期間限定の展示資料:第2展示室
王朝文化
終了予定日:2026年5月10日(日)
正治元年経房卿堂供養記 本館蔵
正治元年(1199)12月24日、権大納言吉田経房(1143~1200)が浄蓮華院を造立し、堂供養を行った時の日記。本書は鎌倉時代後期の写本であり、墨点(仮名・返り点)もこの時期に付された。
時代:14世紀|数量:1巻
源氏物語 幻 本館蔵
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
時代:長享2(1488)年|数量:1帖
伊勢物語 天福本(後西天皇筆) 本館蔵(旧高松宮家禁裏本)
後西天皇(1637~1685)が書写した写本で、料紙には金銀泥や緑青などによる草花蝶鳥等の装飾下絵が施されている。巻末に天文16年(1547)に冷泉為和が書写した写本の奥書が写されている。
時代:17世紀後期|数量:1帖
類聚雑要抄 巻第三 複製 本館蔵
貴族階級に必要な有職(宮廷の儀礼等に関する知識)についてまとめた書。12世紀末頃に成立。饗宴の際の饗鐉(もてなしの膳)や寝殿の内部とその調度などを、彩色によって詳細に描いている。平安時代末期の有職故実研究の重要な資料。
時代:18世紀|数量:1巻
北山抄 巻第二 複製 原品:前田育徳会尊経閣文庫蔵
平安時代中期に藤原公任(966~1041)によって作られた私撰の儀式書。書名は公任が晩年に隠棲した京都・北山の地名による。恒例・臨時の儀式、太政官の政務、国司の行事などを記す。全10巻。展示個所は11月新嘗会における豊明節会の部分。本書の原本は平安時代後期の写本である。
時代:平安時代|数量:1巻
内裏式 中巻 複製 原品:宮内庁蔵(九条家本)
平安時代前期に嵯峨天皇が右大臣藤原冬嗣(775~826)らに命じて撰定させ、弘仁12年(821)に奏上された最初の勅撰の儀式書。全3巻。正月から12月までの年中行事と4項目の臨時行事とから構成される。展示個所は11月新嘗会の部分。本書の原本は鎌倉時代後期の写本である。
時代:鎌倉時代|数量:1巻
終了予定日:2026年7月5日(日)
金光明最勝王経 巻第六 複製 原品:奈良県 西大寺蔵
天平宝字6年2月8日、百済豊虫が両親の追善のために発願した供養経。全巻にわたって白点(第二群点)と白書の注記があり、さらに朱点が加筆されている。白点は天長7年(830)頃と推定されている。また朱点は喜多院点で、承徳元年(1097)に加えられた。
時代:天平宝字6(762)年|数量:1巻
紙本墨書宮城図 複製(原品:京都府 陽明文庫蔵)
宮城図(大内裏図)・内裏図・八省院図(朝堂院図)・豊楽院図を収める。『延喜式』(九条家本)の付図とともに平安時代の大内裏の様子をうかがわせる重要な資料。巻末に元応元年に僧頼円が鎌倉の足利上総前司の館で書写した旨の奥書がある。
時代:元応元(1319)年|数量:1巻
終了予定日:2026年8月2日(日)
御堂関白記 上巻 複製 原品:京都市 陽明文庫蔵
藤原道長(966~1027)39歳の年の自筆日記。時に正二位左大臣で、公卿の筆頭の地位に昇っていた。道長の自筆日記は現在14巻が伝わっており、いずれも一日分3行取りの具注暦(日の吉凶などの注があらかじめ書き込まれている暦)の行間余白に日記を書いている。
時代:寛弘元(1004)年|数量:1巻
印刷文化
終了予定日:2026年5月10日(日)
【国宝】宋版史記(黄善夫刊本) 巻五九 本館蔵
史記集解・索隠・正義の三注合刻本で、全130巻完存した現在最古本。「建安黄善夫刊・于家塾之敬室」の刊記があり、建安(現在福建省)で刊行。直江兼続・上杉藩校興譲館伝来。
時代:南宋慶元年間(1195~1201)刊か|数量:1冊
【重要文化財】宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第八 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。本文中には補刻の部分も多いが、13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
時代:南宋・12世紀後期刊|数量:1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第十九 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
時代:嘉慶元年(1387)刊|数量:1冊
版本法華疏記 巻第四末 本館蔵
本書は法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5年(1282)から永仁4年(1296)頃にかけて開版したもの。叡山版は南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
時代:13世紀末刊|数量:1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 巻一一 本館蔵
徳川家康は駿府(静岡市)に隠棲後、銅活字を鋳造して印刷を行わせたが(いわゆる駿河版)、本書はその一つである。そのときの銅活字は現存し、重要文化財に指定されている。
時代:元和2(1616)年刊|数量:1冊
版本大学衍義 巻第三 本館蔵
本書は朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
時代:16世紀|数量:1冊
版本貞観政要 巻第五 本館蔵
関ヶ原合戦直前の慶長5年2月、西笑承兌が徳川家康の命により刊行した旨の刊記がある。ここには家康が、秀吉の遺命により秀頼をよく輔佐していることを讃えているのが注目される。
時代:慶長5(1600)年刊|数量:1冊
版本源氏物語 古活字版 花散里 本館蔵
源氏物語に最古の版本として著名。表紙の標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614)頃に木活字をもって印刷されたものである。
時代:17世紀初期|数量:1冊
版本太平記 巻第一九・二〇 本館蔵
太平記は古活字版の国文学書の中でも最も早く開版され、重版も多い。本書も刊記には「慶長十五年(1610)」とあるが、開版時の刊記を継承した元和~寛永ころの重版と推定される。
時代:17世紀前期|数量:1冊
東国と西国
終了予定日:2026年7月5日(日)
紀伊国峠田庄絵図 複製 原品:神護寺蔵
峠田庄は現和歌山県伊都郡かつらぎ町笠田付近の神護寺領荘園。本図は境界を示す五個の傍示によって荘園の領域を示した四至傍示図である。集落や寺社なども描かれ、平安後期の荘園の景観がうかがわれる。
時代:12世紀|数量:1幅
播磨国鵤庄絵図(至徳図) 複製 原品:奈良県 法隆寺蔵
鵤庄は現在の兵庫県龍野市・太子町付近に当たる。法隆寺の最も重要な荘園で、末寺として建立された斑鳩寺が今日に残る。絵図には付近の景観と条里の界線が描かれ、地名・牓示・周囲の荘園などが記されている。
時代:至徳3(1386)年|数量:1幅
武蔵国鶴見寺尾絵図 複製 原品:神奈川県立金沢文庫蔵
武蔵国鶴見寺尾は現横浜市鶴見区東寺尾付近。絵図の中央に見える「寺」の寺領および境界と、それに対する周囲の武士による押領の状態を描いたものと思われる。関東地方では現存する唯一の荘園絵図である。
時代:建武元(1334)年|数量:1幅
民衆の生活と文化
終了予定日:2026年7月5日(日)
年中行事絵巻 複製 巻第十二 原品:京都芸術大学蔵
原本は後白河法皇が作らせた60余巻の絵巻。近世の模写で一部が伝存する。展示しているのは、「祇園御霊会」や「稲荷御霊会」などの祭礼の様子を描いた部分。「御霊会」は、病気をはやらせる貴族や天皇の怨霊をなぐさめて病魔を退散させようとした祭礼で、都の祭りはこれから始まった。
時代:12世紀|数量:1巻
大名と一揆
終了予定日:2026年5月10日(日)
宇治堀家文書(うじほりけもんじょ) 第一巻 本館蔵
京都宇治茶師(ちゃし)の堀家に伝来した古文書146通3巻のうち。
今月は左右いずれも田地(でんち)の売券(うりけん)を展示する。宇治堀家文書にある多数の田地売券は、掘家が田んぼを集積(しゅうせき)していたことを示している。宇治茶は渋みを抑え甘みを増やすために、新芽生育期に日光を遮る覆下栽培(おおいしたさいばい)という農法を採用していた。茶園や茶株への覆いには葦(よし)や藁(わら)を活用したと考えられ、稲作は食料である米とともに、宇治茶生産に欠かせない藁を生み出す重要な地目(ちもく)であった。
●田地売券(でんちうりけん)
写真|釈文
●田地売券(でんちうりけん)
写真|釈文
数量:1巻
越前島津家文書(えちぜんしまづけもんじょ) 本館蔵
薩摩国藩主(さつまのくにはんしゅ)島津家(しまづけ)の一門で、播磨国(はりまのくに)を中心に勢力を広げた重富島津家(しげとみしまづけ)に伝えられた60通の文書群。
今月は足利尊氏(あしかがたかうじ)関係文書を並べる。左右いずれも足利尊氏の下文(くだしぶみ)。文書の右側(袖(そで))に書かれている花押(かおう)は「袖判(そではん)」という。一般的に花押は文書の左側(奥(おく))に記される年月日の下に書かれるが、差出者と受取者とのあいだに身分差がある場合、袖判形式が取られた。なお、「下文」とは「下」から始まる上意下達(じょういかたつ)の文書様式で、永続的な効力が期待された様式となる。
●足利尊氏下文(あしかがたかうじくだしぶみ)
写真|釈文
●足利尊氏下文(あしかがたかうじくだしぶみ)
写真|釈文
数量:1巻
終了予定日:2026年5月6日(水・休)
【重要文化財】色々威腹巻大袖付(盛上黒漆小札) 本館蔵
時代:16世紀|数量:1領
大航海時代のなかの日本
終了予定日:2026年5月6日(水・休)
花クルス螺鈿蒔絵鞍 本館蔵
時代:16~17世紀|数量:1点
南蛮屏風 復元模写 原品:本館蔵
時代:17世紀|数量:1点
錆地五枚胴具足 本館蔵
時代:文禄3(1594)年5月|数量:1点