総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室 第4展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2020年6月30日から夏服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2020年7月19日(日)

 
名称・説明 時代 数量
花厳宗種性義抄(けごんしゅうしゅしょうぎしょう) 本館蔵
僧観円が寛仁3年(1019)に東大寺(奈良市)で著した書。寛治4年7月25日に僧定深が高野山如法房(和歌山県)で書写し、同年8月17日に仮名・乎己止点(東大寺三論宗点)を移点した旨の奥書がある。「高山寺」の朱印があり、もと同寺(京都市)に伝来したことが知られる。
寛治4(1090)年 1帖
七支念誦随行法(しちしねんじゅずいこうほう) 本館蔵
保延3年9月11日に、奈良の中川成身院において書写されたもの。朱書の仮名と乎己止点(喜多院点。保延3年)が加えられている。また青書の校合および仮名もあり、これは治承2年(1178)に学僧玄証が付したものである。
保延3年(1137) 1帖
源氏物語 梅枝(高松宮家伝来禁裏本) 本館蔵
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
長享2(1488)年 1冊

印刷文化 終了予定日:2020年8月2日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】宋版漢書(慶元刊本) 巻十一 本館蔵
南宋慶元刊本として完存。「建安劉元起刊/丁家塾之敬室」「建安黄善夫刊/丁家塾之敬室」の刊記ならびに慶元年間の建安劉之問識語がある。刊年・出版地・伝来は『史記』に同じ。
12世紀 1冊
【重要文化財】 宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第六下 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第四一 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第四末 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第三六冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 巻第五 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本貞観政要 巻第一 本館蔵
関ヶ原合戦直前の慶長5年2月、西笑承兌が徳川家康の命により刊行した旨の刊記がある。ここには家康が、秀吉の遺命により秀頼をよく輔佐していることを讃えているのが注目される。
慶長5(1600)年刊 1冊
版本源氏物語 古活字版 浮舟 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本太平記 巻第三九・四〇 本館蔵
太平記は古活字版の国文学書の中でも最も早く開版され、重版も多い。本書も刊記には「慶長十五年(1610)」とあるが、開版時の刊記を継承した元和~寛永ころの重版と推定される。
17世紀前期 1冊

大名と一揆 終了予定日:2020年8月2日(日)

名称・説明 時代 数量
黒韋肩裾取威腹巻(くろかわかたすそとりおどしはらまき) 本館蔵 15世紀~16世紀 1領

大名と一揆 終了予定日:2020年8月2日(日)

名称・説明 時代 数量
醍醐山上慈心院文書(だいごさんじょうじしんいんもんじょ) 本館蔵

京都の醍醐寺慈心院が所有した、鎌倉時代~江戸時代の古文書114通7巻のうち。

右の文書は、覚阿弥陀仏(かくあみだぶつ)が越智辻(おちのつじ)にあった屋敷を教観(きょうかん)に売却したもの。違乱が生じた際に買主に弁償をする義務を負った覚阿弥陀仏の子どもたちも連署している。庶民の署判らしく、いずれも略押(りゃくおう)や筆軸印(ふでじくいん)となっている。左の文書は、紀氏女(きのうじにょう)が田地を尊瀧坊阿闍梨(そんろうぼうあじゃり)に売却したもの。連署している道□は夫と見られる。徳政令が発布されたとしても、この売買には影響しないことが記されている。

覚阿弥陀仏屋敷売券(かくあみだぶつやしきばいけん)
写真 釈文(読み)
紀氏女田地売券(きのうじのにょうでんちばいけん)
写真 釈文(読み)

鎌倉時代~江戸時代 1幅
北条氏照書状(ほうじょううじてるしょじょう) 本館蔵

北条氏照は、小田原を本拠とした戦国大名北条氏康(ほうじょううじやす)の子で、武蔵国滝山城・八王子城(共に現八王子市)などの支城主。古河(こが)城(現茨城県古河市)の城代を勤めていた一色氏久(いっしきうじひさ)からの書状に対して、出馬の礼を述べ、下総国(しもうさのくに)栗橋城(現茨城県五霞町(ごかまち))と思われる近くの城へ「当番」として移ったので、何かあれば承るとしている。

写真 釈文(読み)

永禄6(1563)年 1幅

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2020年8月2日(日)

名称・説明 時代 数量
白絲威五枚胴具足(しろいとおどしごまいどうぐそく) 本館蔵 17世紀 1領
日本イエズス会士年報 本館蔵
日本殉教報告 本館蔵

パシオ「1598年、日本イエズス会年報」。1601年、ベネチア刊。パシオはイタリア人のイエズス会宣教師で、天正13年(1585)来日。1611年巡検使に任命された。
ガルシア「日本殉教報告」。1625年、マドリード刊。ガルシアはスペインのフランシスコ会宣教師で、文禄2年(1593)来日。日本最初の殉教者として聖人に列せられた。

1601年
1625年
1点

第3展示室

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2020年7月19日(日)

名称・説明 時代 数量
御免国々御馳走方并曲馬図(ごめんくにぐにごちそうかたならびにきょくばのず) 本館蔵

通信使来日のたびに製作されたガイドブックの一つ。馳走役(道中案内・世話)の大名の書き上げ、通信使を護衛する対馬藩主の行列、見物人に人気絶大の朝鮮曲馬芸などが描かれる。巻末に1607(慶長12)年以降の通信使略年譜、日朝関係史の概略などがある。

宝暦13(1763)年 1点
ニンカリ(耳環) 本館蔵

アイヌの耳環は耳たぶに穴を開けて装着するピアスタイプのものを用いている。銀製のものや、錫、鉛などの金属を主として、下辺部にガラス玉や金属、絹片などの装飾をつける。金属部分は日本製のものが多い。

 

1点
トゥキ(杯・脚)・イクパスイ 本館蔵

アイヌの祭具のうち、酒に関わるものは漆器が多い。特に漆椀(トゥキ)を天目台に載せて用いる方式はアイヌ独特のものである。儀礼のときはトゥキに酒を注ぎ、その口縁に横たえた酒へら(イクパスイ)を手に取り、その先端を酒に浸して、神に酒を捧げる。

 

1点
耳たらい 本館蔵

日本製の漆器。アイヌ語でシントコといい、酒つくりや儀礼用の酒器として利用する。イオマンテ(熊送り)などの宗教儀礼のときはこれにイナウキケ(削りかけ)を巻きつけて、荘重に飾った祭具とする。

 

1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2020年8月2日(日)

名称・説明 時代 数量
紋章付山水人物蒔絵皿 本館蔵
紋章付山水人物文蒔絵皿。
連合オランダ東インド会社創設に関わったヒンローベン家(中央部の家紋からわかる)のために注文製作された大皿。口縁部に、東海道を江戸へ旅する外国人一行が描かれる。行列の規模からオランダの商館長だと考えられる。
17~18世紀 1点
アットゥシ 本館蔵

オヒョウなどの樹皮繊維でつくられた織物および服飾のこと。アイヌの人びとの自家用のほか、和人との交易品としても生産された。和人社会では、漁場労働や海上運輸の作業着として好まれた。また、歌舞伎衣裳として錦絵に描かれ、広く珍重されていた様子がうかがえる。

19世紀~20世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2020年9月22日(火)

名称・説明 時代 数量
マキリ 本館蔵

男女ともに常に携帯する利器。調理の際の包丁や彫刻刀などとして用いられるほか、生活すべての場で使われている。古くはアイヌ自製の鋼であったが、日本との交易が盛んになると日本製の刃物にかわった。拵えには美しい彫刻を施すが、これは男の手仕事である。

  1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2020年11月15(日)

名称・説明 時代 数量
三線(真壁型) 本館蔵

琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。

現代 1点

都市の時代 終了予定日:2020年8月2日(日)

名称・説明 時代 数量
紫絽地流水秋草飛雁模様縫小袖(むらさきろじりゅうすいあきくさひがんもようぬいこそで) 本館蔵 19世紀 1領
白麻地松桜蘆茅屋網干波模様染縫帷子(しろあさじまつさくらあしぼうおくあぼしなみもようそめぬいかたびら) 本館蔵 19世紀
1領
鶯茶麻地小紋帷子(うぐいすちゃあさじこもんかたびら) 本館蔵 本館蔵 江戸時代~明治時代 1領
染色用型紙 本館蔵
 分銅繋
 分銅繋
 破三重襷
 分銅繋
江戸時代 各1点

ひとともののながれ 終了予定日:2020年7月19日(日)

名称・説明 時代 数量
虎勢道中記 弐 本館蔵 19世紀 1冊
東海道五十三次勝景 後編上 本館蔵 明治2(1869)年 1冊

村から見える近代 終了予定日:2020年7月19日(日)

名称・説明 時代 数量
紅毛雑話 貮 本館蔵 寛政8(1796)年 1冊
虫譜図説(ちゅうふずせつ) 巻之八 本館蔵

飯室庄左衛門(楽圃) 著
『栗氏千虫譜』とならぶ虫図譜の大著。飯室は幕臣の本草家。各地採集観察の虫の図と先行図譜による図とがまじる。本書も多くの写本を生み、展示本は近代の写しである

19世紀~20世紀 1冊
玉襷(たまたすき) 本館蔵

平田篤胤 著
『毎朝神拝詞記』を本文とし、神々の伝や神拝の心得などの詳細な注釈をほどこした書。1832(天保3)年から徐々に刊行されたが、政治的な配慮で、巻二のみ1861(文久元)年7月に刊行された。

19世紀 37点
彦蔵自伝挿絵原画(ひこぞうじでんさしえげんが) あらしの中の栄力丸(えいりきまる) 本館蔵 19世紀 1点
聆涛閣集古帖(れいとうかくしゅうこちょう)(大和国出土馬具拓本) 本館蔵 18~19世紀 1冊

絵図・地図にみる近世 終了予定日:2020年9月13日(日)

名称・説明 時代 数量
坤輿全図・坤輿全図説 本館蔵

坤輿萬国全図を、伊勢の稲垣子戩が縮小して忠実に翻刻した世界図と冊子。冊子には坤輿万国全図に記載された多くの注記が収められている。蘭学系世界図が刊行されていた19世紀初頭においても、200年前の坤輿万国全図が権威をもっていたことがわかる。

享和2(1802)年 1点
改正地球萬国全図 本館蔵

水戸藩の長久保赤水が坤輿萬国全図などをもとに作製した世界図。右上に桂川甫周のものとされる題辞があり、マテオ=リッチの中国名である利瑪竇をさす「利氏」とみえる。その左の枠には本図の内題「地球万国山海輿地全図説」がある。以後、これを模倣した世界図が多数作製される。

18世紀 1点
万国輿地山海図説 本館蔵

長久保赤水の世界図を模倣して作られた世界図。地図の輪郭や大陸の形態はやや崩れているが、色刷りで小型であるために見やすく取り扱いも容易であった。右下には、北半球側がみえる地球儀が描かれる。この頃、知識人のあいだでは地球儀も普及しつつあった。

19世紀 1点
世界万国日本ヨリ海上里数王城人物図 本館蔵

長久保赤水の世界図にならって、長円形の世界図であるが、大陸の形態は大きく崩れている。周囲には「阿蘭陀本国人」などとならんで、「女人国」・「一眼国」・「小人国」・「長人国」など、古くから語り伝えられてきた架空の国々の人物が描かれている。幕末の通俗化した世界図の一つ。

19世紀 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
量地伝習録 (写本) 本館蔵

伊能忠敬(いのうただたか)の弟子の渡邊慎(わたなべしん)が、遺命をうけて測量法や製図法などを文政7年(1824)に記した書。忠敬が改良した小方儀(しょうほうぎ)(小方位盤(しょうほういばん))の図もある。展示品は、天保2年(1831)に三之分目(さんのわけめ)村(現香取市)で渡邊から借り受けて写した写本。

天保2(1831)年写 1点
小方儀および「覚」 本館蔵

伊能忠敬が方位計測に用いたものと同型の真鍮製小方儀。これを杖先に差し込んで使用した。方位の目盛は反時計回りの逆針。これと一緒に伝来した領収書(『覚』)によれば、大隈屋源助から二両で買ったことがわかる。大隈屋は江戸浅草で測量器などを販売した。

19世紀中頃 2点
算法地方大成 本館蔵

長谷川寛校閲・秋田義一編の農政全般の解説書。第五巻は真鍮製測量器の製作法や使用法の解説。測器師として本書にかかわった大野規行は、父規貞とともに伊能忠敬の測量器も作り、『量地伝習録』では測器師として推薦されている。

天保8(1837)年 1点
大野規周の引札 本館蔵

江戸浅草の大野規周は、祖父規貞・父規行と三代続く測器師。この引札は、その天文測量器・地方測量器の広告用ちらし。この頃には測量器を扱う専門店も現れ、真鍮製の精巧な測量器に対する需要も高まっていた。

嘉永2(1849)年 1点
象限儀 本館蔵

象限儀は上下の角度を測る器具。目標物を見通す線に象限儀の一辺をあわせ、振り子針の指し示す角度を読み取る。展示品は真鍮製の小型象限儀で携帯に便利。背面に「法眼規周」の刻印があり、大野規周の作であることがわかる。

19世紀 1点
経緯儀 本館蔵

大方儀は、水平の方位だけでなく上下の角度も計測することができる。山の高さや谷の深さなどを測るのに使用する。真鍮製で、大野規周の引札にみえる大方儀とほぼ同型のもの。

19世紀 1点

第4展示室

「民俗」へのまなざし 終了予定日:2020年10月11日(日)

 
名称・説明 時代 数量
ステンドキルト風アイヌ紋様タペストリー 本館蔵 平成21(2009)年 1点