みなさんは、柳田國男という人を知っていますか?
日本民俗学(みんぞくがく)の父と言われた人で、明治から昭和にかけて活躍(かつやく)した人です。
民俗学とは、人々の話を聞き、生活を観察(かんさつ)することで、私たち自身の生活や文化の変化してきた様子を研究する学問です。
これに対し、考古学とは、地面の中から出てきたもの(遺物)から昔の人々の生活や文化を研究する学問です。
この展示では、柳田國男が持っていた考古資料から、考古学や民俗学といった学問が、どのような方法で、何のために歴史を明らかにしようとしてきたのかを考えていきます。
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柳田國男(明治41年ころ) 当時農商務省につとめていました。(成城大学民俗学研究所所蔵) |
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「柳田」と書かれた名刺(めいし)箱に入っていた石器や貝の化石 (国立歴史民俗博物館蔵) |
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柳田國男『明治三十九年樺太(からふと)紀行』に出てくる「ソロイヨフカ」の注記がある石斧(せきふ)です。(国立歴史民俗博物館蔵) |
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柳田國男が北海道・サハリン旅行の際に収集したかと思われるオホーツク文化の土器の破片です。(国立歴史民俗博物館蔵) |