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洛中洛外図屏風(歴博甲本) 【 山 と 川 ・ 道 と 橋 と 村 】
 

 
 15. 太秦 「うつまさ」 (左6)

 葛野(かどの)郡の嵯峨一帯を開発し、平安京造営にも力があった渡来系氏族秦(はた)氏が拠点とした地域で、秦河勝(はたのかわかつ)が創建した広隆寺を中心とする。「うずまさ」の地名も、秦氏が絹をうず高く奉ったことによると言う。上杉本では堂塔が描かれているが、ここでは集落として描かれている。

  


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