
展示室案内

第4展示室 民俗
昔からうけつがれてきた生活や文化は、どんなものでどう変わったのかな?神様やようかいといった不思議なものに対するおそれといのり、幸せを願う祭りやおまじない、自然と向きあって生きる技(わざ)と知恵(ちえ)をしょうかいしています。
世の中が移り変わる中で、古くから伝わる民俗文化も大きく変わってきました。ここでは、日本列島のさまざまな現代の「民俗」のすがたを展示しています。
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回転式のシーサー
笑顔いっぱいのシーサーが手にしているものは、どれも沖縄(おきなわ)の名物です。
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現代のアイヌアート
アイヌの人びとは、築いてきた文化を現代にいかし、新しい作品を生み出しています。
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福岡県(ふくおかけん)宮若市(みやわかし)でほられた石炭
電気や鉄をつくるための燃料として1970年代まで利用されました。ほり出す場所には、町ができ、病院や学校などもありました。
不安やおそれに立ち向かうために、人は、どのようなことをしてきたのでしょうか。
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ミリク
沖縄(おきなわ)の八重山(やえやま)地方の祭りでは、海から船に乗ってミリクという神様がやってきて、新しい年の稲(いね)のみのりを祈(いの)ります。
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かっぱ
水のようかい、かっぱの好きなものはきゅうりやすもうなどで、きらいなものは、しかの角、つば、金物などです。
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団子馬(だんごうま)
香川県(かがわけん)西部では、男の子が生まれた家に、米粉でつくった、前足をあげた馬をおくる習慣があります。
職人・商人たちの活動、農業や漁業でくらす人びとのすがたを展示しています。どんな道具や技(わざ)を使ってくらしてきたのでしょうか。
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復元された尾形(おがた)さんの家
この家は、東日本大震災(だいしんさい)の時、津波(つなみ)で流されました。生活用具や建物の一部を見つけ出して、元のすがたを再現しています。
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チンコロとトットコ
十二支や花をかたどったチンコロとニワトリの形をしたトットコ。新潟県(にいがたけん)十日町市の正月に売られるおかしです。
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カツオ一本づり漁船
このような木でできたカツオ船は、昭和の初めころまで活躍(かつやく)していました。カツオの一本づりは、現在も続いています。