総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室 第4展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2019年6月4日から夏服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2019年12月22日(日)

名称・説明 時代 数量
正治元年経房卿堂供養記(しょうじがんねんきょうふさきょうどうくようき) 本館蔵
正治元年(1199)12月24日、権大納言吉田経房(1143~1200)が浄蓮華院を造立し、堂供養を行った時の日記。本書は鎌倉時代後期の写本であり、墨点(仮名・返り点)もこの時期に付された。
14世紀 1巻
源氏物語(げんじものがたり) 篝火(かがりび)(高松宮家伝来禁裏本) 本館蔵
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
1488年 1帖
伊勢物語(いせものがたり)(天福筆本) 本館蔵
在原業平ほかの歌をもとに作られた歌物語。10世紀前期頃に成立したもので、平安時代仮名文学の代表作の一つ。本書は藤原定家校訂本をもとにした流布本系の古写本の一つであり、これと同じ系統の諸本の奥書が写されている。
15世紀 1巻

印刷文化 終了予定日:2020年1月5日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】宋版史記(そうはんしき)(黄善夫刊本) 第一七巻 本館蔵
史記集解・索隠・正義の三注合刻本で、全130巻完存した現在最古本。「建安黄善夫刊・于家塾之敬室」の刊記があり、建安(現在福建省)で刊行。直江兼続・上杉藩校興譲館伝来。
南宋慶元年間
(1195~1201)刊か
1冊
【重要文化財】 宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第四 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第三七 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第三上 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第三五冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 第一 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本孟子 巻第二 本館蔵
刊記に「関東上総住今関正運刊」とあり、本書の開版は上総国の人によって行われた。古活字版の刊行には広く各地の人が関係していた様子がうかがいしられる。
17世紀 1冊
版本源氏物語 古活字版 総角 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本太平記 巻第三一・三二 本館蔵
太平記は古活字版の国文学書の中でも最も早く開版され、重版も多い。本書も刊記には「慶長十五年(1610)」とあるが、開版時の刊記を継承した元和~寛永ころの重版と推定される。
17世紀前期 1冊

大名と一揆 終了予定日:2020年1月5日(日)

名称・説明 時代 数量
紺糸威胴丸(こんいとおどしどうまる) 本館蔵 17世紀 1領
雑々古文書(ぞうぞうこもんじょ) 巻4巻 (田中譲氏旧蔵典籍古文書) 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた土地売券類の巻物。

右の文書は、中林久清(なかばやしひさきよ)が瑞峰院(ずいほういん)へ田地を売却した際の売券。左の文書は、北瓦相模(きたかわらさがみ)が田地を売却した際の売券。売却地に違乱が生じた場合、両方とも売主と請人(うけにん)(保証人)が事実関係を明らかにする規定になっている。

中林久清田地売券(なかばやしひさきよでんちばいけん)
写真 釈文(読み)
北瓦相模田地売券(きたがわらさがみでんちばいけん)
写真 釈文(読み)

平安時代~室町時代 1巻
石見亀井家文書(いわみかめいけもんじょ) 本館蔵

石見国(いわみのくに)津和野藩主(つわのはんしゅ)の亀井家に伝えられた文書。藩祖となった茲矩(これのり)は羽柴秀吉(はしばひでよし)に属して活躍したため、四一通にのぼる秀吉発給文書が収められている。

羽柴秀吉が亀井茲矩に対し、北伊勢および北近江の戦況を報告した書状。もと折紙だった文書を、切断して横に貼り付けたと見られる。

秀吉は織田信雄(おだぶかつ)に敬称を付して呼んでいることから、この時点では信雄を主筋と仰いでいることがうかがえ、興味深い。また、茲矩の官職が、律令制の官職には存在しない「流(琉)球守(りゅうきゅうのかみ)」になっている点が注目される。

羽柴秀吉書状(はしばひでよししょじょう)(もと折紙(おりがみ))
写真1 写真2 釈文(読み)

室町時代~安土桃山時代 1巻

大航海時代のなかの日本 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
花樹草花蒔絵螺鈿洋櫃(かじゅそうかまきえらでんようひつ) 本館蔵

ドーム形に湾曲した蓋をもつ櫃は、南蛮漆器の花形商品であった。宝石のほか小物入れとして用いられたもの。

16世紀~17世紀 1点
花樹鹿虎蒔絵螺鈿洋櫃(かじゅしかとらまきえらでんようひつ) 本館蔵 16世紀~17世紀 1点
花鳥蒔絵螺鈿抽斗付平櫃(かちょうまきえらでんひきだしつきひらびつ) 本館蔵

オランダ東インド会社の記録によれば、1635年から45年にかけて、輸出品の櫃の形式が、従来のドーム形の蓋をもつ櫃から、平らな蓋をもつ櫃へと徐々に変化していったことがわかる。南蛮様式の輸出漆器の最末期にあたるもの。

