ファミリープログラム


れきはくをかこうよ作品展

平成30年7月22日[日]に、国立歴史民俗博物館の第2展示室の展示物を写生する「れきはくをかこうよ」を開催しました。小学生など計32人の方が参加してくれました。先生のアドバイスを聞いて、みんないっしょうけんめいすみずみまでよく見て描いていました。
最初に、展示室で歴博の先生から展示物の説明がありました。その後、それぞれ好きな展示物を選び、絵を描きました。描いてみると、気がついたことや新たな発見があったようですね。たくさんの色をつかって描いた絵や細かいところまでていねいに時間をかけて描いた絵など、どれも力作ぞろいでした。

日   時
平成30年7月22日[日]10:00~14:30
場   所
本館第4展示室
画   材
色鉛筆・鉛筆・画用紙
歴博の先生
民俗研究系 小池淳一先生、松田睦彦先生

みんなの作品紹介

● 第4展示室 ●

画像をクリックすると別のウィンドウが開いて大きく見られます。

きょうだいまねきねこ 安倍 雅理奈
今日のこだわり
2人の右手と左手をくふうしてがんばりました
注目点・疑問点
とくにありません
歴博の先生から
兄弟のまねき猫を描き分けてくれました。猫の表情も上手に表現できています。
作品(1)

みずこじぞう 江名 唯花
今日のこだわり
おじぞうさまのとなりにあるはな
注目点・疑問点
おじぞうさまのみみたぶがおおきかった
歴博の先生から
お地蔵さま(仏像)の特徴が上手にとらえられています。花やかざぐるまもきちんと描いてくれました。
作品(2)

団子馬 篠原 香凜
今日のこだわり
馬の輪かくをとにかくきれいに、本物に見えるように描きました!!
注目点・疑問点
色のグラデーションに気を付けました!
疑問 馬なのに何で首すじがシュッとしてないで丸々してるんですか?(私は、馬好きです!!)
歴博の先生から
シャープな線で馬が立ちあがるポーズをしっかりととらえています。色も細かく塗りわけられていますね。
首がずんぐりとしているのは写生(本物の馬をじっくり見ること)しないで作ったせいでしょうか。
作品(3)

鈴木 智子
今日のこだわり
目を力づよくするところ
注目点・疑問点
なわのところをいしきした。
歴博の先生から
荒神神楽のわらで作られた龍(蛇)の顔の部分をしっかりと大きくとらえて描いています。わらの細かく組み合わされているところと全体として迫力のある龍になっているところがきちんと表現されていてすばらしいですね。
作品(4)

おぼんの日 高杉 莉那
今日のこだわり
こまかくかいたこと
注目点・疑問点
なんで、おりがみで作っておいてるか
歴博の先生から
お盆の時期に「御先祖様」を迎える棚(盆棚)をじっくりと見て描いてくれました。全体のバランスもとてもいいです。
お盆もおまつりなので色のついた紙でにぎやかに飾りを作っているのですね。
作品(5)

わらで編まれた龍 長野 ゆいか
今日のこだわり
わらの1本1本、編まれている様子や、龍の力強さが伝わるように書きました。
注目点・疑問点
龍の深紅の目
歴博の先生から
神さまが宿るといわれるわらの龍(蛇)が上手に描けています。特に顔(目や口、角など)の部分がすばらしい出来ですね。画龍点晴ということばがありますが、まさにその通りの見事な絵です。
作品(6)

カワイイだけじゃなくて しあわせになれちゃう 長野 りおな
今日のこだわり
きんかのところ
注目点・疑問点
まねきねこの目
歴博の先生から
青い目(アメリカ向け)のまねき猫とアメリカ生まれのビリケンさんを描いてくれました。ドルを持っているところもしっかりと観察できていますね。
作品(7)

オカロ 丸 凜々子
今日のこだわり
オカロのどうぐ
注目点・疑問点
どうぐのさびているところ
なんで、えめらるどグリーンになっているところ
歴博の先生から
いろりと自在かぎ、いろりの道具をきちんと描いてくれました。
緑色になっているのはさびているためではないでしょうか。いろりの隅の部分もしっかりととらえています。
作品(8)

