くらしの植物苑特別企画 「冬の華・サザンカ」
謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は、当館の運営等につきまして、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。
このたび、当館くらしの植物苑におきまして、2024年11月26日(火)~2025年1月26日(日)の期間、特別企画 季節の伝統植物「冬の華・サザンカ」を開催します。
サザンカは「サザンカ群」、「シシガシラ(カンツバキ)群」、「ハルサザンカ群」の3グループに大別されますが、当苑ではそれらの系統を維持することにつとめて参りました
本展では、日本固有種であるサザンカを収集し約140品種を鉢植えで展示いたします。
つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。
謹白
※関連イベントが変更・中止される場合があります。最新の情報は、ホームページ等でご確認ください。
開催概要
くらしの植物苑特別企画「冬の華・サザンカ」 2024年11月26日(火)~2025年1月26日(日)
開催期間 | 2024年11月26日(火)~2025年1月26日(日) ※苑内メンテナンス・悪天候等、諸般の理由により、開苑日・開苑時間等の変更、各種催し物を延期または中止する場合があります。最新の情報は館のホームページ及びSNSでご確認ください。 |
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会場 | 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑 |
料金 | 個人 100円、団体50円 ※2025年1月12日(日)は入苑無料。 |
開館時間 | 9:30~16:30 (入苑は16:00まで) |
休苑日 | 12月2日・9日・10日・16日・23日、年末年始(12月27日~1月4日)、2025年1月6日・7日・14日・20日 |
主催 | 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 |
※内容は変更する場合があります。ご了承ください。
趣旨
サザンカは日本を原産地とし、ツバキとともに冬枯れの季節に庭を彩る数少ない植物です。くらしの植物苑では、特別企画「季節の伝統植物」の一環として、2001年より冬を代表する園芸植物であるサザンカを収集し、展示してきました。これらには、「江戸サザンカ」「肥後サザンカ」と呼ばれる独自の品種群も含まれています。
サザンカは、自生種に近い「サザンカ群」、獅子頭の実生またはその後代と考えられている「シシガシラ(カンツバキ)群」、サザンカとツバキの間で自然にできた雑種またはその後代と考えられている「ハルサザンカ群」の3グループに大別され、花はグループごとに10月中頃から翌年2月にかけて上記の順に咲いていきます。これらの品種は、いずれも実生の変種から選抜されたもので、こうした品種を維持・普及する方法は、日本の園芸文化の大きな特徴といえます。くらしの植物苑では、⼈とサザンカの関わりを遺伝資源と⽂化的な資産の両⾯から着⽬し、⽣きた植物と歴史資料を併せて考察した成果を展⽰してきました。
本展では、約140品種のサザンカを鉢植えで展示いたします。
主な展示内容
2000年に当苑へ寄贈された品種とその後新たに収集したサザンカ(サザンカ群70品種、シシガシラ(カンツバキ)群43品種、ハルサザンカ群32品種)を鉢植えにて、苑内の東屋周辺、ハウスで展示します。一部、常設スペースでの地植えもあります。
- 出展品種 計 約140品種
- 出展鉢数 約300鉢
※生育状況により出展数は変わる場合があります。
展示解説会のご案内
当展示プロジェクト委員による解説を行います。事前予約等は必要ございません。
お名刺をご持参の上、受付で腕章をお受け取りになり、ご入苑ください。
日時 | 2024年11月26日(火) 13:30~ |
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会場 | くらしの植物苑 |
関連イベントのご案内
くらしの植物苑観察会
苑内にて開催、要入苑料、事前申し込み不要
第309回「サザンカの楽しみ方」 講師 加地 典子(埼玉県花と緑の振興センター 園芸相談員)
日時 12月21日(土) 13:30~15:30
広報用素材の提供について
ご希望の写真を送付いたしますので、プレスリリースの画像番号をご連絡ください。
画像(JPEG)はメールで送信いたします。
問い合わせ先は下記「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。
広報画像使用に際しての注意事項
- 本展広報目的でのご使用に限ります。(展示期間終了まで)
- 展覧会名、会期、会場名、掲載図版のキャプションを必ず掲載してください。
- 資料画像は全図で使用してください。文字を重ねるなど画像の加工・改変はできません。
部分使用については事前申請・許諾が必要です。 - Web上に掲載する場合は、72dpi以下の解像度にしてください。
- 転載、再放送など2次使用をされる場合には、別途申請いただきますようお願いいたします。
- 基本情報、図版使用の確認のため、校正紙(Web上の場合は掲載URL)をお送りください。
- 掲載、放送後は必ず、掲載誌(掲載面PDF)、同録テープを、1部お送り願います。
展示風景
1. 展示風景(東屋)
2. 展示風景
サザンカ群 / 開花期は10~12月
生態・形態的に、サザンカの自生種に近いグループで、一重か二重の花を咲かせます。花色は、白、桃、紅、紅色の覆輪ぼかしがあり、香りが強い種類です。大輪花も多く、「江戸サザンカ」の代表的なものも、この品種群のなかまです。
3. 花自慢(はなじまん)
4. 白縮緬(しろちりめん)
5. 笹田紅(ささだべに)
シシガシラ(カンツバキ)群 / 開花期は11~3月
中部地方に古木が多い「獅子頭」がもとになってつくられたもので、真冬に、八重や獅子咲きなどの華やかな花を咲かせます。花色は、白、桃、紅、紅色の覆輪ぼかしがあり、香りは弱い種類です。
6. 長春(ちょうしゅん)
7. 武蔵野(むさしの)
8. 曳馬乙女(ひくまおとめ)
ハルサザンカ群 / 開花期は12~4月
サザンカとツバキの自然交雑で生まれたと考えられていて、開花が遅く、初冬から春にかけて、一重や八重、千重咲きまでさまざまな花を咲かせます。花色は、白、桃、紅、紅色の覆輪ぼかし、縦絞りがあり、香りはほとんどないものから強いものまであります。
9. 東牡丹(あづまぼたん)
10. 宝塚(たからづか)
11. 鎌倉絞(かまくらしぼり)
このリリースに関するお問い合わせ
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館
広報サービス室広報・普及係 石渡・室橋・髙木
〒285-8502千葉県佐倉市城内町117
TEL 043-486-0123(代) FAX 043-486-4482
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