国立アイヌ民族博物館・国立歴史民俗博物館 共催
「アイヌ民族と博覧会 ―150年の経験―」 開催のお知らせ

プレスリリース

2026.03.12

国立アイヌ民族博物館(北海道白老町、野本正博 館長)と国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市、西谷大 館長)は、「アイヌ民族と博覧会 ―150年の経験―」を共同開催いたします。

【本展覧会開催までの背景】

国立歴史民俗博物館は、本年3月にリニューアルオープンする総合展示第5室「近代」の展示構築において、〈国民〉や〈帝国〉日本の形成を問い直すなか、「アイヌにとっての近代」という視点から、アイヌ民族の歴史と文化、自己表象のあり方を資料にもとづき検討してきました。その過程で、当館研究者が国立アイヌ民族博物館の研究プロジェクト「近現代アイヌ民族史(誌)と博物館展示をめぐる実証的研究」(2021〜2023年)に参加し、研究連携のもとで得られた知見を踏まえつつ、第5室の検討を進めるとともに、本企画展示の展示プロジェクト委員会を発足させました。本展は国立アイヌ民族博物館との共催により、本プロジェクトの調査・研究の成果を広く発信するものとなります。

【展覧会の趣旨】

1851年のロンドン万博以降、博覧会は帝国主義や殖産興業を背景に各地で開催され、アイヌ民族もさまざまな形で関わってきました。その体験には、多様な思いや選択がある一方、葛藤を伴う側面もありました。本展示では、出場者・出品者として関わったアイヌ民族や仲介に関わった人びと、見る側と見られる側の関係に目を向け、博覧会の150 年の歩みをたどります。

展示構成

第1章 アイヌ⼯芸品展⽰の草創期から博覧会へ
第2章 アイヌ⺠族の出場
第3章 アイヌ⽂化をみせていく時代
第4章 アイヌ⺠族と博覧会のゆくえ

第五回内国勧業博覧会の学術人類館で発行された写真
(国立アイヌ民族博物館蔵)

EXPO2025大阪・関西万博で披露されたアイヌ舞踊
(公益財団法人アイヌ民族文化財団蔵)

展覧会名称・会期

国⽴アイヌ⺠族博物館:
第11回特別展示「アイヌ民族と博覧会 ―150年の経験―」
2026年6月20日(土) 〜 8月23日(日)

国⽴歴史⺠俗博物館︓
企画展示「アイヌ民族と博覧会 ―150年の経験―」
2026年10月6日(火) ~ 11月29日(日)

報道関係の方からの本件に関するお問い合わせ先
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館
広報課 広報・普及係 石渡・田川・髙木
〒285-8502千葉県佐倉市城内町117
TEL 043-486-0123(代)  FAX 043-486-4941
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp