総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2018年5月22日から夏服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2018年6月17日(日)

名称・説明 時代 数量
類聚雑要抄 巻第三 本館蔵
貴族階級に必要な有職(宮廷の儀礼等に関する知識)についてまとめた書。12世紀末頃に成立。饗宴の際の饗鐉(もてなしの膳)や寝殿の内部とその調度などを、彩色によって詳細に描いている。平安時代末期の有職故実研究の重要な資料。
18世紀 1巻
釋摩訶衍論 巻第三 本館蔵
10世紀前半頃に書写された仏典の注釈書。角筆(象牙などで作った細い棒の先を尖らせた筆記用具)で書かれた片仮名・乎己止点が加えられているが、いずれも10世紀前半に加点されたもの。角筆は凹線のため見にくい。
10世紀 1巻
【重要文化財】中右記部類 巻十九 本館蔵 12~13世紀 1巻
伯母集(康資王母集) 本館蔵
花山天皇の曾孫である神祇伯康資王(寛治4年(1090)没)の母の和歌を集めた和歌集。鎌倉時代前期に書写された写本で、歌人藤原定家の筆跡と推定される。『伯母集』の最古の写本である。
13世紀 1冊
源氏物語 花散里 本館蔵
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
長享2年(1488) 1冊

印刷文化 終了予定日:2018年6月3日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】 宋版史記 黄善夫刊本 第七冊 本館蔵
史記集解・索隠・正義の三注合刻本で、全130巻完存した現存最古本。「建安黄善夫刊/ 于家塾之敬室」の刊記があり、建安(現在福建省)で刊行。直江兼続・上杉藩校興譲館伝来。
南宋慶元年間
(1195~1201)刊か
1冊
【重要文化財】 宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第一五下 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第一八 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第一末 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第一五冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 第二 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本貞観政要 巻第三 本館蔵
関ヶ原合戦直前の慶長5年2月、西笑承兌が徳川家康の命により刊行した旨の刊記がある。ここには家康が、秀吉の遺命により秀頼をよく輔佐していることを讃えているのが注目される。
慶長5年(1600)刊 1冊
版本源氏物語 古活字版 巻第三 野分 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本謡曲 古活字版 実盛 本館蔵
観世流謡本百番のうち、表紙には雲母刷模様を施した色紙を用いる。本文料紙には一面に雲母を引きその上に雲母刷模様を施したもの(第1種)と、模様を省略したもの(第2種)等がある。
17世紀初期刊 1冊

大名と一揆 終了予定日:2018年6月3日(日)

名称・説明 時代 数量
紺糸威肩紅白紅腹巻 本館蔵 室町時代 1領
雑々古文書(ぞうぞうこもんじょ) 第四巻(岩坊覚栄畠地売券(いわぼうかくえいはたちばいけん) / 乗範本役売券(じょうはんほんやくばいけん)) 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた土地売券類の巻物。

右の文書は、岩坊覚栄(いわぼうかくえい)が小寺才千代(こでらさいちよ)へ畠地を売却した際の売券(ばいけん)。売却した畠地に課される本役(ほんやく)(課役)は段別(たんべつ)十六文とわかる。左の文書は、乗範(じょうはん)が慈心院俊聡法印(じしんいんしゅんそうほういん)へ熊石名(くまいしみょう)の本役の収取権を売却した際の売券。土地そのものではなく、土地に課される税の収取権の売買になっている。

岩坊覚栄畠地売券(いわぼうかくえいはたちばいけん)
写真 釈文(読み)
乗範本役売券(じょうはんほんやくばいけん)
写真 釈文(読み)

平安~室町時代

1巻
越前島津家文書(えちぜんしまづけもんじょ) 本館蔵

越前島津家は薩摩(さつま)島津氏の同族で、鎌倉初期に越前守護代(しゅごだい)となったことが家名の由来だが、実際は播磨国(はりまのくに)の武士であった。江戸時代、その中世文書群は薩摩島津氏の分家である重富(しげとみ)島津家に伝えられた。

