総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室 第4展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2016年9月6日から冬服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2017年4月23日(日)

名称・説明 時代 数量
摩利支天抄 本館蔵
摩利支天(護身・勝利などをつかさどる武士の守り本尊)に関する儀式軌則やさまざまな事柄について、諸書から記事を引用し集成した書。12世紀の写本で、全文にわたって同時期の墨書の仮名・返り点などが加えられている。
12世紀 1巻
源氏物語 蜻蛉 本館蔵
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
長享2年(1488) 1冊

印刷文化 終了予定日:2017年4月9日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】 宋版史記 黄善夫刊本 第八二冊 本館蔵
史記集解・索隠・正義の三注合刻本で、全130巻完存した現存最古本。「建安黄善夫刊/ 于家塾之敬室」の刊記があり、建安(現在福建省)で刊行。直江兼続・上杉藩校興譲館伝来。
南宋慶元年間
(1195~1201)刊か
1冊
【重要文化財】 宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第四 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第四 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第三中 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第四九冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 第八 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本貞観政要 巻第二 本館蔵
関ヶ原合戦直前の慶長5年2月、西笑承兌が徳川家康の命により刊行した旨の刊記がある。ここには家康が、秀吉の遺命により秀頼をよく輔佐していることを讃えているのが注目される。
慶長5年(1600)刊 1冊
版本源氏物語 古活字版 巻第二 澪標 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本太平記 巻第一七・一八 本館蔵
太平記は古活字版の国文学書の中でも最も早く開版され、重版も多い。本書も刊記には「慶長十五年(1610)」とあるが、開版時の刊記を継承した元和~寛永ころの重版と推定される。
17世紀前期 1冊

大名と一揆 終了予定日:2017年4月9日(日)

名称・説明 時代 数量
藍韋威腹巻 本館蔵 室町時代 1領
醍醐山上慈心院旧蔵古文書(だいごさんじょうじしんいんきゅうぞうこもんじょ) 第5巻 第6・7通目 本館蔵

京都の醍醐寺慈心院が所有した、鎌倉時代~江戸時代の古文書114通7巻のうち。

土地の売買は、鎌倉時代の頃から公的な申請・保証がなくなり、当事者間で文書が授受されるようになった。しかし、様式は、律令的な公文書のものを受け継いだ。

左の文書で、僧力慶(りきけい)は私領田(しりょうでん)二百四十歩(ぶ)のうち半分を娘の阿古女(あこめ)に譲った。右の文書の阿古女は同一人物と見られ、姉妹と思われる薬王女(やくおうめ)とともに、田地二百四十歩を種井次郎(たねいじろう)に売却した。つまり、力慶が娘たち(薬王女・阿古女)に譲った私領田は、彼女たちによって種井次郎に売却されたことが知られるのである。

薬王女・阿古女田地売券(やくおうめ・あこめでんちばいけん)
写真 釈文(読み)
僧力慶田地譲状(そうりきけいでんちゆずりじょう)
写真 釈文(読み)

鎌倉~江戸時代 1巻
武家古文書 第7通目「幕府管領奉書(むろまちばくふかんれいほうしょ)」 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた、鎌倉~戦国時代の武家関係文書の巻物。

室町幕府の管領細川頼之(ほそかわよりゆき)が、将軍足利義満(あしかがよしみつ)の命令を受けて発給した文書。

近江国田河庄(おうみのくにたがわのしょう)河毛郷(かわげごう)が半済(はんぜい)(土地の半分を武家に支配させること)になったことについて、領主の醍醐寺(だいごじ)三宝院(さんぽういん)が再び幕府に訴えたため、守護の佐々木高詮(ささきたかあきら)に半済を停止して、河毛郷の下地(したじ)(土地)すべてを三宝院に支配させるように重ねて命じたもの。

写真1 写真2 釈文(読み)

永和2(1376)年 1巻

大航海時代のなかの日本 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
日本イエズス会士年報(パシオ)
1598年、日本イエズス会年報」。1601年、ベネチア刊。パシオはイタリア人のイエズス会宣教師で、天正13年(1585)来日。1611年巡検使に任命された。
1598年 1冊
日本殉教報告(ガルシア)
日本殉教報告」。1625年、マドリード刊。ガルシアはスペインのフランシスコ会宣教師で、文禄2年(1593)来日。日本最初の殉教者として聖人に列せられた。
17世紀 1冊

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2017年6月4日(日)

名称・説明 時代 数量
白絲威五枚胴具足 本館蔵 17世紀 1領

第3展示室

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2017年4月9日(日)

名称・説明 時代 数量
アットゥシ(樹皮衣) 子供着

オヒョウなどの樹皮繊維でつくられた織物および服飾のこと。アイヌの人びとの自家用のほか、和人との交易品としても生産された。和人社会では、漁場労働や海上運輸の作業着として好まれた。また、歌舞伎衣裳として錦絵に描かれ、広く珍重されていた様子がうかがえる。

19~20世紀 1点
ローマ皇帝オットー肖像図蒔絵プラケット 本館蔵 江戸時代 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2017年4月23日(日)

名称・説明 時代 数量
御免朝鮮人大行列記 本館蔵

通信使来日のたびに製作されたガイドブックの一つ。沿道で見物する人びとは、これを参考にして江戸城に登城する行列の構成や旗印などを楽しんだ。この本は、翌年に来日予定の通信使を見込んで、江戸で印刷・販売されたもので、挿絵は前回の行列図をほぼ踏襲している。

宝暦13(1763)年 1点
三線(知念大工型) 本館蔵

琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。

現代 1点

都市の時代 終了予定日:2017年4月9日(日)

名称・説明 時代 数量
萌葱平絹地滝桜模様染縫小袖 本館蔵 江戸時代後期
(19世紀)
1領
憲房色平絹地扇蝶花形小紋小袖 本館蔵 幕末から明治
1領
納戸木綿地桜雉模様友禅染振袖 本館蔵 江戸時代後期
(19世紀)
1領

ひとともののながれ 終了予定日:2017年4月23日(日)

名称・説明 時代 数量
虎勢道中記 壱 本館蔵 (毎月捲替) 19世紀 1冊

ひとともののながれ 終了予定日:2017年5月14日(日)

名称・説明 時代 数量
東海道五十三画巻 上巻 本館蔵(毎月捲替) 江戸時代 1巻

村から見える近代 終了予定日:2017年4月23日(日)

名称・説明 時代 数量
聆涛閣集古帖(鈴鐸) 本館蔵 18~19世紀 1冊
虫譜図説 巻之二 本館蔵

飯室庄左衛門(楽圃) 著

『栗氏千虫譜』とならぶ虫図譜の大著。飯室は幕臣の本草家。各地採集観察の虫の図と先行図譜による図とがまじる。本書も多くの写本を生み、展示本は近代の写しである。

安政3(1856)年 1冊
紅毛雑話 肆 本館蔵

森島中良 著
『紅毛雑話』にみえる顕微鏡用法の図解。「虫をはさむ板は象牙にて作り、穴へ雲母を切入、其間へ虫をはさみ」と説く。同書には、虫の観察例も図示されている。

1787(天明7)年 1冊
古史伝 本館蔵

平田篤胤著
『古事記』『日本書紀』などの古書を取捨して選定した『古史成文』に詳細かつ綿密な注釈と考証をほどこした書。篤胤の没後、門人の矢野玄道らが続修し、伊那地方の門人たちの発起によって刊行された。

文久3(1863)年より刊 28点
玉襷 本館蔵

平田篤胤 著
『毎朝神拝詞記』を本文とし、神々の伝や神拝の心得などの詳細な注釈をほどこした書。1832(天保3)年から徐々に刊行されたが、政治的な配慮で、巻二のみ1861(文久元)年7月に刊行された。

天保3(1832)年より刊 10点
彦蔵自伝挿絵原画 故郷の生家 本館蔵 19世紀 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:2017年5月7日(日)

名称・説明 時代 数量
坤輿万国全図 本館蔵

イエズス会宣教師マテオ= リッチが北京で作った世界図。日本でこれを基にマテオ= リッチ系世界図が作られた。太平洋上の李之藻の文章などに版木改作の跡があるので、これに先立つ初版の存在が推定されている。原品は軸装だが、長く屏風であった痕跡がみられる。

1602年 1点
万国総図(長府) 本館蔵 正保2(1645)年 1巻
人物図(長府) 本館蔵

万国総図は、これまで坤輿万国全図を基にして作られたと考えられてきたが、現在では、これとは別のヨーロッパ製世界図に基づく南蛮系世界図や、マテオ=リッチの両半球図などに基づいて作製されたと考えられている。人物図も南蛮系世界図との関係が強い。

正保2(1645)年 1点
万国総界図 本館蔵

初版は1688(貞享5)年。本図はその再版図。万国総図を基にしているが、中国や日本の書籍にも掲載されたマテオ=リッチの両半球図の影響も受けている。図の下部には「なんばん船」「おらんだ船」の絵の代わりに、日本から海外までの里程表がある。石川流宣の作。

宝永5(1708)年 1点
万国総図(木版) 本館蔵

1645(正保2)年の万国総図・人物図は、その後多くの模倣版が作られた。本図はそのうちの世界図を模刻したもの。図の下部(左側)にあるオランダ船と南蛮船が和船風にかき変えられており、この系統の世界図が変化しながら普及していく様子を知ることができる。

17世紀後半 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
輯製二十万分之一図(しゅうせいにじゅうまんぶんのいちず)(松江) 本館蔵

近代地図の整備を急いだ明治政府は、伊能図中図(いのうずちゅうず)を骨格として輯製二十万分之一図を緊急に作製した。のちに正式測量の図から編集される二十万分之一帝国図(にじゅうまんぶんのいちていこくず)が全国すべてこれに置き換わる昭和初期まで、伊能図はこの図を通じて使用されていたことになる。

明治21(1888)年 1点
シーボルト日本図 本館蔵

出島オランダ商館医師のシーボルトが、高橋景保(かげやす)から入手した伊能図(いのうず)を持って帰国しようとしたが幕府に発覚。伊能図は押収され、景保は死罪となる。シーボルトも海外追放となるが、密かに写した図を持ち出し、本図を作製した。ヨーロッパの日本認識に大きな影響を与えた。

1840年 1点