総合
REKIHAKU 018
- 発行年月
- 2026年6月
- サイズ
- A5 / 並製 / 112ページ / フルカラー
- 価格
- 1200円(本体1,091円(税別))
- 出版社
- 文学通信
- 著者
- 国立歴史民俗博物館発行
いま、激動の時代において、その立ち位置を知り未来への道筋を見出すためには、そこに至る道筋を理解することが必要です。当館は1983年の開館以来、国内外の大学や研究機関と協力して日本の歴史と文化について研究を進めてきました。これらの成果が新たな時代を作るための一助になることを願い、最先端でおもしろい研究成果を少しでもわかりやすく伝えるために、旧歴史系総合誌『歴博』にかわって、本誌を新たに創刊しました。ここでは、歴史的、文化的に重要な課題を特集として取り上げるとともに、気軽に楽しめる歴史に関する話題の連載などもあります。
当館ミュージアムショップの他、一般の書籍として書店等でも販売予定です。
また、電子書籍も販売いたします。各電子書籍の販売サイトにてお求めください。
CONTENTS
特集 恵みの雨、 災いの雨 遺跡に残る洪水と対峙した人びと
1 洪水が水田にもたらす恵みと災い
水害に遭おうとも水田を営み続けた奈良盆地の弥生の人々
岡田憲一
2 気候の変化は水田の変化にあらわれる
弥生時代水田の灌漑システムとその変化
大庭重信
3 COLUMN◉洪水とともにある遺跡の成立と盛衰
登呂は安倍川の賜物――静岡県登呂遺跡を襲った洪水災害
篠原和大
4 弥生時代の考古学的年代観を刷新する
酸素同位体比年輪年代法は弥生時代の理解をどう変えるか?
中塚 武
5 木材利用は広葉樹から針葉樹へと大転換した
正倉院文書にみる木材移送と降水量変動との関わり
村上由美子
6 COLUMN◉遺跡発掘調査からわかる過去の水害事象
琵琶湖と水害
宮﨑幹也
7 環境変化に対する社会の対応とその克服
環境変化は弥生社会に転換をもたらしたのか?
田中元浩
8 人の移動の多面性を列島史のなかに位置づけるために
土器の移動から「避難民」がみえるか?
石井智大
9 環境要因と社会要因はどちらが変化の主役なのか
降水量変動と古代以前の社会変化
若林邦彦
10 COLUMN◉過去の洪水を読み解く「ものさし」
現代の水害研究から先史時代の洪水を考える
篠崎鉄哉
たかが歴史 されど歴史
条約は英語で書かれていた?――幕末外交の意外な事実
福岡万里子
博物館マンガ 第16回
ようこそ! サクラ歴史民俗博物館
博物館のホームページとSNS
鷹取ゆう
石出奈々子のれきはく!探検 第17回
れきし、はぎとられし
フィールド紀行
土地に刻まれた「記憶」を探る~小城・三原・坂井~
第2回 アナログとデジタルの共演~広島県三原市本郷町の調査~
土山祐之
誌上博物館 歴博のイッピン
華やかな色紙帖をひもとく
実隆筆蹟色紙手鑑(高松宮家伝来禁裏本)
鷲頭 桂
歴史研究フロントライン
人・モノ・自然シンポジウム「同位体が拓く自然史・人間史」
坂本 稔
EXHIBITION 歴博への招待状
企画展示「アイヌ民族と博覧会 ―150年の経験―」
内田順子
SPOTLIGHT 若手研究者たちの挑戦
同位体を武器に歴史を研究する
若木重行
これが私の仕事道具
アートナイフと質量分析装置
齋藤 努
くらしの植物苑歳時記
特別企画「伝統の朝顔」のご案内
博物館のある街
愛知県豊田市
モノと記憶の展示
~2024年開館の豊田市博物館の常設展について~
山田佳美
くらしの由来記
長崎のネコと日蘭貿易
松尾恒一
研究のひとしずく
縄文人の考え方を知るために
第3回●なぜ石棒を対照的な色にするのか
中村耕作
海外の日本研究から
知られざるサムライ
大英博物館「Samurai」展(2026.2.3-5.4)への道程とこれから
ロジーナ・バックランド
歴博友の会 会員募集
Event Information
英文目次
編集◉国立歴史民俗博物館 山下優介 鷲頭 桂