総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室 第4展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2017年6月6日から夏服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2017年11月19日(日)

名称・説明 時代 数量
西宮記 本館蔵
平安時代中期に、醍醐天皇皇子の源高明(914~982)によって作られた私撰の儀式書。書名は平安京右京(西京)にあった邸宅にちなんで、高明を「西宮左大臣」と呼んだことによる。村上天皇の頃の恒例・臨時の儀式、政務の進め方などが勘物(事例などの書き込み)とともに記されている。全23冊。
江戸時代 1巻
江家次第 第十三 本館蔵
平安時代後期に大江匡房(1041~1111)が後二条関白藤原師通の命によって編さんした私撰の儀式書。別名『江次第』。天永2年(1111)頃の成立。全21巻(巻16・21を欠く)。恒 例の朝議、臨時の神事・仏事、政務の進め方などが記されている。
江戸時代 1巻
【重要文化財】大織冠伝 本館蔵
弘安年間(1278~1288)に元興寺(奈良市)極楽堂東房で書写したもの。外題に「大織冠公御伝」(藤原鎌足の伝記)とあるが、実は『多武峯縁起』の最古の写本である。本文には墨書の仮名・返り点が加えられており、鎌倉時代中期の片仮名資料でもある。
1280年代頃 1巻
古今和歌集(俊成本) 本館蔵
10世紀初期に成立した勅撰和歌集。巻末に永暦2年(1161)の藤原俊成の奥書が書写した、いわゆる俊成本の古写本であり、その古い形態を伝える最古本として貴重である。
13世紀後期 1冊
源氏物語 夕顔 本館蔵
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
長享2年(1488) 1冊

印刷文化 終了予定日:2017年12月3日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】 宋版史記 黄善夫刊本 第九十冊 本館蔵
史記集解・索隠・正義の三注合刻本で、全130巻完存した現存最古本。「建安黄善夫刊/ 于家塾之敬室」の刊記があり、建安(現在福建省)で刊行。直江兼続・上杉藩校興譲館伝来。
南宋慶元年間
(1195~1201)刊か
1冊
【重要文化財】 宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第一〇 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第一二 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第八本 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第八冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 第六 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本孟子 古活字版 巻第二 本館蔵
刊記に「関東上総住今関正運刊」とあり、本書の開版は上総国の人によって行われた。古活字版の刊行には広く各地の人が関係していた様子がうかがいしられる。
17世紀初期 1冊
版本源氏物語 古活字版 巻第三 玉鬘 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本太平記 巻第三三・三四 本館蔵
太平記は古活字版の国文学書の中でも最も早く開版され、重版も多い。本書も刊記には「慶長十五年(1610)」とあるが、開版時の刊記を継承した元和~寛永ころの重版と推定される。
17世紀前期 1冊

大名と一揆 終了予定日:2017年12月3日(日)

名称・説明 時代 数量
雑々古文書(ぞうぞうこもんじょ) 2巻 第7・8通目 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた土地売券類の巻物。

右の文書は、藤井友弘(ふじいのともひろ)が屋地をツケノ左衛門(さえもん)に売却したもの。左の文書は、あたのせいわう房が屋地を売却したもの。両文書とも、今回の売買にあたり、売却者から買得者に本券(ほんけん)(売却対象の屋地に関わるこれまでの一連の証文)を渡す旨が記されている。

藤井友弘屋地売券 (ふじいのともひろやちばいけん)
写真 釈文(読み)
あたのせいわう房屋地売券 (ぼうやちばいけん)
写真 釈文(読み)

平安~室町時代 1幅
北野神社旧蔵古文書 第2巻 12通目(室幕府奉行人連署奉書(むろまちばくふぶぎょうにんれんしょほうしょ)) 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた北野宮寺(きたのぐうじ)(北野天満宮)関係文書の巻物。

室町幕府の奉行人(ぶぎょうにん)、治部貞兼(じぶさだかね)・飯尾盛就(いのおもりなり)が、将軍足利義晴(あしかがよしはる)の命令を受けて発給した文書。

幕府造営方(ぞうえいかた)に渡った北野宮寺法花堂(ほっけどう)の地子銭(じしせん)(田・畠・屋敷地等に賦課された地代)徴収の権利が、北野宮寺に返還されたので、当地の百姓に対し北野宮寺の代官に地子銭を納めるように通知したもの。
 

室町幕府奉行人連署奉書(むろまちばくふぶぎょうにんれんしょほうしょ)(折紙)(おりがみ)
写真 釈文(読み)

平安~室町時代 1紙

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2018年2月4日(日)

名称・説明 時代 数量
横矧二枚胴具足 本館蔵 文禄3(1594)年 1領

大航海時代のなかの日本 終了予定日:12月3日(日)

名称・説明 時代 数量
日本イエズス会士年報(パシオ) 本館蔵
「1598年、日本イエズス会年報」。1601年、ベネチア刊。パシオはイタリア人のイエズス会宣教師で、天正13年(1585)来日。1611年巡検使に任命された。
1598年 1点
日本殉教報告(ガルシア) 本館蔵
「日本殉教報告」。1625年、マドリード刊。ガルシアはスペインのフランシスコ会宣教師で、文禄2年(1593)来日。日本最初の殉教者として聖人に列せられた。
17世紀 1点

