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- 開催概要関連の催し物その他の催し物広報用素材の提供について問い合わせ先
謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、当館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。
当館では平成21年9月15日より、平成21年度第3展示室ミニ企画展示「もの」からみる近世『金箔と刺繍のきらめき-慶長小袖~野村コレクションより~』を開催します。
当館が所蔵する「野村コレクション」とは、今日の染織史研究の礎を築いた一人として評価されている野村正治郎(1849~1943年)が収集した服飾・装身具の一大コレクションです。このたびの展示は、その「野村コレクション」より慶長小袖を一堂に展示し、慶長小袖がまとめ見られる滅多にない機会となります。
つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。
敬具
開催概要
『金箔と刺繍のきらめき-慶長小袖~野村コレクションより~』
開催期間 | 2009年9月15日(火)~12月13日(日) |
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会場 | 国立歴史民俗博物館 第3展示室(近世)副室 |
料金 | 一般420(350)円 高校生・大学生250(200)円 中学生以下無料 ( )内は20名以上の団体 ※総合展示もあわせてご覧になれます。 ※毎週土曜日は、高校生の入館が無料です。 |
開館時間 | ~9月: 9時30分~17時00分 (入館は16時30分まで) 10月~: 9時30分~16時30分 (入館は16時00分まで) |
休館日 | 9月24日(木)、28日(月)、10月5日(月)、13日(火)、19日(月)、26日(月)、11月2日(月)、9日(月)、16日(月)、24日(火)、30日(月)、12月7日(月) |
主催 | 国立歴史民俗博物館 |
趣旨
江戸時代は小袖が特有の美を獲得し、華やかな模様装飾が展開した時代でした。そして、江戸時代の小袖意匠に出発点を求めるとするならば、慶長小袖に行き着きます。慶長小袖とは、黒と紅や白で染め分けた地、あるいはそれらの単色の地を、あたかも埋め尽くすかのように、刺繍と摺箔(金箔や銀箔を糊で貼って装飾とする技法)による模様を加えたものをいいます。
この慶長小袖には、室町・桃山時代の特色と江戸時代の特色とが見られます。作例の中には、大柄なモティーフを全体的にあらわしたものもあります。それは、あたかも一枚のカンバスであるかのようにデザインする、江戸時代の小袖意匠らしい表情をもっています。つまり、慶長小袖は、室町・桃山時代から江戸時代へと橋渡しをしたうえで、江戸時代らしさを体現していっています。そうした意味で、江戸時代の小袖意匠の出発点に位置づけられるでしょう。
慶長小袖には黒染めが多用されていますが、黒染めには劣化が大きい性質があります。そのため、伝存している作例の大半は小片です。ところが、本館が所蔵する「野村コレクション」には、慶長小袖の大形の裂が多数含まれています。「野村コレクション」とは、今日の染織史研究の礎を築いた一人として評価されている野村正治郎(1849~1943年)が収集した服飾・装身具の一大コレクションです。
このたびの展示は、その「野村コレクション」より慶長小袖を一堂に展示し、慶長小袖がまとめ見られる滅多にない機会となります。
また、慶長小袖がいかに成立し展開していったのかは、謎に包まれています。ところが、昨年の秋に本館で開催した、企画展示「[染]と[織]の肖像-日本と韓国・守り伝えられた染織品-」で、年号を伴い歴史の道しるべとなる作例が二点新出しました。このたびのミニ企画展示では、その時に得られた成果をもとに、特に金糸の特徴と刺繍の技法に注目し、慶長小袖の時代性について考えてみたいと思います。
主な展示物(予定)
[前期] 9月15日(火)~10月12日(月・祝)
花卉模様小袖(小袖屏風) H-35-1
藤草花模様小袖(小袖屏風) H-35-2
桜花藤模様小袖(小袖屏風) H-35-7
[中期] 10月14日(水)~11月15日(日)
扇面草花模様小袖(小袖屏風) H-35-4
縞に雪輪模様小袖(小袖屏風) H-35-8
松藤草花模様小袖(小袖屏風) H-35-9
[後期] 11月17日(火)~12月13日(日)
斜取り破垣模様小袖(小袖屏風) H-35-5
扇面花卉模様小袖(小袖屏風) H-35-13
草花模様小袖(小袖屏風) H-35-31
など各会期約10点ずつ
関連の催し物
展示解説会のご案内
日時 | 9月15日(火)11時00分~ |
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会場 | 本館第3展示室副室にて開催 |
当展示プロジェクト委員による展示解説を行います。事前予約等は必要ございません。 詳細につきましては下記「このリリースに関するお問い合わせ」までお問合せください。
展示についてのお問い合わせ電話番号
ハローダイヤル:03-5777-8600 (8時00分から22時00分まで)
その他の催し物
歴博講演会
各回共通
会場 | 歴博講堂 |
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備考 | 14時00分~16時00分、入場無料、当日先着順に受付、定員260名 |
第309回「中国の棚田-雲南省の辺境に生きる人々-」
日時 | 9月12日(土) |
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講師 | 西谷 大(当館考古研究系) |
第310回「縄文土器のなぞを探る」
日時 | 10月10日(土) |
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講師 | 小林 謙一(中央大学) |
第311回「縄文・弥生時代を炭素14でみる 」
日時 | 11月14日(土) |
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講師 | 坂本 稔(当館情報資料研究系) |
歴博探検
11時00分~12時00分、小学校3年生~6年生対象(保護者の方も参加できます)、ガイダンスルームにて開催、要事前申込、参加費無料、定員20名
「ヒミツの科学調査室」
日時 | 11月14日(土) |
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講師 | 齋藤 努(当館情報資料研究系) |
歴博フォーラム
要事前申込(開催日の2ヶ月前から前々日まで受付、定員に達した時点で締切)先着順
第71回 「占領下の民衆生活」
日時 | 10月17日(土) 13時00分~17時00分 |
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講師 | 原山 浩介ほか |
備考 | 定員260名、歴博講堂 |
第72回 「縄文はいつから!?」
日時 | 11月21日(土) 13時00分~16時50分 |
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講師 | 坂本 稔ほか |
備考 | 定員260名、歴博講堂 |
歴博映像フォーラム4 「筆記の近代誌-万年筆をめぐる人びと-」
日時 | 12月5日(土) 10時30分~17時00分 |
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講師 | 小池 淳一ほか |
備考 | 定員320名、新宿明治安田生命ホール |
第73回 「戦後日本の大衆文化」
日時 | 12月19日(土) 13時00分~17時00分 |
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講師 | 安田 常雄ほか |
備考 | 定員560名、東商ホール |
くらしの植物苑観察会
くらしの植物苑にて開催、13時30分から、事前申込不要、要入苑料
第126回観察会「東海道の名物―食べ物と土産―」
日程 | 9月26日(土) |
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講師 | 山本 光正(当館歴史研究系) |
第127回観察会「江戸時代のバラ」
日程 | 10月24日(土) |
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講師 | 御巫 由紀(千葉県立中央博物館) |
第128回観察会「菊の栽培書」
日程 | 11月28日(土) |
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講師 | 平野 恵(明治大学兼任講師) |
企画展示
「縄文はいつから!?-1万5千年前になにがおこったのか-」
10月14日(水)~1月24日(日)
総合展示(第2展示室)
「重要文化財 洛中洛外図屏風公開」
10月31日(水)~11月15日(日)
くらしの植物苑特別企画
「伝統の古典菊」
11月3日(火・祝)~11月29日(日)
「冬の華・サザンカ」
12月1日(火)~1月31日(日)
広報用素材の提供について
ご希望の写真(データ)を送付いたしますので、各プレスリリースの写真番号をご連絡ください。e-mailでも結構です。問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。
ご注意
- 本図版の使用は、「平成21年度第3展示室ミニ企画展示『金箔と刺繍のきらめき-慶長小袖~野村コレクションより~』」広報に関するものに限ります。
- 掲載に際しては、最小限でも「催事名」「会場」「会期」「掲載図版のキャプション」を明記していただくようお願いします。
- 情報確認のため、校正紙(ウェブ上の場合は掲載URL)をお送り下さい。ウェブ上での掲載の場合は、画像サイズを400ピクセル以下・72dpi以下のサイズにしてください。
- ご掲載いただいた場合は、お手数ですが掲載物をご送付ください。
以上の点に留意いただけない場合に発生したトラブルについて、本展主催者として一切の責任を負いかねますのでご注意ください。
1) 花卉模様小袖〈右〉(小袖屏風) (当館蔵) |
2) 斜取り菊牡丹模様小袖(小袖屏風) (当館蔵) |
3) 松藤草花模様小袖(小袖屏風) (当館蔵) |
4) 縞に雪輪模様小袖(小袖屏風) (当館蔵) |
5) 縞に松桜向鶴模様小袖(小袖屏風) (当館蔵) |
6) 木葉板橋模様小袖(小袖屏風) (当館蔵) |
7) 草花模様小袖(小袖屏風) (当館蔵) |
8) 斜取り破垣模様小袖(小袖屏風) (当館蔵) |
9)-1 藤草花模様小袖(小袖屏風) (当館蔵) |
9)-2 藤草花模様小袖(小袖屏風)<部分> (当館蔵) |
このリリースに関するお問い合わせ
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 博物館事業課
広報サービス室広報係 横尾・島田・中村
〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地
TEL 043-486-0123(代) FAX 043-486-4482
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp