特集展示「モノと身体」

プレスリリース

2026.04.14

このたび、国立歴史民俗博物館では、特集展示「モノと身体」を2026年4月21日(火)~ 5月31日(日)に開催します。

ひとの歴史、それは道具の歴史でもあります。毎日の食事に使う道具、まつりに使う特別な呪具、誰もがもてない特別なアイテム、さまざまなモノたちが歴史を彩ってきました。土偶、銅鐸、甲冑など、日本列島の先史社会では、新しいモノが次々に登場し、姿を消してゆきました。

ひとの身体とのかかわりが、モノの大きさ、形状、色彩などを決め、そして変えてきたのです。当時の身体感覚に近づけて、モノの裏側にあるひとびとの行動や意識に目を向けてみたいと思います。

つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。

開催概要

特集展示「モノと身体」

開催期間 2026年4月21日(火)~ 5月31日(日)
※館内メンテナンス・悪天候等、諸般の理由により、開館日・開館時間等の変更、各種催し物を延期または中止する場合があります。最新の情報は館のホームページ及びSNSでご確認ください。。
会場 国立歴史民俗博物館 企画展示室B
料金

一般900円(800円)、大学生500円(400円)

※高校生以下・18歳未満の方は入館無料です(年齢の分かる証明書等をご提示ください)。
※( )は20名以上の団体料金です。
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※障がい者手帳等保持者は手帳等提示により、介助者と共に入館無料です。
※大学生の方は、学生証等を提示してください。
※博物館の半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑にご入場(16:00まで)できます。また、植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引になります。
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日

4月27日(月)、5月7日(木)、11日(月)、12日(火)、18日(月)、25日(月)

主催 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館

みどころ

  • VRデータを利用した資料を「手にする」体感
  • 表現豊かな土偶や縄文土器に接する機会
  • 修理を終えて金銀の輝きを取り戻した金工品
  • 装飾やデザインから「モノ」をみる

趣旨

縄文、弥生、古墳へと至る日本列島の先史社会では、さまざまな造形が登場しました。日常利用する道具も、象徴的なものも、ひとの身体とのかかわりがその形や色、大きさを決定づけました。縄文土器も土偶も、古墳時代の装身具も然りです。

近年、ひととモノの相互浸潤作用が注目されています。ひとがモノをつくりだす一方で、モノがひとの行動や心を形づくり、ひととモノが相互に影響を与えながら変化したとみる理解です。しかし、モノを鑑賞するだけでは、人の手による造形という理解は超えられません。

そこで、3D データを活用した展示を実現し、往時に近い身体感覚でのものへのアクセスを可能にする場を提供します。「みえないものを形にする」「うつわの世界」「武装と身体」などをテーマとして、展示を準備しました。なぜこの形なのか、なぜこの色彩なのか、なぜこの大きさなのか。モノを「つくり」「つかう」ひとびとの身体感覚で迫ってみたいと思います。

また、時代を越えて存在するモノは、後世のひとびとに過去を認識させ、その行動や意識にも影響を与えます。遺品、記念、慰霊など、もうひとつのモノの役割についても紹介します。

歴史のなかのさまざまな「モノ」を、ひとの「身体」とのかかわりでとらえてみようとするのが本展示の目的です。造形とひとの意識や行動との相互関係を探究した研究の取り組みや成果を体感する場として位置づけます。

主な展示資料

  • 縄文土器
  • 土偶
  • 絵画銅鐸(出土地不明)
  • 流水文銅鐸(伝琵琶湖出土)
  • 銅矛(大分県谷迫出土)
  • 小札鋲留衝角付冑(伝マロ塚古墳出土、重要文化財)
  • 三角板革綴衝角付冑(大阪府七観古墳出土)
  • 単龍環頭大刀
  • 頭椎大刀
  • 武装男子立像埴輪(VR映像)

など 約80点(すべて国立歴史民俗博物館蔵)

参考資料

展示代表

展示代表

上野 祥史

うえの よしふみ

大学共同利用機関法人人間文化研究機構
国立歴史民俗博物館 考古研究系 准教授

専門分野:東アジア考古学
主な研究テーマは、漢三国六朝期の考古学研究、古墳時代の考古学研究。
主な著書に、『東アジアと倭の眼でみた古墳時代』(編著、朝倉書房、2020年)、
『金鈴塚古墳と古墳時代社会の終焉』(編著、六一書房、2022年)、
『秦帝国と封泥ー社会を支えた伝送システムー』(編著、六一書房、2024年)など。

関連イベントのご案内

展示解説会のご案内

日時

4月21日(火) 11:00~

場所

企画展示室B

当展示代表による展示解説を行います。事前予約等は必要ございません。
お名刺をご持参の上、総合案内で腕章をお受け取りになり、ご入館ください。
※ただし、動画での撮影をご希望の場合は、事前にご相談くださいますようお願いいたします。

展示についてのお問い合わせ電話番号

ハローダイヤル:050-5541-8600

広報用素材の提供について

ご希望の写真を送付いたしますので、広報画像リストの番号をご連絡ください。
画像(JPEG)はメールで送信いたします。
問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。

  • 本展広報目的でのご使用に限ります。(展示期間終了まで)
  • 展覧会名、会期、会場名、掲載図版のキャプションを必ず掲載してください。
  • 資料画像は全図で使用してください。文字を重ねるなど画像の加工・改変はできません。部分使用については事前申請・許諾が必要です。
  • Web上に掲載する場合は、72dpi以下のサイズにしてください。
  • 転載、再放送など2次使用をされる場合には、別途申請いただきますようお願いいたします。
  • 基本情報、図版使用の確認のため、校正紙(Web上の場合は掲載URL)をお送りください。
  • 掲載、放送後は必ず、掲載誌(もしくは掲載面PDF)、同録DVDを、1部お送り願います。

土偶

1) 土偶
国立歴史民俗博物館蔵
※3D生成画像

落合計策考古資料コレクション。北海道久根別遺跡出土。

土偶

2) 土偶
国立歴史民俗博物館蔵
※3D生成画像

中空遮光器土偶。青森県高屋遺跡出土。

縄文土器

3) 縄文土器
国立歴史民俗博物館蔵

人面装飾付異形壷形土器。青森県平内町出土。二つの人面の表現あり。

縄文土器

4) 縄文土器
国立歴史民俗博物館蔵

山梨県柳田遺跡出土。縄文時代中期の装飾華美な土器。

絵画銅鐸

5) 絵画銅鐸
国立歴史民俗博物館蔵

出土地不明。鈕(吊手)に鹿の画像を表現する。

中広形銅矛

6) 中広形銅矛
国立歴史民俗博物館蔵

大分県安心院町出土。非常に長く精良な仕上がりをもつ銅矛。

小札鋲留衝角付冑

7) 小札鋲留衝角付冑
国立歴史民俗博物館蔵

伝熊本県マロ塚古墳出土。非常に良好な状態で、当時の「つくりかた」がよくみえる。

金銀装単龍環頭大刀(柄頭)

8) 金銀装単龍環頭大刀(柄頭)
国立歴史民俗博物館蔵
※3D生成画像

出土地不明。龍をモチーフとする装飾大刀。修理により、金銀の輝きを取り戻す。

金銅製龍紋透彫帯金具

9) 金銅製龍紋透彫帯金具
国立歴史民俗博物館蔵

龍を透彫りで表現する中国で3・4世紀に利用された帯金具。武官の装いで、東アジアにもひろがる。

このリリースに関するお問い合わせ
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館
広報課 広報・普及係 石渡・田川・髙木
〒285-8502千葉県佐倉市城内町117 
TEL 043-486-0123(代)  FAX 043-486-4941
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp