寺名は頂法寺。聖徳太子の六角小堂建立が草創と伝え、京都市中京区に現存。中世には清水寺とならぶ観音霊場として信仰を集め、また下京の中心的な町堂としての性格を持った。上京の革堂(こうどう)と共に、一揆などに際しては鐘が突き鳴らされた。図中にも、その鐘楼が描かれている。