「伝統の桜草」(2025年度)

植物苑特別企画

伝統の桜草

趣旨

当館くらしの植物苑では、2002年より「伝統の桜草」と題して、桜草の展示を行ってきました。

「伝統の桜草」とは、江戸時代中期以降(江戸・明治・大正・昭和)、園芸家によって野生株の中から変わった花が探し出され、多くの品種が作り出されてきた一連の桜草を指します。花の色は薄紅色や紫色、白色など、花の形も平咲からつかみ咲までと様々です。こうした多様な花色・花形の桜草を展示するとともに、2003年に寄贈された桜草花壇によって伝統的な観賞方法を再現するなど、展示方法も工夫しています。併せて、2007年に収集した八重咲の品種や2010年に収集した野生系の品種、2013年から2015年にかけて収集した現代の新花も展示します。

また、今年度は『櫻草作傳法』という近世後期に記された桜草についての著作から、桜草に関わる「連(同好会)」や彼らの育成の仕方、品種の展開過程などに焦点をあてます。特に今回は、桜草の育種に関わった連の存在についてパネルで紹介します。

伝統の桜草

伝統の桜草

伝統の桜草

伝統の桜草

  

開催概要

開催期間

2025年4月8日(火)~ 4月30日(水)
※苑内メンテナンス・悪天候等、諸般の理由により、開苑日・開苑時間等の変更、各種催し物を延期または中止する場合があります。最新の情報は館のホームページ及びSNSでご確認ください。

会場

国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑

料金

個人100円、団体50円

※4月29日(火・祝)は「歴博みどりの日」で入苑無料。
※高校生以下は入苑無料。
※団体は20名以上です。

※障がい者手帳等保持者は手帳等提示により、介助者と共に入苑無料。
※博物館の総合展示・企画展示は別途料金がかかります。
※博物館の半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑にご入場できます。また、植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引になります。

開苑時間

9:30~16:30 (入苑は16:00まで) 

休苑日

4月14日(月)・21日(月)・28日(月)

主催

大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館

主な展示内容

展示する桜草は主に鉢植えで、1鉢に4芽、各品種2鉢ずつ用意し、桜草花壇、東屋周囲、ハウス2棟、よしず展示場で展示を行います。

桜草花壇には、江戸時代に作出された品種を主に展示します。また、近年作出の八重咲の品種、野生系の品種、現代の新花の展示コーナーを設けます。その他にもプランターなどに植えて東屋周囲に展示します。

さらに本館エントランス前にも、植物苑のご紹介もかね、プランターで展示します。

  • 出展品種 計 約400品種
  • 出展鉢数   約700鉢

※生育状況により出展数は変わる場合があります。

関連の催し物

展示解説会のご案内

日時

4月8日(火) 11:00~

場所

くらしの植物苑

当展示プロジェクト委員による展示解説を行います。事前予約等は必要ございません。

くらしの植物苑観察会 第311回観察会「『櫻草作傳法』を読む-桜草連(同好会)を中心に-」

講師

水田 大輝(日本大学)

日時

4月26日(土) 13:30~15:30

場所

くらしの植物苑

備考

※要入苑料、事前申込不要

桜草 有償頒布のご案内

日時

4月8日(火)~4月30日(水) 9:30~12:00
※4月14日(月)、21日(月)、28日(月) は除く
※4月8日(火) のみ 9:30~10:30
※4月29日(火・祝) のみ 9:30~15:00

場所

くらしの植物苑

備考

※要入苑料
※期間内であっても、提供できる在庫がなくなり次第頒布を終了します。

※内容は変更する場合があります。ご了承ください。

伝統の桜草

桜草花壇

伝統の桜草

ハウス展示風景

-くらしの植物苑の桜草花壇-
天保年間(1830~44)の写本と伝わる「櫻草作傳法(さくらそうさでんほう)」に書かれている桜草花壇(組立小屋の中に5段の棚を設けた花壇)を元に復元された、伝統的な観賞法(2003年に寄贈)。この花壇では、江戸時代に作出された品種を主に展示します。

桜草水盤展示

桜草水盤展示

平方(白)

平方(白)/ひらかた(しろ)
(野生種)

田島(紅)

田島(紅)/たじま(べに)
(野生種)

南京小桜

南京小桜/なんきんこざくら
(園芸種)

白兎

白兎/しろうさぎ
(園芸種)

駅路の鈴

駅路の鈴/えきろのすず
(園芸種)

青葉の笛

青葉の笛/あおばのふえ
(園芸種)

落葉衣

落葉衣/おちばごろも
(園芸種)

白滝

白滝/しらたき
(園芸種)