[ 歴博電子企画展 ] 武家の文書 −鎌倉から織豊まで−

当館には、各時代における様々な古文書が数多く所蔵されています。

とりわけ、中世〜近世初期の文書は豊富で、主なものとしては、越前島津家、若林家、亀井家などの武家に伝来した文書、公家広橋家に伝来した文書、それに、田中穣氏旧蔵文書、水木家資料などの収集家によって集められた文書や、単独で当館に収蔵された文書があります。その研究と利用のために、これまでに何度かの企画展示とその図録で紹介すると共に、詳細な目録の刊行や、「館蔵中世古文書データベース」の作成を進めています。

ここでは、その中から武家の文書をとりあげ、便宜的に鎌倉〜南北朝期と室町〜織豊期に分けて紹介しています。様式が典型的なものの他、内容などが興味深いものも選んでみました。そのため、厳密には武士の発給文書ではないものも含まれていますが、武家に関わる文書ということで、御了解下さい。

鎌倉〜南北朝 /  室町〜織豊

構成:高橋一樹(鎌倉〜南北朝)/小島道裕(室町〜織豊)