3月3日は、ひな祭りですね。歴博では、和宮の愛したひな人形やひな道具100点を2年ぶりに公開します。 江戸時代のおひなさまに会いにきませんか。
江戸時代の終わりごろ、仁孝天皇(にんこうてんのう)の子ども和宮は、14代将軍徳川家茂(とくがわいえもち)と結婚することになり、京都から江戸にきました。
この展示(てんじ)では、和宮がひな祭りに用いたひな人形・ひな道具類を展示します。和宮が愛した人形やひな道具から、江戸時代の女性のくらしや、ひな道具の小さなミニチュアを作った当時の職人のすぐれた技をごらんください。
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内裏雛及雛道具(だいりびな および ひなどうぐ)
ひな人形のまわりにあるのは、和宮が江戸に来てから手に入れたひな道具のセットです。和宮は、ひな人形やひな道具をかざるときに、京都風に平らに並べたといわれています。 |
碁盤(ごばん) |
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牡丹唐草文蒔絵雛道具(書棚他) (ぼたんからくさもんまきえひなどうぐ)(しょだな ほか) 婚礼(こんれい)調度をミニチュアとして作ったひな道具です。 |
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ギヤマン酒宴(しゅえん)道具
当時の流行を反映(はんえい)してガラス製の器もあります。 |
小倉百人一首 幅(はば)1㎝ほどの小さなカルタ一枚一枚に文字と絵がかかれ、職人の技術の高さが発揮(はっき)されています。 |
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御所(ごしょ)人形
御所人形とは、およそ三頭身のふくよかな肉付きの真白いはだをした子どもの姿(すがた)につくった人形です。これは、牛若丸(うしわかまる)と弁慶(べんけい)の人形です。和宮が兄の孝明天皇(明治天皇の父)からもらったものです。 |