「京都御書」(将軍足利尊氏(あしかがたかうじ)の命令)を受けた相模国守護(さがみのくにしゅご)の河越直重(かわごえなおしげ)が、守護代(しゅごだい)と目される河越上野()介(こうずけのすけ)に対し、同国山内荘内岩瀬郷(やまうちのしょうないいわせごう)と倉田郷(くらたごう)の下地(したじ)(土地)を島津忠兼(ただかね)の代官に交付するように命じたもの。

写真 釈文(読み)
鎌倉~室町時代 1巻

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2018年6月3日(日)

名称・説明 時代 数量
白絲威五枚胴具足 本館蔵 17世紀 1領

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2018年7月1日(日)

名称・説明 時代 数量
花樹鳥蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵
空間を充填するように密に文様を描く例は、伝統的な蒔絵装飾には認められず、インドやイスラムの装飾様式の影響を受けたものと推測される。
桃山時代(16~17世紀) 1点
扇面蒔絵螺鈿洋櫃(台付) 本館蔵
付属の台は、「ジャパニング」と呼ばれる模造漆技術によってヨーロッパで製作されたもの。
江戸時代初期(1630年代~40年代) 1点
花鳥蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵 桃山時代(16~17世紀) 1点
草花蒔絵螺鈿箪笥 本館蔵
大小八個の抽斗をおさめる箪笥。南蛮漆器の主要品目は洋櫃と箪笥であった。多くの箪笥は、前面に倒れる形式の蓋を有する書箪笥(escritorio)であったが、本資料は前蓋を持たない点がやや珍しい。
桃山時代(16~17世紀) 1点

第3展示室

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2018年6月3日(日)

名称・説明 時代 数量
蝦夷錦(紅地牡丹宝尽模様繻珍)打敷 本館蔵
アイヌの人びとを通じて日本にもたらされた中国(清)の錦。これが松前藩を経て、北前船によって各地に運ばれ珍重された。主に、龍袍や蟒袍といった中国の官服ないしその反物と、牡丹や菊模様の錦とである。地域や模様によって取引価格に差があった。
天保15(1844)年 1点
フランソワⅠ世肖像図蒔絵プラケット 本館蔵 18~19世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2018年6月17日(日)

名称・説明 時代 数量
ニンカリ(耳環) 本館蔵

アイヌの耳環は耳たぶに穴を開けて装着するピアスタイプのものを用いている。銀製のものや、錫、鉛などの金属を主として、下辺部にガラス玉や金属、絹片などの装飾をつける。金属部分は日本製のものが多い。

 

1点
トゥキイクパスイ 本館蔵

アイヌの祭具のうち、酒に関わるものは漆器が多い。特に漆椀(トゥキ)を天目台に載せて用いる方式はアイヌ独特のものである。儀礼のときはトゥキに酒を注ぎ、その口縁に横たえた酒へら(イクパスイ)を手に取り、その先端を酒に浸して、神に酒を捧げる。

 

1点
耳たらい 本館蔵

 

1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2018年8月19日(日)

名称・説明 時代 数量
御免朝鮮人大行列記 本館蔵

通信使来日のたびに製作されたガイドブックの一つ。沿道で見物する人びとは、これを参考にして江戸城に登城する行列の構成や旗印などを楽しんだ。この本は、翌年に来日予定の通信使を見込んで、江戸で印刷・販売されたもので、挿絵は前回の行列図をほぼ踏襲している。

宝暦13(1763)年 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2018年8月21日(火)

名称・説明 時代 数量
三線(真壁型) 本館蔵

琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。

現代 1点

都市の時代 終了予定日:2018年6月3日(日)

名称・説明 時代 数量
紫紗地鵜飼模様染縫小袖 本館蔵 明治時代
(19~20世紀)
1領
浅葱麻地花筏模様染縫帷子 本館蔵 江戸時代後期
(19世紀)
1領
憲房色縮緬地行儀鮫小紋小袖 本館蔵 幕末から明治 1領

ひとともののながれ 終了予定日:2018年6月17日(日)

名称・説明 時代 数量
虎勢道中記 壱 本館蔵 (毎月捲替) 19世紀 1冊

ひとともののながれ 終了予定日:2018年7月16日(月)

名称・説明 時代 数量
熱海名勝図 上巻 本館蔵 寛政12(1800)年 1巻

村から見える近代 終了予定日:2018年6月17日(日)

