西京)にあった邸宅にちなんで、高明を「西宮左大臣」と呼んだことによる。村上天皇の頃の恒例・臨時の儀式、政務の進め方などが勘物(事例などの書き込み)とともに記されている。全23冊。
江戸時代 1冊
江家次第(ごうけしだい) 巻第十八 臨時三 本館蔵

平安時代後期に大江匡房(1041~1111)が後二条関白藤原師通の命によって編さんした私撰の儀式書。別名『江次第』。天永2年(1111)頃の成立。全21巻(巻16・21を欠く)。恒 例の朝議、臨時の神事・仏事、政務の進め方などが記されている。

江戸時代 1冊
【国宝】金光明最勝経(こんこうみょうさいしょうおうきょう) 巻第八 奈良県西大寺所蔵
天平宝字6年2月8日、百済豊虫が両親の追善のために発願した供養経。全巻にわたって白点(第二群点)と白書の注記があり、さらに朱点が加筆されている。白点は天長7年(830)頃と推定されている。また朱点は喜多院点で、承徳元年(1097)に加えられた。
8世紀 1巻
釋摩訶衍論(しゃくまかえんろん) 巻第二 本館蔵
10世紀前半頃に書写された仏典の注釈書。角筆(象牙などで作った細い棒の先を尖らせた筆記用具)で書かれた片仮名・乎己止点が加えられているが、いずれも10世紀前半に加点されたもの。角筆は凹線のため見にくい。
10世紀 1巻
古今和歌集(こきんわかしゅう)(俊成本(しゅんぜいぼん))上 本館蔵
10世紀初期に成立した勅撰和歌集。巻末に永暦2年(1161)の藤原俊成の奥書が書写されている。俊成が校勘・書写した、いわゆる俊成本の古写本であり、その古い形態を伝える最古本として貴重である。
13世紀後期 1冊
源氏物語 少女(おとめ) 本館蔵
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
長享2(1488)年 1冊

印刷文化 終了予定日:2019年5月6日(月)

名称・説明 時代 数量
【国宝】 宋版漢書 慶元刊本 第九巻 本館蔵
南宋慶元刊本として完存。「建安劉元起刊/于家塾之敬室」「建安黄善夫刊/于家塾之敬室」の刊記ならびに慶元年間の建安劉之問識語がある。刊年・出版地・伝来は『史記』に同じ。
南宋慶元年間
(1195~1201)刊か
1冊
【重要文化財】 宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第二九 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第二九 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第八本 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第二七冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 第三 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本貞観政要 巻第一 本館蔵
関ヶ原合戦直前の慶長5年2月、西笑承兌が徳川家康の命により刊行した旨の刊記がある。ここには家康が、秀吉の遺命により秀頼をよく輔佐していることを讃えているのが注目される。
慶長5(1600)年刊 1冊
版本源氏物語 古活字版 巻第四 夕霧 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本太平記 巻第一五・一六 本館蔵
太平記は古活字版の国文学書の中でも最も早く開版され、重版も多い。本書も刊記には「慶長十五年(1610)」とあるが、開版時の刊記を継承した元和~寛永ころの重版と推定される。
17世紀前期 1冊

大名と一揆 終了予定日:2019年5月6日(月)

名称・説明 時代 数量
【重要文化財】 色々威腹巻大袖付 本館蔵 16世紀 1領
後小松天皇口宣写(ごこまつてんのうくぜんうつし) 広橋家文書 本館蔵

後小松天皇(ごこまつてんのう)の意思を受けて、蔵人頭(くろうどのとう)平(たいらの)(安居院(あんごいん))知輔(ともすけ)が作成した口宣(くぜん)の写。嘉慶(かきょう)の次の年号を決めるため、年号(「年号字」)の案を提出させる公家七名を指名したもの。
写真 釈文(読み)

14世紀

1巻
後柏原天皇綸旨(ごかしわばらてんのうりんじ) 広橋家文書 本館蔵

後柏原天皇の意向を受けて、蔵人頭(くろうどのとう)の庭田重親(にわだしげちか)が大納言(だいなごん)広橋守光(ひろはしもりみつ)に宛てて送った綸旨。守光に、(八月)二十三日に行われる改元定(かいげんさだめ)(新たな元号を審議する会議)に出席するよう命じている。重親と守光の存生時で八月二十三日に改元したのは大永(だいえい)元年なので、大永改元の際のものと判明する。
写真 釈文(読み)

