江戸時代の終わりごろの江戸には、有名な料理店がありました。この展示会では、江戸という町がいかにグルメ・シティーであったかを、たくさんの資料でしょうかいします。
みどころ
・江戸時代の終わりごろの江戸の町にも、今の東京に負けないくらいのグルメ情報がありました。
・買い物案内や絵すご六などから、江戸で人気の食べ物を知ることができます。
・有名なうきよ絵師の歌川広重がえがいた作品です。
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1) 『江戸買物独案内(えどかいものひとりあんない)』より「飲食之部」
口絵と目録(目次) 文政7年(1824) 左の目次には、七色茶づけ、あわ雪、女川なめし、ごぜんそば、うなぎかばやき、すし、もちしるこなどと書かれています。右の口絵の作者はかつしかほくさいです。 |
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2) 江戸高名会亭尽(えどこうめいかいていづくし) 牛島(うしじま) 武蔵屋(むさしや) 天保(1830~44)後期
浮世絵師の歌川広重が江戸の高級な料理茶屋を描いたシリーズ。この図は川魚料理で知られた向島の武蔵屋の庭を描いています。 |
3) 江戸高名会亭尽(えどこうめいかいていづくし) 山谷(さんや) 八百善(やおぜん) 天保(1830~44)後期 |
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4) 東都高名会席尽(とうとこうめいかいせきづくし) よし丁(ちょう) 浅倉当吾(あさくらとうご) 嘉永5年(1852)
三代歌川豊国が人気役者の似顔を、広重がコマ絵の中に料理茶屋の光景を描くシリーズです。 |
5) 新版御府内流行名物案内双六(しんばんごふないりゅうこうめいぶつあんないすごろく) 江戸末期 |
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6) 八百善御料理献立(やおぜんおりょうりこんだて)(江戸料理屋番付(えどりょうりやばんづけ)) 江戸末期
江戸の料理茶屋をすもうの番付に似せてランキングしたものです。 |