もと天台宗永福寺といい、近くに水沢があったので「沢薬師(たくやくし)」といったのがなまったとも、この寺の僧が病気の母のために買った蛸が経典にかわったという霊験譚によるともいう。後に円福寺に移り、四条坊門小路がこの薬師堂に突き当たるため、蛸薬師通りの名ができた。