16世紀 1巻
菅原長淳年号勘文写(すがわらのながあつねんごうかんもんうつし) 広橋家文書 本館蔵

菅原(すがわらの)(東坊城(ひがしぼうじょう))長淳(ながあつ)から提出された年号勘文の写。時安・寛安・享禄の三つの案と、それぞれの引文(典拠となる中国の古典)が記されている。この時は、ここにある「享禄」(典拠は『周易程氏伝』)が採用された。

なお、改元定に出された勘文では「時安」が「龍徳」に変わっていたことが分かるので、これは事前調整のための「内勘文」の写と考えられる。

写真 釈文(読み)

16世紀 1巻
菅原長淳書状(年号勘文添状(ねんごうかんもんそえじょう)) 広橋家文書 本館蔵

大永八年(一五二八)に行われた享禄度の改元において、菅原(東坊城)長淳が年号勘文を提出した際の添状。この後、改元定の会議が八月二十日に行なわれており、その七日前に出されたことが分かる。

写真 釈文(読み)

16世紀 1巻

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2019年5月6日(月)

名称・説明 時代 数量
花樹草花蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵 16世紀末~17世紀初(桃山時代) 1点
花樹鹿虎蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵 16世紀末~17世紀初(桃山時代) 1点
花鳥蒔絵螺鈿抽斗付平櫃 本館蔵 17世紀前半 1点
藤秋草鳥蒔絵螺鈿箪笥 本館蔵 16世紀末~17世紀前半(桃山~江戸時代) 1点

大航海時代のなかの日本 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
錆地五枚胴具足 本館蔵 文禄3(1594)年 1領

第3展示室

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2019年4月23日(火)

名称・説明 時代 数量
三線(知念大工型) 本館蔵

琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。

現代 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2019年5月6日(月)

名称・説明 時代 数量
ジツトク(蟒袍) 本館蔵 19~20世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2019年6月9日(日)

名称・説明 時代 数量
グスタフⅢ世肖像図蒔絵プラケット 本館蔵 18世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2019年6月16日(日)

名称・説明 時代 数量
ニンカリ(耳環) 本館蔵

アイヌの耳環は耳たぶに穴を開けて装着するピアスタイプのものを用いている。銀製のものや、錫、鉛などの金属を主として、下辺部にガラス玉や金属、絹片などの装飾をつける。金属部分は日本製のものが多い。

 

1点
トゥキ・イクパスイ 本館蔵

アイヌの祭具のうち、酒に関わるものは漆器が多い。特に漆椀(トゥキ)を天目台に載せて用いる方式はアイヌ独特のものである。儀礼のときはトゥキに酒を注ぎ、その口縁に横たえた酒へら(イクパスイ)を手に取り、その先端を酒に浸して、神に酒を捧げる。

 

1点
耳たらい 本館蔵

 

1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2019年7月15日(月)

名称・説明 時代 数量
御免国々御馳走方并曲馬図(ごめんくにぐにごちそうかたならびにきょくばのず) 本館蔵

通信使来日のたびに製作されたガイドブックの一つ。馳走役(道中案内・世話)の大名の書き上げ、通信使を護衛する対馬藩主の行列、見物人に人気絶大の朝鮮曲馬芸などが描かれる。巻末に1607(慶長12)年以降の通信使略年譜、日朝関係史の概略などがある。

18世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2019年9月16日(月)

名称・説明 時代 数量
マキリ(小刀) 本館蔵   2点

都市の時代 終了予定日:2019年5月6日(月)

名称・説明 時代 数量
紫縮緬地藤撫子楓模様縫小袖 本館蔵 明治時代
(19~20世紀)
1領
白綸子地扇面草花模様染縫小袖 本館蔵 江戸時代後期
(19世紀)
1領
鼠平絹地梅花小紋小袖 本館蔵 幕末から明治 1領

ひとともののながれ 終了予定日:2019年6月16日(日)

名称・説明 時代 数量
虎勢道中記 壱 本館蔵 (毎月捲替) 19世紀 1冊

ひとともののながれ 終了予定日:2019年7月15日(月)

名称・説明 時代 数量
東遊画巻(とうゆうがかん) 本館蔵 江戸時代 1点

村から見える近代 終了予定日:2019年5月19日(日)

名称・説明 時代 数量
聆涛閣集古帖(大和国印) 本館蔵 18~19世紀 1冊

村から見える近代 終了予定日:2019年6月16日(日)