おおっ!!しし参上! 水垣 七海
今日のこだわり
・毛にこだわった(4色でぬった)
・迫力感をだした。
注目点・疑問点
・注目点 勢いのある獅子を表現しました。毛の部分は4色でぬったので、よくみてください。
・疑問点 ふろしきをかぶっている、いないで何がちがうのですか?
歴博の先生から
沖縄の祭りに登場する獅子を丁ねいに描いてくれました。本土の獅子は胴体の部分をふろしきで表現することが多いのですが、沖縄の獅子は中国の文化の影響を受けているのか、毛が生えています。
歯並びもきちんとよく描けていますね。
作品(9)

おにんぎょうさまとまねきねこ
村木 こころ
今日のこだわり
おにんぎょうさまのかお
注目点・疑問点
なんでまねきねこのなかにぶたがいるのですか?
歴博の先生から
大きなお人形様と小さいまねき猫を並べて描いてくれました。とてもきれいな色づかいでそれぞれの特徴をよくとらえています。
ぶたは、日本の十二支には入りませんが、アジアではいのししの代わりにぶたが十二支に入ります。幸せと豊かさのシンボルです。
作品(10)

森とかわといえ 笹田 ことみ
今日のこだわり
木がいっぱい
注目点・疑問点
ありません
歴博の先生から
山の家は、ふだんくらすおもやだけでなく、さくもつをかんそうさせるあまぼしごやや、馬をかううまごやなど、いろいろなたてものをていねいにかいてくれました。畑もありますね。
田んぼの村は、村の人たちがたいせつにしている木の神さまのはくりょくがすごいです。バイクもかいてもらえてうれしいです。
作品(11_1) 作品(11_2)

かっぱの手 笹田 まこと
今日のこだわり
黒でも茶色でもない色をぬるときのくふう。
注目点・疑問点
かっぱの手
歴博の先生から
かっぱの手の茶色よりこくて黒よりうすいびみょうな色がじょうずにひょうげんされています。ゆびが曲がったようすもうまくてびっくりしました。となりのかっぱ、かわいいですね。
作品(12)

かつお一ぽんづりぎょせん 白川 貴悠
今日のこだわり
かんじと竹のもようにこだわりました。
注目点・疑問点
ろ(こぐぼう)をのせるものがしかのつのみたいなぼうだからかっぱがきてもだいじょうぶなのかな?
歴博の先生から
ふねのふくざつなかたちをくふうしてじょうずにかいてくれました。しかのつのみたいなYのかたとちをしたぼうは「またぎ」です。ろだけでなく、つりざおなどの長いものをのせておくどうぐです。たしかにしかのつのににてるので、かっぱはこないかもね。
作品(13)


ねこと子 高庄 愛優香
今日のこだわり
屋根の色
注目点・疑問点
夏に森に帰ると暑くないんですか?
歴博の先生から
屋根の色、せんたくもの、ねことあそぶ子供、どれもじょうずにかけています。むかしの家は、じめんとゆかの間があいているんです。それもよくかんさつできました。
森のなかは町よりずっとすずしいですよ。
作品(14)

カッパ 高杉 遥杜
今日のこだわり
子供が引きずりこまれたところ
注目点・疑問点
本当に引きずりこまれた人はいるのかな?
歴博の先生から
かっぱがいたずらそうな目をして子供をひっぱっているところ、ひっぱられた子供がびっくりしたかお、どちらもじょうずにかけていますね。本当に引きずりこまれた人がいるかはわかりませんが、かっぱがいるということをしんじている人がいたことは、まちがいありません。
作品(15)

本草図説 丸 仙太郎
今日のこだわり
かっぱの口やつめなど
注目点・疑問点
かつおの一本釣りのかつおがおちるところがないのでぎもんにおもいました
歴博の先生から
かっぱのするどい歯やつめがじょうずに描けていますね。江戸時代の学者さんも「そうそう。こんなかんじ!」とかんしんすると思います。むかしのカツオつりはいまのようにカツオをうしろにほうりなげなかったようです。
作品(16)

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