名称・説明 時代 数量
聆涛閣集古帖(正倉院宝物 銀壺) 本館蔵 18~19世紀 1冊
彦蔵自伝挿絵原画 あらしの中の栄力丸 本館蔵 19世紀 1点
紅毛雑話 肆 本館蔵

森島中良 著
『紅毛雑話』にみえる顕微鏡用法の図解。「虫をはさむ板は象牙にて作り、穴へ雲母を切入、其間へ虫をはさみ」と説く。同書には、虫の観察例も図示されている。

天明7(1787)年 1冊
虫譜図説 巻之九 本館蔵

飯室庄左衛門(楽圃) 著
『栗氏千虫譜』とならぶ虫図譜の大著。飯室は幕臣の本草家。各地採集観察の虫の図と先行図譜による図とがまじる。本書も多くの写本を生み、展示本は近代の写しである。

安政3(1856)年 1冊
那須国造碑・蛇田碑に付屋代弘賢書状 本館蔵

当時の古代研究者は屋代弘賢にしろ篤胤にしろ、古代の碑文に対し深い関心を寄せていた。弘賢は篤胤に、享和元年に石巻の蛇田郷禅昌寺古墳から発掘された「霊蛇田道公碑」は偽作であると、この書状で伝えている。

19世紀 1点
「古今要覧」器財部原稿 本館蔵

「古今要覧」は、様々な事項を神祗・天文など18に分類し、起源・沿革を考証したもの。幕府右筆で考証学者の弘賢が中心となり、文政4(1821)年から22年かけて編纂したが、未完。弘賢は篤胤の古代研究を評価して原稿を依頼し、篤胤は「器財部」に「度(ものさし)」の原稿を寄せた。

19世紀 1点
穂井田忠友を励ます篤胤書状 本館蔵

1824 (文政7)年1月のもの。差出の控えである。前年在京中に忠友に会った篤胤は、彼に地理学博士になるようにはげましている。また、六人部是香立入大和守の噂も面白い。篤胤は往復路とも、三河国藤川駅で忠友の父と会っているが、その褒め様も絶妙のものがある。

文政7(1824)年 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
量地伝習録 本館蔵

伊能忠敬の弟子の渡邊慎が、遺命をうけて測量法や製図法等を1824(文政7)年に記した書。忠敬が改良した小方儀(小方位盤)の図もある。展示品は、1832(天保3)年に出雲崎(現在新潟県出雲崎町)で渡邊から借り受けて写した写本を、さらに1841(天保12)年に京都で写したもの。

天保12(1841)年写 1点
小方儀および「覚」 本館蔵

伊能忠敬が方位計測に用いたものと同型の真鍮製小方儀。これを杖先に差し込んで使用した。方位の目盛は反時計回りの逆針。これと一緒に伝来した領収書(『覚』)によれば、大隈屋源助から二両で買ったことがわかる。大隈屋は江戸浅草で測量器などを販売した。

19世紀中頃 2点
算法地方大成 本館蔵

長谷川寛校閲・秋田義一編の農政全般の解説書。第五巻は真鍮製測量器の製作法や使用法の解説。測器師として本書にかかわった大野規行は、父規貞とともに伊能忠敬の測量器も作り、『量地伝習録』では測器師として推薦されている。

天保8(1837)年 1点
大野規周の引札 本館蔵

江戸浅草の大野規周は、祖父規貞・父規行と三代続く測器師。この引札は、その天文測量器・地方測量器の広告用ちらし。この頃には測量器を扱う専門店も現れ、真鍮製の精巧な測量器に対する需要も高まっていた。

嘉永2年(1849)年 1点
象限儀 本館蔵

象限儀は上下の角度を測る器具。目標物を見通す線に象限儀の一辺をあわせ、振り子針の指し示す角度を読み取る。展示品は真鍮製の小型象限儀で携帯に便利。背面に「法眼規周」の刻印があり、大野規周の作であることがわかる。

19世紀 1点
経緯儀 本館蔵

大方儀は、水平の方位だけでなく上下の角度も計測することができる。山の高さや谷の深さなどを測るのに使用する。真鍮製で、大野規周の引札にみえる大方儀とほぼ同型のもの。

19世紀 1点