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洛中洛外図屏風(歴博甲本) 【 寺 院 】
 

 
 49. 虚空蔵 「こくうそう」(左6)

 真言宗寺院で、智福山法輪寺と号す。寺伝では和銅6年(713)行基の創建とされ、空海の弟子道昌が感得して刻んだ虚空蔵菩薩が信仰を集め、院政期には既に霊験所として有名だった。応仁の乱で被災し衰退したが、近世に復興し、現在も嵯峨虚空蔵として親しまれ、十三詣の行事がある。

  


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