17世紀 1点
藤秋草鳥蒔絵螺鈿箪笥(ふじあきくさとりまきえらでんたんす) 本館蔵

通常の書箪笥より、やや小ぶりの箪笥。東インド会社の記録によれば、1635年から45年の時期を境に、前蓋のかわりに観音開きの扉をもつ箪笥の輸出量が増えている。ただし、本資料は、新しい需要にあわせてヨーロッパで改装されたものであろう。

16世紀~17世紀 1点

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2020年2月2日(日)

名称・説明 時代 数量
錆地五枚胴具足(さびじごまいどうぐそく) 本館蔵 1594年 1領

第3展示室

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2019年12月8日(日)

名称・説明 時代 数量
朝鮮通信使奉呈品目録(ちょうせんつうしんしほうていひんもくろく)(石見亀井家文書) 本館蔵

1682(天和2)年の通信使が、馳走役に当たった石見藩主のむすこ亀井松之助(後の茲親)に贈った朝鮮人参、色紙、筆、墨、白苧布などを記載したもの。通信使とかれらに接した日本の人びとが、頻繁に贈答交換をしていたことを表すものとして興味深い史料。

1682年 1点
朝鮮人渡海舩之図(ちょうせんじんとかいせんのず) 本館蔵

近藤清信 画
江戸清元町伊賀屋版。1711(正徳元)年の通信使来日を見込んで、沿道に集まる見物人に売る目的で制作されたもの。描いた船も、「朝鮮人」も、とりわけ帆柱での曲芸など、絵師が想像したものであって、実際のそれとは大きくかけ離れている。

18世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2019年12月15(日)

名称・説明 時代 数量
マキリ(小刀) 本館蔵

男女ともに常に携帯する利器。調理の際の包丁や彫刻刀などとして用いられるほか、生活すべての場で使われている。古くはアイヌ自製の鋼であったが、日本との交易が盛んになると日本製の刃物にかわった。拵えには美しい彫刻を施すが、これは男の手仕事である。

  2点
ニンカリ(耳環) 本館蔵

アイヌの耳環は耳たぶに穴を開けて装着するピアスタイプのものを用いている。銀製のものや、錫、鉛などの金属を主として、下辺部にガラス玉や金属、絹片などの装飾をつける。金属部分は日本製のものが多い。

 

1点
トゥキ(杯・脚)・イクパスイ 本館蔵

アイヌの祭具のうち、酒に関わるものは漆器が多い。特に漆椀(トゥキ)を天目台に載せて用いる方式はアイヌ独特のものである。儀礼のときはトゥキに酒を注ぎ、その口縁に横たえた酒へら(イクパスイ)を手に取り、その先端を酒に浸して、神に酒を捧げる。

 

1点
鉢 本館蔵 本館蔵

日本製の漆器。アイヌ語でシントコといい、酒つくりや儀礼用の酒器として利用する。イオマンテ(熊送り)などの宗教儀礼のときはこれにイナウキケ(削りかけ)を巻きつけて、荘重に飾った祭具とする。

 

1点
三線(さんしん)(久場春殿型(くばしゅんでんがた)) 本館蔵

琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。

現代 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2020年1月5日(日)

名称・説明 時代 数量
アットゥシ(樹皮衣) 本館蔵

オヒョウなどの樹皮繊維でつくられた織物および服飾のこと。アイヌの人びとの自家用のほか、和人との交易品としても生産された。和人社会では、漁場労働や海上運輸の作業着として好まれた。また、歌舞伎衣裳として錦絵に描かれ、広く珍重されていた様子がうかがえる。

19世紀~20世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
フランソワⅠ世肖像図蒔絵プラケット 本館蔵
肖像図蒔絵プラケット
王侯など著名人の肖像を蒔絵で表したプラケットは、壁に掛けて装飾とするもので、1780年から1800年前後にかけての比較的短い期間に、オランダ人の注文を受けて輸出された。銅板に漆を焼き付け、精巧な蒔絵や螺鈿の漆工技術で西洋の銅版画の図柄を写しとっている。
18世紀~19世紀 1点

都市の時代 終了予定日:2020年1月5日(日)

名称・説明 時代 数量
紺綸子地松竹梅飛鶴模様紋振袖(こんりんずじしょうちくばいひかくもようしぼりふりそで) 本館蔵 19世紀 1領
消墨色縮緬地小紋小袖(けしずみいろちりめんじこもんこそで) 本館蔵 19世紀
1領
萌葱縮緬地御所車殿舎鷹模様染縫小袖(もえぎちりめんじごしょぐるまでんしゃたかもようそめぬいこそで) 本館蔵 19世紀 1領
結髪雛形模型
江戸時代に入って、女性たちは本格的な髷を結うようになり、技巧をこらし、さまざまな髪形が考え出された。流行による変化はあったが、階層や年齢、地域に関係している髪形もある。
櫛巻(くしま)き 本館蔵 18世紀 1点
笄髷(こうがいまげ) 本館蔵 18世紀 1点
町屋先笄(まちやさっこう) 本館蔵 江戸時代 1点
桃割れ(ももわれ) 本館蔵 明治時代~昭和時代 1点
元禄島田髷(げんろくしまだまげ) 本館蔵 17世紀~18世紀 1点
春信風島田髷(はるのぶふうしまだまげ) 本館蔵 18世紀 1点
高島田(たかしまだ) 本館蔵 大正時代 1点

