竹に茶筅(ちゃせん)を付け、腰に瓢箪を下げた男が三人歩いている。金鉢や瓢箪をたたいて空也流の念仏を唱える下級宗教者で、茶筅を作って売り歩いていた。『七十一番職人歌合絵巻』にも「はちたたき」が描かれているが、そちらは空也上人にさかのぼるという由来から、鹿杖(かせづえ)を持っている。