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洛中洛外図屏風(歴博甲本) 【 山 と 川 ・ 道 と 橋 と 村 】
 

 
 10. 船岡山 「ふなをかやま」 (左2)

 紫野の西にある独立丘で、名は船の形に似るためという。平安京の造営に際しては、朱雀大路の基点とされたと考えられ、四神相応思想の玄武の山とされる。都人の遊行の地であったが、鳥辺野と共に代表的な葬送地でもあった。丘頂には祭祀遺跡があり、また戦国時代には城砦もつくられた。

  


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