真言宗寺院で、智福山法輪寺と号す。寺伝では和銅6年(713)行基の創建とされ、空海の弟子道昌が感得して刻んだ虚空蔵菩薩が信仰を集め、院政期には既に霊験所として有名だった。応仁の乱で被災し衰退したが、近世に復興し、現在も嵯峨虚空蔵として親しまれ、十三詣の行事がある。