ひとともののながれ 終了予定日:2019年12月8日(日)

名称・説明 時代 数量
虎勢道中記 壱 本館蔵 19世紀 1冊
東海道五十三次勝景 前編上 本館蔵 明治2(1869)年 1巻

村から見える近代 終了予定日:2019年12月8日(日)

名称・説明 時代 数量
聆涛閣集古帖(れいとうかくしゅうこちょう) 碑銘(ひめい) 本館蔵 18~19世紀 1冊
虫譜図説(ちゅうふずせつ) 巻之六 本館蔵

飯室庄左衛門(楽圃) 著
『栗氏千虫譜』とならぶ虫図譜の大著。飯室は幕臣の本草家。各地採集観察の虫の図と先行図譜による図とがまじる。本書も多くの写本を生み、展示本は近代の写しである

安政3(1856)年 1冊

村から見える近代 終了予定日:2019年12月15日(日)

名称・説明 時代 数量
誓詞帳(せいしちょう)(平田篤胤関係資料) 本館蔵

気吹舎で、入門の際、誓詞に署名させたものの記録。地方の門人から送られた誓詞は、その氏名をここに写すにとどまるが、直接来塾して入門した者には、この誓詞帳に自署させ、捺印あるいは花押を書かせた。

文化元(1804)年~明治8(1875)年 1点
門人姓名録(もんじんせいめいろく)(平田篤胤関係資料) 本館蔵

「授業門人姓名録」とも呼ばれる。入門年月日・姓名・入門時の年齢・紹介者・諱などを記したもの。第1冊は、篤胤生前の門人、第2冊以降は没後門人である。なかには、妻子とともに入門している者もいる。

文化元(1804)年~明治5(1872)年 1点

村から見える近代 終了予定日:2020年1月19日(日)

名称・説明 時代 数量
彦蔵自伝挿絵原画(ひこぞうじでんさしえげんが) 金比羅詣(こんぴらまい)りの乗船(じょうせん) 本館蔵 19世紀 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:2020年5月10日(日)

名称・説明 時代 数量
万国総界図(ばんこくそうかいず) 本館蔵

初版は1688(貞享5)年。本図はその再版図。万国総図を基にしているが、中国や日本の書籍にも掲載されたマテオ= リッチの両半球図の影響も受けている。図の下部には、「なんばん船」「おらんだ船」の絵の代わりに、日本から海外までの里程表がある。石川流宣の作。

宝永5年(1708年) 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
量地伝習録 (写本) 本館蔵

伊能忠敬(いのうただたか)の弟子の渡邊慎(わたなべしん)が、遺命をうけて測量法や製図法などを文政7年(1824)に記した書。忠敬が改良した小方儀(しょうほうぎ)(小方位盤(しょうほういばん))の図もある。展示品は、天保2年(1831)に三之分目(さんのわけめ)村(現香取市)で渡邊から借り受けて写した写本。

天保2(1831)年写 1点
小方儀および「覚」 本館蔵

伊能忠敬が方位計測に用いたものと同型の真鍮製小方儀。これを杖先に差し込んで使用した。方位の目盛は反時計回りの逆針。これと一緒に伝来した領収書(『覚』)によれば、大隈屋源助から二両で買ったことがわかる。大隈屋は江戸浅草で測量器などを販売した。

19世紀中頃 2点
算法地方大成 本館蔵

長谷川寛校閲・秋田義一編の農政全般の解説書。第五巻は真鍮製測量器の製作法や使用法の解説。測器師として本書にかかわった大野規行は、父規貞とともに伊能忠敬の測量器も作り、『量地伝習録』では測器師として推薦されている。

天保8(1837)年 1点
大野規周の引札 本館蔵

江戸浅草の大野規周は、祖父規貞・父規行と三代続く測器師。この引札は、その天文測量器・地方測量器の広告用ちらし。この頃には測量器を扱う専門店も現れ、真鍮製の精巧な測量器に対する需要も高まっていた。

嘉永2年(1849)年 1点
象限儀 本館蔵

象限儀は上下の角度を測る器具。目標物を見通す線に象限儀の一辺をあわせ、振り子針の指し示す角度を読み取る。展示品は真鍮製の小型象限儀で携帯に便利。背面に「法眼規周」の刻印があり、大野規周の作であることがわかる。

19世紀 1点
経緯儀 本館蔵

大方儀は、水平の方位だけでなく上下の角度も計測することができる。山の高さや谷の深さなどを測るのに使用する。真鍮製で、大野規周の引札にみえる大方儀とほぼ同型のもの。

19世紀 1点

第4展示室

「民俗」へのまなざし 終了予定日:2019年12月8日(日)

 
名称・説明 時代 数量
クエアシカイペネプタアン(版画) 本館蔵 平成(2009)21年 8点