五台山清涼寺。「嵯峨の釈迦堂」と通称される。本尊の釈迦如来等身立像は、987年に東大寺の僧ちょう(外字:大の下に周)然(ちょうねん)が唐から持ち帰ったもので、栴檀(せんだん)瑞像と呼ばれ、浄土教の発達と共に信仰を集めた。応仁の乱で荒廃したが、1530年には五大堂などの再建に着手している。