「野村正治郎の後継者―賤男の活動」

特集展示

野村正治郎の後継者

開催概要

開催期間

2025年10月28日(火)~12月21日(日)

会場

国立歴史民俗博物館 第3展示室 特集展示室

料金

一般600円(350円)、大学生250円(200円)、高校生以下無料
※( )は20名以上の団体料金です。
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※障がい者手帳等保持者は手帳等提示により、介助者と共に入館無料です。
※高校生及び大学生の方は、学生証等を提示してください。
※博物館の半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑にご入場(16:00まで)できます。 また、植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引になります。

開館時間

9:30~16:30(入館は16:00まで)

休館日

月曜日 (月曜日が休日にあたる場合は開館し、翌平日休館)

主催

大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館

趣旨

賤男(しずお)(1902-1987)は、旧姓を森下といい、日系二世のアメリカ移民でした。正治郎の一人娘の政江(1904-1986)と結婚して野村家に入り、正治郎の商売とコレクションを継承します。しかし、戦後、賤男一家はアメリカに移住することになり、同時に正治郎のコレクションの主要な一群もアメリカに渡ってしまいました。幸いにも、国立歴史民俗博物館の設立に際し、流出したコレクションは里帰りを果たします。

本特集展示では、賤男が制作に関与した小袖裂貼装屛風を紹介するとともに、戦後の文化財の移動と行政についても見ていきます。

小袖裂貼装屛風
国立歴史民俗博物館蔵 野村正治郎衣裳コレクション

裏面に賤男の印章が捺されており、賤男が制作に関わったことがわかります。正治郎が集めた着物の裂を貼装しており、時代小袖雛形屛風の制作に際して余った裂も含まれています。