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開催概要広報用素材の提供について問い合わせ先

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は、当館の運営等につきまして、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。

このたび当館では、2020年12月1日(火)~ 2021年1月31日(日)の期間、くらしの植物苑特別企画「冬の華・サザンカ」を開催します。

サザンカは「サザンカ群」、「カンツバキ群」、「ハルサザンカ群」の3グループに大別されますが、当苑ではそれらの系統を維持することにつとめて参りました。

本展では、日本固有種であるサザンカを収集し約140品種を鉢植えで展示いたします。今年度は「サザンカ今後の展望」をテーマとして、2001年より展示してきた20年を振り返りつつ、遺伝資源としてのサザンカの園芸品種や、サザンカの文化史について、パネルで紹介します。

つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。

謹白

例年実施している苗の有償頒布については、特別企画ページをご確認ください。
※12月12日(土)に開催を予定していました第429回歴博講演会「サザンカ 今後の展望」は延期となりました。

開催概要

くらしの植物苑特別企画「冬の華・サザンカ」
開催期間2020年12月1日(火)~ 2021年1月31日(日)
開催期間 2020年12月1日(火)~ 2021年1月31日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
料金 個人 100円 
団体(20名以上) 50円 

※1月10日(日)は入苑無料。
※高校生以下は入苑無料。
※障がい者手帳等保持者は手帳提示により、介護者と共に入苑無料。
※博物館の総合展示・企画展示は別途料金がかかります。
※博物館の半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑にご入場できます。また、植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引になります。

開苑時間 9時30分~16時30分 (入苑は16時00分まで) 
休苑日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日休苑)
年末年始(12月27日~1月4日)
主催 国立歴史民俗博物館

趣旨

サザンカは日本を原産地とし、ツバキとともに冬枯れの季節に庭を彩る数少ない植物です。くらしの植物苑では、特別企画「季節の伝統植物」の一環として、2001年より冬を代表する園芸植物であるサザンカを収集し、展示してきました。これらには、「江戸サザンカ」、「肥後サザンカ」と呼ばれる独自の品種群も含まれています。

サザンカは、自生種に近い「サザンカ群」、獅子頭の実生またはその後代と考えられている「カンツバキ群」、サザンカとツバキの間で自然にできた雑種またはその後代と考えられている「ハルサザンカ群」の3グループに大別され、花はグループごとに10月中頃から翌年2月にかけて上記の順に咲いていきます。これらの品種は、いずれも実生の変種から選抜されたもので、こうした品種を維持・普及する方法は、日本の園芸文化の大きな特徴といえます。くらしの植物苑では、⼈とサザンカの関わりを遺伝資源と⽂化的な資産の両⾯から着⽬し、⽣きた植物と歴史資料を併せて考察した成果を展⽰してきました。

本展では、約140品種のサザンカを鉢植えで展示いたします。今年度は「サザンカ今後の展望」をテーマとして、2001年より展示してきた20年を振り返りつつ、遺伝資源としてのサザンカの園芸品種や、サザンカの文化史について、パネルで紹介します。

概要

今年度の「冬の華・サザンカ」では、日本固有種であるサザンカを鉢植えにて、約140品種を展示いたします。2000年に当苑へ寄贈された品種と、その後新たに収集したサザンカ(サザンカ群70品種、カンツバキ群43品種、ハルサザンカ群32品種)を苑内の東屋周辺、ハウスで展示します。一部、常設スペースでの地植えもあります。

●出展品種 計 約140品種
●出展鉢数 約300鉢

関連の催し

展示解説会のご案内

当展示プロジェクト委員による展示解説を行います。事前予約等は必要ございません。
※急遽中止となる場合がございますのでご了承ください。

日時 12月1日(火) 13:30~
会場 くらしの植物苑

その他歴博で開催する催事

特集展示(国際展示) 「東アジアを駆け抜けた身体(からだ)-スポーツの近代-」

開催日時 2021年1月26日(火)~ 3月14日(日)
~2月:9時30分~16時30分(最終入館16:00)
3月~:9時30分~17時00分(最終入館16:30)
会場 本館企画展示室A・Bにて開催
入苑料 一般:600円、大学生:250円、高校生以下:無料

次回予告

くらしの植物苑特別企画 季節の伝統植物「伝統の桜草」

2021年4月中旬~5月上旬 9:30~16:30(入苑は16:00まで)

広報用素材の提供について

ご希望の写真を送付いたしますので、プレスリリースの画像番号をご連絡ください。
画像(JPEG)はメールで送信いたします。
問い合わせ先はリリース本文「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。

広報画像使用に際しての注意事項

  • 本展広報目的でのご使用に限ります。(展示期間終了まで)。
  • 展覧会名、会期、会場名、掲載図版のキャプションを必ず掲載してください。
  • 資料画像は全図で使用してください。文字を重ねるなど画像の加工・改変はできません。
    部分使用については事前申請・許諾が必要です。
  • Web上に掲載する場合は、72dpi以下の解像度にしてください。
  • 転載、再放送など2次使用をされる場合には、別途申請いただきますようお願いいたします。
  • 基本情報、図版使用の確認のため、校正紙(Web上の場合は掲載URL)をお送りください。
  • 掲載、放送後は必ず、掲載誌(掲載面PDF)、同録テープを、1部お送り願います。

サザンカ群 / 開花期は10~12月

生態・形態的に、サザンカの自生種に近いグループで、一重か二重の花を咲かせます。花色は、白、桃、紅、紅色の覆輪ぼかしがあり、香りが強い種類です。大輪花も多く、「江戸サザンカ」の代表的なものも、この品種群のなかまです。

1. 稲妻(いなづま)

2. 七福神(しちふくじん)

3. 黒紅サザンカ(くろべにサザンカ)

カンツバキ群 / 開花期は11~3月

中部地方に古木が多い「獅子頭」がもとになってつくられたもので、真冬に、八重や獅子咲きなどの華やかな花を咲かせます。花色は、白、桃、紅、紅色の覆輪ぼかしがあり、香りは弱い種類です。

4. 長春(ちょうしゅん)

5. 敷島(しきしま)

6. 富士の峰(ふじのみね)

ハルサザンカ群

サザンカとヤブツバキの自然交雑でうまれたと考えられているグループで、12~4月にかけて咲く、一重から八重、千重咲などがあります。

7. 銀龍(ぎんりゅう)

8. 東牡丹(あづまぼたん)

9. 唐衣(からごろも)

このリリースに関するお問い合わせ

人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館
広報サービス室広報係 横尾・小林・大賀

〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地 
TEL 043-486-0123(代)  FAX 043-486-4941
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp