現在の節供(せっく)は、3月に女の子の、5月は男の子のお祝い行事として行われることが多くなっています。でも、以前は日本各地でいろいろな時期にいろいろな祝いの行事として行われていました。
そこで、今回の展示では、日本各地で行われていたり今も行われている節供の人形や絵などを集めました。
今はテレビのCMなどによって、節供は、全国同じようなものになっています。デパートの広告や新しくつくられた節供のかざりものなども展示します。
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芝原(しばら)人形 裃雛(かみしもびな)
むかしはひな人形が高価であったので、土人形のおひなさまもよくかざられました。これは千葉県で作られている長南町の芝原(しばら)人形で、男びなは、裃(かみしも)というむかしの着物を着ています。 |
八朔(はっさく)人形
八朔というのは、旧暦8月1日のことです。この日に男の子の祝いの行事をする地方もあります。 |
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天神人形
金のびょうぶの前の人形は天神さまです。学問の神様、菅原道真(すがわらみちざね)の人形をかざる節供もありました。 |