2020年2月2日まで韓国ソウルの国立民俗博物館で日韓共同企画展示「昆布とミヨク(わかめ)-海がつなぐ日韓の日常」が開催されていました。日韓の国立博物館が徹底した共同作業によって展示を作り上げるのは、初めての試みでした。
今度は日本で国立歴史民俗博物館(歴博)と韓国国立民俗博物館が共同して、日韓でほぼ同じ内容でおよそ400件の展示を行います。
エビ、カキ、タイなど。これらはみな韓国で塩辛につけられる魚介類です。一般的には、焼き肉をはじめとする肉食文化のイメージが強い韓国ですが、利用される魚介類の種類は豊富です。
昆布とミヨクは、日韓どちらでもなじみ深い海藻(かいそう)で、古くから食べられてきました。一方で、儀式の食材または贈答品(ぞうとうひん)としては、日本では昆布が、韓国ではミヨクが重要な役割を果たしてきました。
今回の展示では、日韓の海に関する日常の歴史とその移り変わりに、似ているところと違うところに注目します。
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韓国のワカメ漁 |
日本の昆布漁 |
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ナゲマッカ(昆布採取用) 20世紀 日本 |
トンチゲ(ワカメ採取用) 20世紀 韓国 |
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大漁旗 1970年代 韓国 |
大漁旗 20世紀 日本 |