総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室 第4展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2022年11月8日から冬服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2023年2月19日(日)

名称・説明 時代 数量
釋摩訶衍論 本館蔵
10世紀前半頃に書写された仏典の注釈書。角筆(象牙などで作った細い棒の先を尖らせた筆記用具)で書かれた片仮名・乎己止点が加えられているが、いずれも10世紀前半に加点されたもの。角筆は凹線のため見にくい。
10世紀 1巻
【重要文化財】伏見天皇宸翰後撰和歌集 本館蔵
10世紀中頃に成立した勅撰和歌集『後撰和歌集』の古写本の一つ。紫染の紙の繊維を漉き込んで雲を表現した打曇紙を用いる。能書家としても知られる伏見天皇(1265~1317)宸翰(直筆)の代表的遺品である。
永仁2(1294)年 1巻
類聚雑要抄 巻第三 本館蔵
貴族階級に必要な有職(宮廷の儀礼等に関する知識)についてまとめた書。12世紀末頃に成立。饗宴の際の饗鐉(もてなしの膳)や寝殿の内部とその調度などを、彩色によって詳細に描いている。平安時代末期の有職故実研究の重要な資料。
18世紀 1巻

印刷文化 終了予定日:2023年3月5日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】宋版漢書(慶元刊本) 巻二二 本館蔵
南宋慶元刊本として完存。「建安劉元起刊/丁家塾之敬室」「建安黄善夫刊/丁家塾之敬室」の刊記ならびに慶元年間の建安劉之問識語がある。刊年・出版地・伝来は『史記』に同じ。
南宋慶元年間(1195~1201)刊 1冊
【重要文化財】宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第五下 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第二七 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第三中 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第二三冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 巻第六 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本貞観政要 巻第七・八 本館蔵
関ヶ原合戦直前の慶長5年2月、西笑承兌が徳川家康の命により刊行した旨の刊記がある。ここには家康が、秀吉の遺命により秀頼をよく輔佐していることを讃えているのが注目される。
慶長5年(1600)刊 1冊
版本源氏物語 古活字版 野分 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本謡曲 鉄輪 本館蔵
観世流謡本百番のうち、表紙には雲母刷模様を施した色紙を用いる。本文料紙には一面に雲母を引きその上に雲母刷模様を施したもの(第1種)と、模様を省略したもの(第2種)等がある。
17世紀前期 1冊

大名と一揆 終了予定日:2023年3月5日(日)

名称・説明 時代 数量
紫糸肩裾取威胴丸 本館蔵 16世紀 1領
醍醐山上慈心院文書 本館蔵

京都の醍醐寺慈心院が所有した、鎌倉時代~江戸時代の古文書114通7巻のうち。

右の文書は、良住(りょうじゅう)が弟子の行寛(ぎょうかん)に田地と山を譲与したもの。左の文書は、出雲介(いずものすけ)なる人物が行寛坊に田地を売却したもの。双方の文書に現れる行寛は同一人物と見られる。師の良住から受け継いだ田地に加え、新たに田地を買得したことがわかる。

良住田地・山譲状 (りょうじゅうでんち・やまゆずりじょう)
写真 釈文(読み)
出雲介某田地売券(いずものすけぼうでんちばいけん)
写真 釈文(読み)

鎌倉時代~江戸時代 1巻
仙台藩士青田家文書 本館蔵

仙台藩士の青田家に伝来した文書群。青田氏の出自は、相馬(そうま)氏家臣の新館(にいだて)氏であるという。新館左衛門尉(さえもんのじょう)が伊達政宗(だてまさむね)に従属して仙台藩士となり、のちに青田姓を名乗った。

左の文書は、伊達政宗が新館左衛門尉に対し、陸奥国(むつのくに)安達郡(あだちぐん)糠沢村(ぬかざわむら)の在家(ざいけ)(屋敷と耕地)から年貢(ねんぐ)を取得する権利を認めた証明書である。

政宗はユニークな印章を数多く使用したことで知られるが、父輝宗(てるむね)を失い、ひとり立ちしてまもない天正十四年(一五八六)八月頃から、豊臣秀吉に従属する直前の同十八年五月まで、「龍納」の二字を刻んだ印章を使用した。

伊達政宗知行宛行朱印状(だてまさむねちぎょうあてがいしゅいんじょう)
写真 釈文(読み)

天正14(1586)年 1幅

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2023年4月2日(日)

名称・説明 時代 数量
花樹草花蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵
ドーム形に湾曲した蓋をもつ櫃は、南蛮漆器の花形商品であった。宝石のほか小物入れとして用いられたもの。
桃山時代(16~17世紀) 1点
花樹鹿虎蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵 桃山時代(16~17世紀) 1点
花鳥蒔絵螺鈿抽斗付平櫃 本館蔵
オランダ東インド会社の記録によれば、1635年から45年にかけて、輸出品の櫃の形式が、従来のドーム形の蓋をもつ櫃から、平らな蓋をもつ櫃へと徐々に変化していったことがわかる。南蛮様式の輸出漆器の最末期にあたるもの。
江戸時代初期(1630年代~40年代) 1点
藤秋草鳥蒔絵螺鈿箪笥 本館蔵
通常の書箪笥より、やや小ぶりの箪笥。東インド会社の記録によれば、1635年から45年の時期を境に、前蓋のかわりに観音開きの扉をもつ箪笥の輸出量が増えている。ただし、本資料は、新しい需要にあわせてヨーロッパで改装されたものであろう。
桃山時代(16~17世紀) 1点

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2023年5月7日(日)

名称・説明 時代 数量
錆地五枚胴具足 本館蔵
甲冑はその時代の主要武器のありようを反映している。弓矢が盛んだと大鎧。刀や薙刀だと腹巻・胴丸の類である。さらに鉄砲や鑓の歩兵集団戦が主体になると、鑓先や玉を外すために鉄板仕立の新様式の当世甲冑が流行した。
文禄3(1594)年5月 1点

第3展示室

国際社会のなかの近世日本 終了予定日:2023年2月19日(日)

名称・説明 時代 数量
三線(与那城型) 本館蔵

琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。

現代 1点
マキリ(小刀) 本館蔵

男女ともに常に携帯する利器。調理の際の包丁や彫刻刀などとして用いられるほか、生活すべての場で使われている。古くはアイヌ自製の鋼であったが、日本との交易が盛んになると日本製の刃物にかわった。拵えには美しい彫刻を施すが、これは男の手仕事である。

  1点
ニンカリ(耳環) 本館蔵

アイヌの耳環は耳たぶに穴を開けて装着するピアスタイプのものを用いている。銀製のものや、錫、鉛などの金属を主として、下辺部にガラス玉や金属、絹片などの装飾をつける。金属部分は日本製のものが多い。

 

1点
トゥキ(杯・脚)・イクパスイ 本館蔵

アイヌの祭具のうち、酒に関わるものは漆器が多い。特に漆椀(トゥキ)を天目台に載せて用いる方式はアイヌ独特のものである。儀礼のときはトゥキに酒を注ぎ、その口縁に横たえた酒へら(イクパスイ)を手に取り、その先端を酒に浸して、神に酒を捧げる。

 

1点
鉢 本館蔵

 

1点

国際社会のなかの近世日本 終了予定日:2023年3月5日(日)

名称・説明 時代 数量
アットゥシ(樹皮衣) 本館蔵
オヒョウなどの樹皮繊維でつくられた織物および服飾のこと。アイヌの人びとの自家用のほか、和人との交易品としても生産された。和人社会では、漁場労働や海上運輸の作業着として好まれた。また、歌舞伎衣裳として錦絵に描かれ、広く珍重されていた様子がうかがえる。
19~20世紀 1点

国際社会のなかの近世日本 終了予定日:2023年3月19日(日)

名称・説明 時代 数量
御免国々御馳走方并曲馬図 本館蔵
通信使来日のたびに製作されたガイドブックの一つ。馳走役(道中案内・世話)の大名の書き上げ、通信使を護衛する対馬藩主の行列、見物人に人気絶大の朝鮮曲馬芸などが描かれる。巻末に1607(慶長12)年以降の通信使略年譜、日朝関係史の概略などがある。
宝暦13(1763)年 1点

国際社会のなかの近世日本 終了予定日:2023年4月2日(日)

名称・説明 時代 数量
ローマ皇帝オットー肖像図蒔絵プラケット 本館蔵

肖像図蒔絵プラケット
王侯など著名人の肖像を蒔絵で表したプラケットは、壁に掛けて装飾とするもので、1780年から1800年前後にかけての比較的短い期間に、オランダ人の注文を受けて輸出された。銅板に漆を焼き付け、精巧な蒔絵や螺鈿の漆工技術で西洋の銅版画の図柄を写しとっている。

18~19世紀 1点

都市の時代 終了予定日:2023年3月5日(日)

名称・説明 時代 数量
紫縮緬地御簾檜扇苑池模様染縫小袖 本館蔵
武家女性の礼服には二種類の特徴的なデザインがある。ひとつは、束にした有職風の幾何文ないし器物で埋めつくすもの、もうひとつは、風景の中に象徴的なモティーフを散りばめて文芸を暗示するものである。いずれも技術的には刺繍や型を用いた鹿の子絞りが多用される。
  1領
濃緑平絹地雨龍小紋振袖 本館蔵
中層以上の町方女性の間では、紋付の黒無地または裾にのみ模様をほどこす裾模様が礼服であった。また、型染めで細かな文様を染め出した小紋を晴着として着用し、とくに紋付のものは礼服としても用いられた。
  1領
鬱金練緯地渓澗春景模様友禅染振袖 本館蔵
紋付の黒無地または裾にのみ模様をほどこす裾模様を基本的な礼服としたが、それ以外にもさまざまな試みの美服をあつらえた。裾模様が流行し、友禅染が好まれた。刺繍や鹿の子絞りを駆使した絵画的な総模様、鹿の子絞りで埋めつくす総匹田など贅を凝らしたものである。
  1領

ひとともののながれ 終了予定日:2023年3月19日(日)

名称・説明 時代 数量
東遊画巻 本館蔵 江戸時代 1点

ひとともののながれ 終了予定日:2023年4月16日(日)

名称・説明 時代 数量
虎勢道中記 本館蔵 江戸時代 1冊

村からみえる『近代』 終了予定日:2023年2月19日(日)

名称・説明 時代 数量
聆涛閣集古帖 撥鏤尺(文房) 本館蔵 18~19世紀 1冊

村からみえる『近代』 終了予定日:2023年3月19日(日)

名称・説明 時代 数量
紅毛雑話(参) 本館蔵

森島中良 著
『紅毛雑話』にみえる顕微鏡用法の図解。「虫をはさむ板は象牙にて作り、穴へ雲母を切入、其間へ虫をはさみ」と説く。同書には、虫の観察例も図示されている。

天明7(1787)年 1点
虫譜図説 巻之一二 本館蔵

飯室庄左衛門(楽圃)著
『栗氏千虫譜』とならぶ虫図譜の大著。飯室は幕臣の本草家。各地採集観察の虫の図と先行図譜による図とがまじる。本書も多くの写本を生み、展示本は近代の写しである。

安政3(1856)年 1冊
誓詞帳 本館蔵

気吹舎で、入門の際、誓詞に署名させたものの記録。地方の門人から送られた誓詞は、その氏名をここに写すにとどまるが、直接来塾して入門した者には、この誓詞帳に自署させ、捺印あるいは花押を書かせた。

文化元(1804)年~
明治8(1875)年

1点
門人姓名録 本館蔵

「授業門人姓名録」とも呼ばれる。入門年月日・姓名・入門時の年齢・紹介者・諱などを記したもの。第1冊は、篤胤生前の門人、第2冊以降は没後門人である。なかには、妻子とともに入門している者もいる。

