第457回 講演会「資料からみえる戦後の炭鉱社会」
開催要項
日程
2025年1月11日(土)
時間
13:00~15:00
場所
歴博講堂
講師
佐川 享平(本館歴史研究系准教授)
定員
240名
参加費
無料
※令和6年度の歴博講演会は、事前申込み制を取りやめます。参加をご希望の方は、当日、直接会場までお越しください。先着順で対応させていただき、定員を超えた場合は聴講をお断りする場合がございます。予めご了承ください。なお、入場開始は12:30ごろを予定しております。
講演趣旨
炭鉱という産業に対して、どのようなイメージを持つでしょうか。日本国内では過去の産業となったものの、産業遺産への関心の高まり、また、ドラマや映画などの舞台として取り上げられることもあり、今なお、炭鉱に関する様々なイメージが生成され続けています。
戦後間もなく、国策のもとで多くの労働力を集めて復興を支えた炭鉱業は、日本が高度成長期を迎えるなかで、急速に衰退へと向かいます。炭鉱業が経験した劇的な展開と、そこで生み出された膨大な人の移動は、戦後史の重要な一側面だといえるでしょう。
しかし、戦後の炭鉱でどのような人びとが働き、どのようにくらしていたのか、具体的な資料からその歴史像を明らかにする作業には、必ずしも多くの蓄積があるわけではありません。
今回の講演では、現在、整理を進めている資料の来歴や性格を紹介しながら、戦後の炭鉱社会の実像に迫るための材料として、どのような資料が残されており、どのように活用することができるのか、その可能性を探ります。そこから、戦後の炭鉱と日本社会の姿について考えてみたいと思います。
お問い合わせ
国立歴史民俗博物館 広報課 広報・普及係
TEL: 043-486-0123(代)
Email: sfukyu@ml.rekihaku.ac.jp
受付時間:平日9:00~17:00