特集展示(第3展示室)

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庫外正倉院文書(こがいしょうそういんもんじょ)と盤龍鏡(ばんりゅうきょう)-井上辰雄氏蒐集(しゅうしゅう)資料展

2020年10月13日[火] ~11月15日[日] ※開催日程が変更となりました。

日本古代史の研究者だった井上辰雄(いのうえたつお)氏のご遺族(いぞく)より、2019年に歴博に寄贈(きぞう)された資料を公開します。

正倉院文書は奈良の東大寺正倉院に伝来していたおよそ1300年前の古文書ですが、江戸時代末にその存在が知られ、整理が進められるようになりました。そのなかでごく一部が民間に流出しましたが、井上氏はこの庫外正倉院文書を入手しました。

内容は、葦浦継手(あしうらのつぎて)という経師(きょうし)(お経を書き写すことを仕事とする人)が、772年9月に自分が書写した写経の枚数を報告した書類です。

もう1点の盤龍鏡は、中国の後漢時代(25~220年)につくられた、文様・文字が鮮明な非常に良質の鏡です。

庫外正倉院文書は35年ぶり、盤龍鏡は初公開です。

 

葦浦継手手実(しゅじつ)(庫外正倉院文書)

葦浦継手が写経を6巻79紙分行ったことを知らせる報告書です。写経所では、これらの書類をもとに給料を支給しました。

 

 

盤龍鏡(後漢時代)

向かい合う龍と虎を主なデザインとする中国の鏡です。「宋氏」と作者の名が入った鏡で、100年前後につくられました。

 

 


名 称
庫外正倉院文書(こがいしょうそういんもんじょ)と盤龍鏡(ばんりゅうきょう)-井上辰雄氏蒐集(しゅうしゅう)資料展
会 場
第1展示室特集展示室
会 期
2020年10月13日[火] ~11月15日[日] ※会期変更
開館時間
9時30分~16時30分 (入館は16時00分まで)
休館日
毎週月曜日(ただし月曜日が休日の場合は次の日)
主 催
国立歴史民俗博物館

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