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開催概要関連の催し物広報用素材の提供について問い合わせ先

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、当館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。

この度、国立歴史民俗博物館では、特集展示「柳田國男と考古学-柳田考古遺物コレクションからわかること-」を2016年4月12日(火)から10月10日(月祝)まで開催します。

本展では、当館所蔵のコレクション「柳田國男旧蔵考古資料」を中心に柳田國男の考古学に対する考え方の変遷をたどり、日本のあらゆる学問が科学的な様相を帯びてくる明治から昭和初期に、考古学と民俗学がお互いをどのように意識しながらそれぞれの学問体系を構築していったのかを明らかにします。

つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。

謹白

開催概要

第4展示室 特集展示
「柳田國男と考古学
-柳田考古遺物コレクションからわかること-」
開催期間2016年4月12日(火)~
2016年10月10日(月祝)
開催期間 2016年4月12日(火)~2016年10月10日(月祝)
会場 国立歴史民俗博物館 総合展示第4展示室 副室
料金 一般420(350)円/高校生・大学生250(200)円/中学生以下無料
(  )内は20名以上の団体
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※毎週土曜日は、高校生の入館が無料です。
開館時間

9月まで 9時30分~17時00分(最終入館は16:30まで)
10月から 9時30分~16時30分(最終入館は16:00まで)

休館日 月曜 (休日の場合は翌日を休館日とします)
※5月2日(月)、8月15日(月)は開館します
主催 国立歴史民俗博物館

趣旨

昭和初期、柳田國男は、私たち日本人の生活の歴史的変遷を独特の方法で明らかにする民俗学を確立しました。柳田の主張する民俗学は、同時代の人々の生活に息づく伝承を素材とするものでした。つまり、古文書を資料とする歴史学や、出土遺物を資料とする考古学の方法論的限界を鋭く指摘することで、民俗学が誕生したのです。

このような経緯から、これまで柳田は歴史学嫌い、考古学嫌いとみなされてきました。しかし、民俗学を生み出した柳田の考え方の背景に、歴史学や考古学に対する広い関心と深い理解とが横たわっていたことを無視することはできません。特集展示「柳田國男と考古学―柳田考古遺物コレクションからわかること―」では、初公開となる「柳田國男旧蔵考古資料」をとおして、柳田と考古学との関係を考えます。

当館が所蔵するコレクション「柳田國男旧蔵考古資料」は、柳田のご子息為正氏が世田谷区成城にある中の原書店に寄贈したものを、2004年に収蔵したものです。当館では2011~2013年度にかけて共同研究「柳田國男収集考古資料の研究」(研究代表者 設楽博己)を実施して資料の詳細な調査を行ない、遺物の種類や収集地、収集年代などが明らかとなりました。さらに、柳田の考古学に対する関心の移り変わりについても、民俗学、考古学双方の視点から学史的な研究が行なわれました。

本展では、こうした共同研究の成果を一般の来館者のみなさまにご紹介し、民俗学や考古学に対する関心をより一層高めてもらいたいと思います。

【展示代表 紹介】

松田 睦彦(まつだ むつひこ)
所属:国立歴史民俗博物館 研究部 民俗研究系 准教授
専門分野:生業および生業にともなう信仰・儀礼・人の移動に関する研究

みどころ

  • 柳田國男が明治後期にサハリンなどで収集した考古資料67点を初公開!
  • 先住民族の生き残りとしての山人の存在を主張した柳田國男が、その関心を平地に住む人びとに向け、新たに民俗学という学問が形成されていく過程を、柳田宛の南方熊楠の書簡『南方来書』や『椎葉山根元記』(いずれも成城大学民俗学研究所蔵)といった資料から明らかにします。
  • 柳田國男が民俗学を形成していく過程では考古学や人類学が批判の対象となりました。明治から昭和初期にかけて、考古学や形質人類学が様々な議論を経ながら独自の手法を獲得する過程を、伊川津貝塚有髯土偶や大洞貝塚出土縄文土器(東京大学総合研究博物館蔵)といった資料をとおして検証するとともに、柳田國男が考古学から離れていった背景を探ります。

主な展示資料

・柳田國男旧蔵考古資料(本館蔵)
  打製石斧10点(サハリン・ソロイヨフカ、伊那下川路などのラベル付)
  柳田國男の名刺箱とそれに入った石器・化石類14点
  明治39年東京日々新聞とそれに包まれた石器4点

・柳田為正旧蔵考古資料(本館蔵)
  為正の注記ラベル付きの縄文土器一括26点

・伊川津貝塚出土 有髯土偶1点(東京大学総合研究博物館蔵)

・大洞貝塚出土 縄文土器3点(東京大学総合研究博物館蔵)

・『南方来書』(成城大学民俗学研究所蔵)

など約200点

関連イベント

展示解説会のご案内

日時 4月12日(火) 14:30から
会場 本館第4展示室副室

当展示プロジェクト委員による展示解説を行います。事前予約等は必要ございません。 詳細につきましては下記「このリリースに関するお問い合わせ」までお問合せください。

その他の催事

企画展示

「万年筆の生活誌-筆記の近代-」

開催日時 2016年3月8日(火) ~5月8日(日) 9:30~17:00(入館は16:30まで)
会場 国立歴史民俗博物館 企画展示室A・B
入苑料 一般 830(560)円、高校生・大学生 450(250)円、小・中学生無料 
※( )内は20名以上の団体

総合展示 第3展示室 特集展示

「和宮ゆかりの雛かざり」

開催日時 2016年2月23日(火)~4月3日(日)
9:30~17:00(入館は閉館30分前まで)
会場 国立歴史民俗博物館 第3展示室
入苑料 一般 420円(350円)、高校・大学生250円(200円)、小中学生 無料

くらしの植物苑特別企画

季節の伝統植物「伝統の桜草」

開催日時 2016年4月12日(火)~5月8日(日)9:30~16:30(入苑16:00まで)
会場 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
入苑料 個人(高校生以上)100円 団体(20名以上)50円 ※小中学生無料

歴博講演会

3月12日(土)第387回「博物館とデジタル資料」 安達 文夫(本館情報資料研究系)
歴博講堂にて開催、13:00~15:00、入場無料、申込不要、先着順(定員260名)

4月9日(土)第388回「万年筆の魅力」 小池 淳一(本館民俗研究系)
歴博ガイダンスルームにて開催、第1回10:30~11:30 第2回13:00~14:00(2回とも同じ内容です)
入場無料、申込不要、先着順(定員各回90名)※当日開館時より総合案内で整理券を配布します。

くらしの植物苑観察会

くらしの植物苑にて開催、13:30~15:30、申込不要、要入苑料

3月26日(土)第204回「桜から考える歴史」 小島 道裕(本館歴史研究系)
4月23日(土)第205回「江戸の花とさくらそう」 半田 高(明治大学農学部)
5月28日(土)第206回「古代王権と植物」 松木 武彦(本館考古研究系)

広報用素材の提供について

ご希望の写真(データ)を送付いたしますので、各プレスリリースの写真番号をご連絡ください。e-mailでも結構です。問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。

ご注意

  • 本図版の使用は、「平成28年度 総合展示 第4展示室特集展示『柳田國男と考古学-柳田考古遺物コレクションからわかること-』」の広報に関するものに限ります。
  • 掲載に際しては、最小限でも「催事名」「会場」「会期」「掲載図版のキャプション」を明記していただくようお願いします。
  • 情報確認のため、校正紙(ウェブ上の場合は掲載URL)をお送り下さい。ウェブ上での掲載の場合は、画像サイズを400ピクセル以下・72dpi以下のサイズにしてください。
  • ご掲載いただいた場合は、お手数ですが掲載物をご送付ください。

以上の点に留意いただけない場合に発生したトラブルについて、本展主催者として一切の責任を負いかねますのでご注意ください。

柳田國男(明治41年頃)
(成城大学民俗学研究所提供)
「柳田」と書かれた名刺箱に入っていた石器や化石
(国立歴史民俗博物館蔵)

柳田國男『明治三十九年樺太紀行』に出てくる
「ソロイヨフカ」の注記がある石斧 
(国立歴史民俗博物館蔵)

柳田國男が北海道・サハリン旅行の際に 収集したかと
思われるオホーツク文化の十和田式土器
(国立歴史民俗博物館蔵)

 

南方来書 
(成城大学民俗学研究所蔵)

 

 

このリリースに関するお問い合わせ

人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 博物館事業課
広報サービス室広報・普及係 松澤・小林・尾高

〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地 
TEL 043-486-0123(代)  FAX 043-486-4482
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp