このページの目次
開催概要関連の催し物広報用素材の提供について問い合わせ先

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、当館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。

当館では2020年5月26日(火)~ 6月28日(日)の期間、総合展示 第3展示室 特集展示室において、特集展示「大津絵と江戸の出版」を開催します。

本展では、当館所蔵の大津絵12点のうち11点と、大津絵をモティーフに取り入れた江戸末期から明治初期にかけての錦絵など、あわせて約20点を紹介し、江戸好機における大津絵イメージの広がりについて考えます。

つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。

謹白

開催概要

第3展示室(近世)特集展示 「もの」からみる近世
『大津絵と江戸の出版』
開催期間2020年5月26日(火)~6月28日(日)
開催期間 2020年5月26日(火)~6月28日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 第3展示室(近世)特集展示室
料金

一般600(350)円/大学生250(200)円
高校生以下無料

※( )は20名以上の団体料金です。
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※障がい者手帳等保持者は手帳提示により、介助者と共に入館無料です。
※高校生及び大学生の方は、学生証等を提示してください。
※博物館の半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑にご入場できます。 また、植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引になります。
※料金が変更になる場合があります。

開館時間 9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)
主催 国立歴史民俗博物館

みどころ

  • 大津絵の素朴な魅力を味わってみてください。
  • 大津絵に込められた護符的な意味を読み解いてみましょう。
  • 大津絵の画題がさまざまなかたちで浮世絵にも取り入られたのをご覧ください。

趣旨

江戸時代、大津の追分(おいわけ)周辺で売られていた肉筆の民衆絵画である「大津絵(おおつえ)」は、木版や合羽摺(着色部分を切抜いた型紙の上から刷毛や“たんぽ”を使って色を塗る技法)なども併用して大量生産され、大津土産として全国に広く知られるものとなりました。江戸末期には「大津絵十種」といわれるような定番の画題が定着し、歌舞伎や戯作など、江戸の大衆文化にも題材を提供するようになります。とくに錦絵の戯画のモティーフとして好まれ、嘉永6年(1853)の歌川国芳の「浮世又平名画奇特(うきよまたべえめいがのきどく)」のようなヒット作も生み出し、風刺画を示唆する機能も有するようになりました。

本展では、当館所蔵の大津絵12点のうち11点を紹介するとともに、大津絵をモティーフに取り入れた江戸末期から明治初期にかけての錦絵などをあわせて展示し、江戸後期における大津絵イメージの広がりについて考えます。

 

「大津絵」とは?
大津絵は大津宿の追分付近で江戸時代初期から描かれ始めたと考えられています。芭蕉の句「大津絵の筆のはじめは何仏」が知られているように、初期には仏教的な画題が主流でしたが、次第に世俗的で戯画性や風刺画的なものが増えていきます。江戸末期には次第に「大津絵十種」と呼ばれる代表的な画題へと絞られ、それ以外のものが見られなくなっていきます。大津絵は近代になって描かれなくなりますが、その諧謔や素朴な味わいを愛する文化人も少なくありませんでした。近年では海外でも注目を集めつつあります。

「大津絵十種」とは?
江戸時代末期、大津絵の画題は十種に絞られるようになり、それぞれがご利益のある護符としての役割を期待されるようにもなりました。今回展示する「鷹匠」、「座頭」、「瓢箪鯰」、「釣鐘弁慶」も大津絵十種です。

 

主な展示資料


歌川国芳画「浮世又平名画奇特」 
嘉永6年(1853)  国立歴史民俗博物館蔵

大津絵 館蔵の12幅のうち11幅 江戸時代
『東海道名所図会』巻之一 寛政9年(1797)
歌川国貞画「大津絵の鬼」 江戸時代
歌川国芳画「浮世又平名画奇特」 嘉永6年(1853)
楊洲周延画「千代田の大奥 初午」 明治29年(1896)

など 約20点(すべて当館蔵)

 

【展示代表】

大久保 純一(国立歴史民俗博物館 情報資料研究系 教授)

専門は浮世絵を中心とした江戸絵画史。
主な著書に、『広重と浮世絵風景画』(東京大学出版会、2007年)、『カラー版 浮世絵』(岩波新書、2007年)、『浮世絵出版論』(吉川弘文館、2013年)など。

広報用素材の提供について

ご希望の写真を送付いたしますので、プレスリリースの画像番号をご連絡ください。
画像(JPEG)はメールで送信いたします。
問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。

広報画像使用に際しての注意事項

  • 本展広報目的でのご使用に限ります。(展示期間終了まで)。
  • 展覧会名、会期、会場名、掲載図版のキャプションを必ず掲載してください。
  • 資料画像は全図で使用してください。文字を重ねるなど画像の加工・改変はできません。部分使用については事前申請・許諾が必要です。

  • Web上に掲載する場合は、72dpi以下のサイズにしてください。
  • 資料画像の使用は本展の紹介目的に限ります。展覧会終了後の使用、ならびに2次使用はできません。
  • 転載、再放送など2次使用をされる場合には、別途申請いただきますようお願いいたします。
  • 基本情報、図版使用の確認のため、校正紙(Web上の場合は掲載URL)でお送りください。
  • 掲載、放送後は必ず、掲載誌(掲載面PDF)、同録テープを、1部お送り願います。

 

1) 大津絵「釣鐘提灯」 江戸時代
猿が天秤棒で釣鐘と提灯を担いでいる図。軽いはずの提灯のほうが下がっており、道理が通らぬ世間への風刺の意味があるとされる。

2) 大津絵「鷹匠」 江戸時代
鷹匠は公家や武家に仕え、鷹狩りの鷹を養成する役目。作物を荒らす鳥を鷹が追い払うことから、五穀豊穣などの護符とされた。

3) 大津絵「鎮西八郎」 江戸時代
剛勇で知られた平安末期の武将、源為朝を描いている。為朝は浮世絵でも疱瘡除けのお守りの「疱瘡絵」として好んで描かれているが、大津絵でもその願いが込められていたのだろう。

4) 大津絵「瓢箪鯰」 江戸時代
禅の公案に由来する画題。口の小さい瓢箪で大きな鯰を捕えようするのは要領を得ない。思慮の足りない行動を風刺するとされる。安政大地震の後に流行した鯰絵にも取り入れられた。

5) 大津絵「釣鐘弁慶」 江戸時代
三井寺の釣鐘を奪った弁慶がそれを比叡山の山上まで運び上げたという伝説を絵画化したもの。大津の地元にもゆかりあるエピソードなので、人気のあった画題。
6) 歌川国芳画「浮世又平名画奇特」 江戸時代
人気浮世絵師の歌川国芳が大津絵のキャラクターを、役者似顔絵仕立てで描いた戯画。ペリー来航など不安な世情の中、風刺画だとの噂が立って大当たりをとった。

すべて本館蔵

このリリースに関するお問い合わせ

人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 博物館事業課
広報サービス室広報係 小林・大賀

〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地 
TEL 043-486-0123(代)  FAX 043-486-4941
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp