曇華院は、室町幕府の第二代将軍足利義詮(あしかがよしあきら)夫人の母が創建し、尼五山の一つとされた通玄寺の塔頭(たっちゅう)であったが、応仁の乱後は、通玄寺を合わせて曇華院と称した。東洞院通りに開いた門前には童女を連れた尼僧が描かれている。1603年(慶長8)焼失。