文化元(1804)年~
明治7(1872)年
1点
彦蔵自伝挿絵原画 金比羅道中 本館蔵
浜田彦蔵 画
19世紀 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:2023年5月7日(日)

名称・説明 時代 数量
坤輿万国全図 本館蔵

イエズス会宣教師マテオ= リッチが北京で作った世界図。日本でこれを基にマテオ= リッチ系世界図が作られた。太平洋上の李之藻の文章などに版木改作の跡があるので、これに先立つ初版の存在が推定されている。原品は軸装だが、長く屏風であった痕跡がみられる。

1602年 1点
万国総図(長府)/人物図(長府) 本館蔵

万国総図は、これまで坤輿万国全図を基にして作られたと考えられてきたが、現在では、これとは別のヨーロッパ製世界図に基づく南蛮系世界図や、マテオ=リッチの両半球図などに基づいて作製されたと考えられている。人物図も南蛮系世界図との関係が強い。

正保2(1645)年 1点
万国総界図 本館蔵

初版は1688(貞享5)年。本図はその再版図。万国総図を基にしているが、中国や日本の書籍にも掲載されたマテオ= リッチの両半球図の影響も受けている。図の下部には、「なんばん船」「おらんだ船」の絵の代わりに、日本から海外までの里程表がある。石川流宣の作。

宝永5(1708)年 1点
万国総図(木版) 本館蔵

1645(正保2)年の万国総図・人物図は、その後多くの模倣版が作られた。本図はそのうちの世界図を模刻したもの。図の下部(左側)にあるオランダ船と南蛮船が和船風にかき変えられており、この系統の世界図が変化しながら普及していく様子を知ることができる。

17世紀後半 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
量地伝習録 (写本) 本館蔵

伊能忠敬(いのうただたか)の弟子の渡邊慎(わたなべしん)が、遺命をうけて測量法や製図法などを文政7年(1824)に記した書。忠敬が改良した小方儀(しょうほうぎ)(小方位盤(しょうほういばん))の図もある。展示品は、天保2年(1831)に三之分目(さんのわけめ)村(現香取市)で渡邊から借り受けて写した写本。

天保2(1831)年写 1点
小方儀および「覚」 本館蔵

伊能忠敬が方位計測に用いたものと同型の真鍮製小方儀。これを杖先に差し込んで使用した。方位の目盛は反時計回りの逆針。これと一緒に伝来した領収書(『覚』)によれば、大隈屋源助から二両で買ったことがわかる。大隈屋は江戸浅草で測量器などを販売した。

19世紀中頃 2点
算法地方大成 本館蔵

長谷川寛校閲・秋田義一編の農政全般の解説書。第五巻は真鍮製測量器の製作法や使用法の解説。測器師として本書にかかわった大野規行は、父規貞とともに伊能忠敬の測量器も作り、『量地伝習録』では測器師として推薦されている。

天保8(1837)年 1点
大野規周の引札 本館蔵

江戸浅草の大野規周は、祖父規貞・父規行と三代続く測器師。この引札は、その天文測量器・地方測量器の広告用ちらし。この頃には測量器を扱う専門店も現れ、真鍮製の精巧な測量器に対する需要も高まっていた。

嘉永2(1849)年 1点
象限儀 本館蔵

象限儀は上下の角度を測る器具。目標物を見通す線に象限儀の一辺をあわせ、振り子針の指し示す角度を読み取る。展示品は真鍮製の小型象限儀で携帯に便利。背面に「法眼規周」の刻印があり、大野規周の作であることがわかる。

19世紀 1点
大方儀 本館蔵

大方儀は、水平の方位だけでなく上下の角度も計測することができる。山の高さや谷の深さなどを測るのに使用する。真鍮製で、大野規周の引札にみえる大方儀とほぼ同型のもの。

19世紀 1点

第4展示室

「民俗」へのまなざし 終了予定日:2023年4月9日(日)

 
名称・説明 時代 数量
ステンドキルト風アイヌ紋様タペストリー 本館蔵 2010年 1点