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洛中洛外図屏風(歴博甲本) 【 山 と 川 ・ 道 と 橋 と 村 】
 

 
 11. 衣笠山 きぬがさやま 「きねかさやま」 (左3)

 標高200m。北山の一部で、麓に北山殿(金閣)がある。蕨摘み、紅葉狩りなどの行楽地であり、また京都の代表的な葬送地でもある。宇多法皇が夏に絹をかけさせたという地名伝承があり、「絹掛山」とも書かれる。冬景色を描く本図はその言葉通り雪に覆われている。

  


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