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江戸のグルメ案内

2018年1月5日[金]~2018年2月4日[日]

江戸時代の終わりごろの江戸には、有名な料理店がありました。この展示会では、江戸という町がいかにグルメ・シティーであったかを、たくさんの資料でしょうかいします。

みどころ
・江戸時代の終わりごろの江戸の町にも、今の東京に負けないくらいのグルメ情報がありました。
・買い物案内や絵すご六などから、江戸で人気の食べ物を知ることができます。
・有名なうきよ絵師の歌川広重がえがいた作品です。

1) 『江戸買物独案内(えどかいものひとりあんない)』より「飲食之部」
口絵と目録(目次)  文政7年(1824)


左の目次には、七色茶づけ、あわ雪、女川なめし、ごぜんそば、うなぎかばやき、すし、もちしるこなどと書かれています。右の口絵の作者はかつしかほくさいです。
 
 
2) 江戸高名会亭尽(えどこうめいかいていづくし) 牛島(うしじま) 武蔵屋(むさしや) 天保(1830~44)後期

浮世絵師の歌川広重が江戸の高級な料理茶屋を描いたシリーズ。この図は川魚料理で知られた向島の武蔵屋の庭を描いています。

3) 江戸高名会亭尽(えどこうめいかいていづくし) 山谷(さんや) 八百善(やおぜん) 天保(1830~44)後期

江戸の料理茶屋の最高級店ともいえる八百善のざしきを描いています。

 
4) 東都高名会席尽(とうとこうめいかいせきづくし) よし丁(ちょう) 浅倉当吾(あさくらとうご) 嘉永5年(1852)

三代歌川豊国が人気役者の似顔を、広重がコマ絵の中に料理茶屋の光景を描くシリーズです。

5) 新版御府内流行名物案内双六(しんばんごふないりゅうこうめいぶつあんないすごろく) 江戸末期

江戸の料理茶屋をはじめ、さまざまな食べ物屋をテーマにした絵すご六です。

   
6) 八百善御料理献立(やおぜんおりょうりこんだて)(江戸料理屋番付(えどりょうりやばんづけ)) 江戸末期

江戸の料理茶屋をすもうの番付に似せてランキングしたものです。
 

名 称
江戸のグルメ案内
会 場
第3展示室(近世)副室
会 期
2018年1月5日[金]~2018年2月4日[日]
開館時間
9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日
2018年1月9日[火]・15日[月]・22日[月]・29日[月]
主 催
国立歴史民俗博物館

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