総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2019年6月4日から夏服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2019年7月15日(月)

名称・説明 時代 数量
経(げじんみつきょう) 巻第五 本館蔵
天平勝宝元年10月21日に観法が瑜行以下21人の結縁者を集めて書写した経典。白書の仮名・乎己止点(第四群点)は9世紀中頃のものであるが、保存もよく、訓点資料として重要である。
天平勝宝元(749)年 1冊
【重要文化財】伊勢物語(いせものがたり)(伝為筆本(でんためうじひつぼん) 本館蔵

在原業平ほかの歌をもとに作られた歌物語。10世紀前期頃に成立したもので、平安時代仮名文学の代表作の一つ。本書は顕昭校合本系のいわゆる広本に属し、文中には諸書と照合した結果の書き入れが多く見られる。

13世紀 1冊
源氏物語 初音(はつね) 本館蔵
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
14世紀 1冊

印刷文化 終了予定日:2019年6月30日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】宋版史記(そうはんしき)(黄善夫刊本) 第一一巻 本館蔵
史記集解・索隠・正義の三注合刻本で、全130巻完存した現在最古本。「建安黄善夫刊・于家塾之敬室」の刊記があり、建安(現在福建省)で刊行。直江兼続・上杉藩校興譲館伝来。
南宋慶元年間
(1195~1201)刊か
1冊
【重要文化財】 宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第二八 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第三一 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第九本 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第二九冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 第五 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本貞観政要 巻第四 本館蔵
関ヶ原合戦直前の慶長5年2月、西笑承兌が徳川家康の命により刊行した旨の刊記がある。ここには家康が、秀吉の遺命により秀頼をよく輔佐していることを讃えているのが注目される。
慶長5(1600)年刊 1冊
版本源氏物語 古活字版 巻第五 幻 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本太平記 巻第一九・二〇 本館蔵
太平記は古活字版の国文学書の中でも最も早く開版され、重版も多い。本書も刊記には「慶長十五年(1610)」とあるが、開版時の刊記を継承した元和~寛永ころの重版と推定される。
17世紀前期 1冊

大名と一揆 終了予定日:2019年6月30日(日)

名称・説明 時代 数量
紫糸肩裾取威胴丸(むらさきいとかたすそとりおどしどうまる)(上田鋼次郎武器武具コレクション) 本館蔵 16世紀 1領
六角室町屋地古文書(ろっかくむろまちやちこもんじょ) 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた土地売券類の巻物。

右の文書は、長谷川重秀(はせがわしげひで)が大黒屋妙一房(だいこくやみょういちぼう)に屋地を売却したもの。左の文書は、妙一(みょういち)が七条金光寺に屋地を寄進したもの。屋地の在所が同じことから、右の文書で重秀から屋地を買得した妙一が、左の文書でその屋地を金光寺へ寄進したことがわかる。ただし、妙一が寄進した屋地の面積は、買得した屋地の面積の半分だった。

長谷川重秀屋地売券(はせがわしげひでやちばいけん)
写真 釈文(読み)
妙壱屋地寄進状(みょういちやちきしんじょう)
写真 釈文(読み)

12世紀~15世紀

1巻
田代文書(たしろもんじょ) 細川顕氏軍忠挙状(ほそかわあきうじぐんちゅうきょじょう) 本館蔵

伊豆国田代郷(いずのくにたしろごう)を本拠とした武士である田代氏が獲得した、鎌倉~室町時代の武家文書九通を一巻としたもの。

河内国守護(かわちのくにしゅご)の細川顕氏(ほそかわあきうじ)が、高師直(こうのもろなお)に対し、大和国(やまとのくに)における田代顕綱(あきつな)の一連の戦功にもとづき、その恩賞を申請したもの。将軍足利尊氏(あしかがたかうじ)の執事(しつじ)だった師直は、当時、恩賞方の頭人(とうにん)(長官)を兼任していた様子がうかがえる。

写真 釈文(読み)

13世紀~14世紀 1巻

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2019年6月30日(日)

名称・説明 時代 数量
南蛮屏風(なんばんびょうぶ) 本館蔵 16世紀~17世紀 1点
日本(にほん)イエズス会士年報(かいしねんぽう) 本館蔵

パシオ「1598年、日本イエズス会年報」。1601年、ベネチア刊。パシオはイタリア人のイエズス会宣教師で、天正13年(1585)来日。1611年巡検使に任命された。

1601年 1点
日本殉教報告(にほんじゅんきょうほうこく) 本館蔵

ガルシア「日本殉教報告」。1625年、マドリード刊。ガルシアはスペインのフランシスコ会宣教師で、文禄2年(1593)来日。日本最初の殉教者として聖人に列せられた。

1625年 1点

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2019年10月6日(日)

名称・説明 時代 数量
横矧二枚胴具足(よこはぎにまいどうぐそく)(本多家資料) 本館蔵 17世紀 1領

第3展示室

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2019年6月30日(日)

名称・説明 時代 数量
アツシ(アイヌ服飾関係資料) 本館蔵

オヒョウなどの樹皮繊維でつくられた織物および服飾のこと。アイヌの人びとの自家用のほか、和人との交易品としても生産された。和人社会では、漁場労働や海上運輸の作業着として好まれた。また、歌舞伎衣裳として錦絵に描かれ、広く珍重されていた様子がうかがえる。

19世紀~20世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2019年7月15日(月)

名称・説明 時代 数量
御免国々御馳走方并曲馬図(ごめんくにぐにごちそうかたならびにきょくばのず) 本館蔵

通信使来日のたびに製作されたガイドブックの一つ。馳走役(道中案内・世話)の大名の書き上げ、通信使を護衛する対馬藩主の行列、見物人に人気絶大の朝鮮曲馬芸などが描かれる。巻末に1607(慶長12)年以降の通信使略年譜、日朝関係史の概略などがある。

18世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2019年8月4日(日)

名称・説明 時代 数量
紋章付山水人物蒔絵皿(もんしょうつきさんすいじんぶつまきえざら) 本館蔵

紋章付山水人物文蒔絵皿。
連合オランダ東インド会社創設に関わったヒンローベン家(中央部の家紋からわかる)のために注文製作された大皿。口縁部に、東海道を江戸へ旅する外国人一行が描かれる。行列の規模からオランダの商館長だと考えられる。

17世紀~18世紀 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2019年9月16日(月)

名称・説明 時代 数量
マキリ(小刀) 本館蔵   2点
ニンカリ(耳環) 本館蔵

アイヌの耳環は耳たぶに穴を開けて装着するピアスタイプのものを用いている。銀製のものや、錫、鉛などの金属を主として、下辺部にガラス玉や金属、絹片などの装飾をつける。金属部分は日本製のものが多い。

 

1点
トゥキ・イクパスイ 本館蔵

アイヌの祭具のうち、酒に関わるものは漆器が多い。特に漆椀(トゥキ)を天目台に載せて用いる方式はアイヌ独特のものである。儀礼のときはトゥキに酒を注ぎ、その口縁に横たえた酒へら(イクパスイ)を手に取り、その先端を酒に浸して、神に酒を捧げる。

 

1点
片口(かたくち) 本館蔵

男女ともに常に携帯する利器。調理の際の包丁や彫刻刀などとして用いられるほか、生活すべての場で使われている。古くはアイヌ自製の鋼であったが、日本との交易が盛んになると日本製の刃物にかわった。拵えには美しい彫刻を施すが、これは男の手仕事である。

 

1点

都市の時代 終了予定日:2019年6月30日(日)

名称・説明 時代 数量
紫絽地流水楓藤模様染縫小袖(むらさきろじりゅうすいかえでふじもようそめぬいこそで)(野村正治郎衣裳コレクション) 本館蔵 19~20世紀 1領
白縮緬地源氏車藤葵模様染縫小袖(しろちりめんじげんじぐるまふじあおいもようそめぬいこそで)(野村正治郎衣裳コレクション) 本館蔵 19世紀
1領
縹麻地菊梅小紋帷子(はなだあさじきくうめこもんかたびら)(幕末・明治初期服飾資料) 本館蔵 江戸時代~明治時代 1領
楼閣人物堆黒印籠(ろうかくじんぶつついこくいんろう)(牧野義一コレクション) 本館蔵 19世紀 1点
許由巣父螺鈿印籠(きょゆそうほらでんいんろう)(牧野義一コレクション) 本館蔵 19世紀 1点
鴛鴦蒔絵胴乱形印篭(おしどりまきえどうらんがたいんろう)(牧野義一コレクション) 本館蔵 19世紀 1点
阿蘭陀人蒔絵印籠(おらんだじんまきえいんろう)(牧野義一コレクション) 本館蔵 17~19世紀 1点
祗園油取蒔絵印籠(ぎおんあぶらとりまきえいんろう)(牧野義一コレクション) 本館蔵 17~19世紀 1点
笙十二律堆朱印籠(しょうじゅうにりつついしゅいんろう)(牧野義一コレクション) 本館蔵 19世紀 1点
牛童子蒔絵印籠(うしどうじまきえいんろう)(牧野義一コレクション) 本館蔵 19~20世紀 1点
馬盡蒔絵印籠(うまづくしまきえいんろう)(牧野義一コレクション) 本館蔵 17~19世紀 1点
鶉蒔絵鳥籠形印籠(うずらまきえとりかごがたいんろう)(牧野義一コレクション) 本館蔵 17~19世紀 1点
折敷扇面団扇象嵌印籠(おりしきせんめんうちわぞうがんいんろう)(牧野義一コレクション) 本館蔵 17~19世紀 1点
凧に独楽竹製印籠(たここまたけせいいんろう)(牧野義一コレクション) 本館蔵 19世紀 1点
牡丹鶏蒔絵印籠(ぼたんにわとりまきえいんろう)(牧野義一コレクション) 本館蔵 17~19世紀 1点

ひとともののながれ 終了予定日:2019年7月15日(月)

名称・説明 時代 数量
東遊画巻(とうゆうがかん) 本館蔵 江戸時代 1点

ひとともののながれ 終了予定日:2019年8月18日(日)

名称・説明 時代 数量
虎勢道中記 弐 本館蔵 (毎月捲替) 19世紀 1冊

村から見える近代 終了予定日:2019年7月15日(月)

名称・説明 時代 数量
聆濤閣集古帖(れいとうかくしゅうこちょう)(文房(ぶんぼう)) 本館蔵 18~19世紀 1冊

村から見える近代 終了予定日:2019年8月18日(日)

名称・説明 時代 数量
彦蔵自伝挿絵原画 金比羅道中 本館蔵 19世紀 1点
紅毛雑話(こうもうざつわ) 肆 本館蔵 18世紀 1冊
虫譜図説(ちゅうふずせつ) 巻之四 本館蔵

飯室庄左衛門(楽圃) 著
『栗氏千虫譜』とならぶ虫図譜の大著。飯室は幕臣の本草家。各地採集観察の虫の図と先行図譜による図とがまじる。本書も多くの写本を生み、展示本は近代の写しである

19世紀 1冊
平田篤胤自筆等身面部図 本館蔵

篤胤の自画像。寸法を測ったうえで、等身大に描いている。月代を剃らず総髪にしていたことがわかる。当時、篤胤は65歳。亡くなる3年前である。

天保11(1840)年 1点
道統禮式(平田篤胤関係資料) 本館蔵

篤胤が教えた学問の種類と謝礼の金額などを示した一覧。その専門分野は古道学(狭義の国学)以外に、暦学・易学・軍学・玄学(老荘の学)と、広い範囲にわたっていたことがわかる。

天保7(1836)年 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:2019年7月7日(日)

名称・説明 時代 数量
地球図(ちきゅうず) 本館蔵

最初に刊行された蘭学系世界図で、アムステルダム刊行のフランス語版世界図を原図とする。ニューギニアとオーストラリアが陸続きとなっている。周囲には南北両半球や水陸両半球図、日蝕や月蝕などの解説図、海外の動植物や風景が描かれる。作者は司馬江漢。

寛政4(1792)年 1点
新訂万国全図(しんていばんこくぜんず) 本館蔵

幕府天文方の高橋景保が1810年に寛政、1816(文化13)年頃に一部改定のうえで刊行した。南方大陸メガラニカが架空であることを証明したJ.クック(コーク)の探検航路が記載され、「地球図」(右図)に描き残されていたメガラニカが完全に消失している。

文化13(1816)年 1点
新製輿地全図(しんせいよちぜんず) 本館蔵

初版は1688(貞享5)年。

弘化元(1844)年 1点
新訂坤輿全図(しんていこんりゃくぜんず) 本館蔵

世界を一つの図として表現するために、当時の主流であった両半球図ではなく、より古い形態であるマテオ=リッチ系世界図と同じ図法を採用する。地名の掲載が多く、詳細な内容で知られる。作者は「新訂万国全図」の改訂(「重訂万国全図」の作成)に参加した新発田収蔵。

嘉永5(1852)年 1点
航路新図(かんかいこうろしんず)・環海航路日記(かんかいこうろにっき) 本館蔵

1860(万延元)年の遣米使節新見正興一行に随行した広瀬保庵が、その世界一周の行程について帰国後に記した世界図と日記。世界図については、通過地点の経緯度など航路を詳細に記載する。日記は品川沖からパナマまでで。後編は刊行に至っていない。

文久2(1862)年 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
量地伝習録 (写本) 本館蔵

伊能忠敬(いのうただたか)の弟子の渡邊慎(わたなべしん)が、遺命をうけて測量法や製図法などを文政7年(1824)に記した書。忠敬が改良した小方儀(しょうほうぎ)(小方位盤(しょうほういばん))の図もある。展示品は、天保2年(1831)に三之分目(さんのわけめ)村(現香取市)で渡邊から借り受けて写した写本。

天保2(1831)年写 1点
小方儀および「覚」 本館蔵

伊能忠敬が方位計測に用いたものと同型の真鍮製小方儀。これを杖先に差し込んで使用した。方位の目盛は反時計回りの逆針。これと一緒に伝来した領収書(『覚』)によれば、大隈屋源助から二両で買ったことがわかる。大隈屋は江戸浅草で測量器などを販売した。

19世紀中頃 2点
算法地方大成 本館蔵

長谷川寛校閲・秋田義一編の農政全般の解説書。第五巻は真鍮製測量器の製作法や使用法の解説。測器師として本書にかかわった大野規行は、父規貞とともに伊能忠敬の測量器も作り、『量地伝習録』では測器師として推薦されている。

天保8(1837)年 1点
大野規周の引札 本館蔵

江戸浅草の大野規周は、祖父規貞・父規行と三代続く測器師。この引札は、その天文測量器・地方測量器の広告用ちらし。この頃には測量器を扱う専門店も現れ、真鍮製の精巧な測量器に対する需要も高まっていた。

嘉永2年(1849)年 1点
象限儀 本館蔵

象限儀は上下の角度を測る器具。目標物を見通す線に象限儀の一辺をあわせ、振り子針の指し示す角度を読み取る。展示品は真鍮製の小型象限儀で携帯に便利。背面に「法眼規周」の刻印があり、大野規周の作であることがわかる。

19世紀 1点
経緯儀 本館蔵

大方儀は、水平の方位だけでなく上下の角度も計測することができる。山の高さや谷の深さなどを測るのに使用する。真鍮製で、大野規周の引札にみえる大方儀とほぼ同型のもの。

19世紀 1点