名称・説明 時代 数量
彦蔵自伝挿絵原画 金比羅道中 本館蔵 19世紀 1点
顕微鏡用法図(紅毛雑話(こうもうざつわ)) 本館蔵

森島中良 著
『紅毛雑話』にみえる顕微鏡用法の図解。「虫をはさむ板は象牙にて作り、穴へ雲母を切入、其間へ虫をはさみ」と説く。同書には、虫の観察例も図示されている。

18世紀 1冊
虫譜図説(ちゅうふずせつ) 本館蔵

飯室庄左衛門(楽圃) 著
『栗氏千虫譜』とならぶ虫図譜の大著。飯室は幕臣の本草家。各地採集観察の虫の図と先行図譜による図とがまじる。本書も多くの写本を生み、展示本は近代の写しである

19世紀 1冊
那須国造碑・蛇田碑に付屋代弘賢書状(平田篤胤関係資料) 本館蔵

当時の古代研究者は屋代弘賢にしろ篤胤にしろ、古代の碑文に対し深い関心を寄せていた。弘賢は篤胤に、享和元年に石巻の蛇田郷禅昌寺古墳から発掘された「霊蛇田道公碑」は偽作であると、この書状で伝えている。

19世紀 1冊
「古今要覧」の原稿執筆依頼の付屋代弘賢書状(平田篤胤関係資料) 本館蔵

「古今要覧」は、様々な事項を神祗・天文など18に分類し、起源・沿革を考証したもの。幕府右筆で考証学者の弘賢が中心となり、文政4(1821)年から22年かけて編纂したが、未完。弘賢は篤胤の古代研究を評価して原稿を依頼し、篤胤は「器財部」に「度(ものさし)」の原稿を寄せた。

19世紀 1点
穂井田忠友を励ます篤胤書状(平田篤胤関係資料) 本館蔵

1824(文政7)年1月のもの。差出の控えである。前年在京中に忠友に会った篤胤は、彼に地理学博士になるようにはげましている。また、六人部是香立入大和守の噂も面白い。篤胤は往復路とも、三河国藤川駅で忠友の父と会っているが、その褒め様も絶妙のものがある。

19世紀  

絵図・地図にみる近世 終了予定日:2019年5月12日(日)

名称・説明 時代 数量
万国総界図 本館蔵

初版は1688(貞享5)年。本図はその再版図。万国総図を基にしているが、中国や日本の書籍にも掲載されたマテオ=リッチの両半球図の影響も受けている。図の下部には「なんばん船」「おらんだ船」の絵の代わりに、日本から海外までの里程表がある。石川流宣の作。

宝永5(1708)年 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
量地伝習録 (写本) 本館蔵

伊能忠敬(いのうただたか)の弟子の渡邊慎(わたなべしん)が、遺命をうけて測量法や製図法などを文政7年(1824)に記した書。忠敬が改良した小方儀(しょうほうぎ)(小方位盤(しょうほういばん))の図もある。展示品は、天保2年(1831)に三之分目(さんのわけめ)村(現香取市)で渡邊から借り受けて写した写本。

天保2(1831)年写 1点
小方儀および「覚」 本館蔵

伊能忠敬が方位計測に用いたものと同型の真鍮製小方儀。これを杖先に差し込んで使用した。方位の目盛は反時計回りの逆針。これと一緒に伝来した領収書(『覚』)によれば、大隈屋源助から二両で買ったことがわかる。大隈屋は江戸浅草で測量器などを販売した。

19世紀中頃 2点
算法地方大成 本館蔵

長谷川寛校閲・秋田義一編の農政全般の解説書。第五巻は真鍮製測量器の製作法や使用法の解説。測器師として本書にかかわった大野規行は、父規貞とともに伊能忠敬の測量器も作り、『量地伝習録』では測器師として推薦されている。

天保8(1837)年 1点
大野規周の引札 本館蔵

江戸浅草の大野規周は、祖父規貞・父規行と三代続く測器師。この引札は、その天文測量器・地方測量器の広告用ちらし。この頃には測量器を扱う専門店も現れ、真鍮製の精巧な測量器に対する需要も高まっていた。

嘉永2年(1849)年 1点
象限儀 本館蔵

象限儀は上下の角度を測る器具。目標物を見通す線に象限儀の一辺をあわせ、振り子針の指し示す角度を読み取る。展示品は真鍮製の小型象限儀で携帯に便利。背面に「法眼規周」の刻印があり、大野規周の作であることがわかる。

19世紀 1点
経緯儀 本館蔵

大方儀は、水平の方位だけでなく上下の角度も計測することができる。山の高さや谷の深さなどを測るのに使用する。真鍮製で、大野規周の引札にみえる大方儀とほぼ同型のもの。

19世紀 1点