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- 「幕末の外交官-幕臣柴田剛中とその資料-」(第4展示室)
第4展示室
「幕末の外交官-幕臣柴田剛中とその資料-」
開催概要
開催期間 | 2024年4月23日(火)~ 2024年7月28日(日) |
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会場 | 国立歴史民俗博物館 第4展示室 特集展示室 |
料金 | 一般600円(350円)/大学生250円(200円) 高校生以下無料 ※( )は20名以上の団体料金です。 |
開館時間 | 9:30~17:00(最終入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館 ※4月30日は開館)、5月8日(水)、6月4日(火)、7月2日(火) |
主催 | 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 |
みどころ
- 柴田剛中が日記に記録した、幕府による幕末外交の詳細
- ヨーロッパで入手した品物など、海外渡航を経験した者ならではの遺品の数々
- 渡欧同行者や交遊関係を持った人物の書簡やポートレートなど、幅広い人脈
趣旨
柴田剛中の全身写真 |
主な展示資料
文書:日載・公私日載(柴田剛中日記)、柴田剛中の辞令、訪欧時作成の名刺、柴田太郎吉明細書、
柴田剛中の墓誌、小栗忠順・村垣範正の書簡絵図:五稜郭図、箱館奉行所役宅配置図、神戸周辺絵図
写真:訪欧中に撮影された柴田剛中・福沢諭吉・福地桜痴らの名刺判写真
立体物:ナポレオン三世メダル(1853年)、日蘭親善記念メダル(1862年)、ヴィクトリア女王から贈られた双眼鏡、柴田剛中が所持した拳銃、柴田剛中所用の短刀「兼道」の拵
など約90点(すべて個人蔵・国立歴史民俗博物館保管)
※但し、会期中、展示替えを行います。
神戸とその周辺の絵図 慶応年間 |
赤い丸の部分を拡大したもの。 |
【展示代表】
樋口 雄彦 ひぐち たけひこ(国立歴史民俗博物館 歴史研究系 教授) 専門分野:日本近代史 |
1) 日載 一・二・七・八 文久元年(1861)から翌年にかけてのヨーロッパ訪問時、および慶応元年(1865)のフランス・イギリス訪問時に記された柴田剛中の日記。 |
2) 日蘭親善記念メダル 1862年製。「両国親睦益篤」と刻印され、葵紋と日の丸がデザインされている。ユトレヒト造幣局で造られ、訪問時にオランダで贈られたものであろう。 |
3) 柴田剛中の全身写真 遣欧使節で訪問中のベルリンで撮影された柴田剛中の写真。 |
4) 柴田貞太郎の名刺 漢字と英文で印刷されており、1度目のイギリス訪問時に使用したと思われる。 |
5) 柴田日向守の名 肩書は「大日本外国事務奉行兼理事官」とされ、フランス語でも印刷されている。団長として渡欧した際に作成・使用したもの。 |
6)訪欧中に撮影された福沢諭吉 福沢は、文久元年(1861)派遣の竹内保徳使節団に、翻訳方御雇として随行した。 |
7) 双眼鏡 1862年5月10日、イギリスのヴィクトリア女王から柴田へ贈られたもの。 |
8) 五稜郭図 柴田は、元治元年(1864)に箱館に出張した際、建設中の五稜郭を視察しているが、その際に入手したものか。 |
9) 兵庫奉行の辞令 慶応3年(1867)7月。場所高2,000石、役料1,500俵、席次は箱館奉行の次とされた。 |
10) 神戸とその周辺の絵図 「操練所」とあるのは、勝海舟が主宰した神戸海軍操練所のことで、廃止後は会所として兵庫奉行所で転用され、柴田も出勤した。 |