都城の生活史-その成立により何が起こったのか-
基盤研究(C) 一般
都城の生活史-その成立により何が起こったのか-
研究期間:2024年度~2026年度
研究代表者 | 林部 均(本館・研究部) |
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研究目的
本研究では藤原京・平城京という都城に焦点をあて、ゴミの処理問題、上水確保、下水処理、葬地の確保、木製祭祀具の出現、周辺環境の破壊など、生活史・環境史という視点から、都城の成立によって、人々の生活や社会がどのように変化したのかを、都城成立以前の飛鳥宮跡等との遺構・遺物の数量的、質的な比較分析から具体的に明らかにする。これまでの政治史的な視点からではなく、より人々の生活や社会に密着した立場から都城の成立の意義を捉えなおすことを目的とする。