第3展示室

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2017年12月3日(日)

名称・説明 時代 数量
蝦夷錦(赤地蟒袍)幕 本館蔵

アイヌの人びとを通じて日本にもたらされた中国(清)の錦。これが松前藩を経て、北前船によって各地に運ばれ珍重された。主に、龍袍や蟒袍といった中国の官服ないしその反物と、牡丹や菊模様の錦とである。地域や模様によって取引価格に差があった。

19世紀

1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2017年12月17日(日)

名称・説明 時代 数量
ニンカリ(耳環) 本館蔵

アイヌの耳環は耳たぶに穴を開けて装着するピアスタイプのものを用いている。銀製のものや、錫、鉛などの金属を主として、下辺部にガラス玉や金属、絹片などの装飾をつける。金属部分は日本製のものが多い。

 

1点
トゥキイクパスイ 本館蔵

アイヌの祭具のうち、酒に関わるものは漆器が多い。特に漆椀(トゥキ)を天目台に載せて用いる方式はアイヌ独特のものである。儀礼のときはトゥキに酒を注ぎ、その口縁に横たえた酒へら(イクパスイ)を手に取り、その先端を酒に浸して、神に酒を捧げる。

 

1点
耳たらい 本館蔵

 

1点
御免朝鮮人大行列記 本館蔵

通信使来日のたびに製作されたガイドブックの一つ。沿道で見物する人びとは、これを参考にして江戸城に登城する行列の構成や旗印などを楽しんだ。この本は、翌年に来日予定の通信使を見込んで、江戸で印刷・販売されたもので、挿絵は前回の行列図をほぼ踏襲している。

宝暦13(1763)年 1点
三線(久場春殿型) 本館蔵

琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。

現代 1点

都市の時代 終了予定日:2017年12月3日(日)

名称・説明 時代 数量
紫縮緬地鷹狩模様染縫振袖 本館蔵 江戸時代後期
(19世紀)
1領
灰汁色綾地松樹小紋小袖 本館蔵 幕末から明治
1領
茶木綿地菊籬模様友禅染振袖 本館蔵 江戸時代後期
(19世紀)
1領

ひとともののながれ 終了予定日:2017年12月17日(日)

名称・説明 時代 数量
梅園毛利氏採薬紀行図絵 上 本館蔵 嘉永2(1849)年 1巻

ひとともののながれ 終了予定日:2018年1月14日(日)

名称・説明 時代 数量
虎勢道中記 弐 本館蔵 (毎月捲替) 19世紀 1冊

村から見える近代 終了予定日:2017年11月19日(日)

名称・説明 時代 数量
聆涛閣集古帖(撥鏤尺) 本館蔵 18~19世紀 1冊
彦蔵自伝挿絵原画 金比羅道中 本館蔵 19世紀 1点

村から見える近代 終了予定日:2017年12月17日(日)

名称・説明 時代 数量
虫譜図説 巻之六 本館蔵 明治時代 1冊
紅毛雑話 貮 本館蔵

森島中良 著
『紅毛雑話』にみえる顕微鏡用法の図解。「虫をはさむ板は象牙にて作り、穴へ雲母を切入、其間へ虫をはさみ」と説く。同書には、虫の観察例も図示されている。

天明7(1787)年 1冊
平田篤胤自筆等身面部図 本館蔵

篤胤の自画像。寸法を測ったうえで、等身大に描いている。月代を剃らず総髪にしていたことがわかる。当時、篤胤は65歳。亡くなる3年前である。

天保11(1840)年 1点
稿本 千島白波 本館蔵

平田篤胤 編著
1806(文化3)年・1807年のロシアによる蝦夷地侵入や1808年のイギリス艦フェートン号の長崎侵入などの情報を詳細に収集、編纂したもの。資料集めには幕府の祐筆屋代弘賢が、関東地図の収集には近藤重蔵・最上徳内が協力した。

1813(文化10)年 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:2018年5月13日(日)

名称・説明 時代 数量
坤輿万国全図 本館蔵

イエズス会宣教師マテオ= リッチが北京で作った世界図。日本でこれを基にマテオ= リッチ系世界図が作られた。太平洋上の李之藻の文章などに版木改作の跡があるので、これに先立つ初版の存在が推定されている。原品は軸装だが、長く屏風であった痕跡がみられる。

1602年 1点
万国総図(長府) 本館蔵 正保2(1645)年 1巻
人物図(長府) 本館蔵

万国総図は、これまで坤輿万国全図を基にして作られたと考えられてきたが、現在では、これとは別のヨーロッパ製世界図に基づく南蛮系世界図や、マテオ=リッチの両半球図などに基づいて作製されたと考えられている。人物図も南蛮系世界図との関係が強い。

正保2(1645)年 1点
万国総界図 本館蔵

初版は1688(貞享5)年。本図はその再版図。万国総図を基にしているが、中国や日本の書籍にも掲載されたマテオ=リッチの両半球図の影響も受けている。図の下部には「なんばん船」「おらんだ船」の絵の代わりに、日本から海外までの里程表がある。石川流宣の作。

宝永5(1708)年 1点
万国総図(木版) 本館蔵

1645(正保2)年の万国総図・人物図は、その後多くの模倣版が作られた。本図はそのうちの世界図を模刻したもの。図の下部(左側)にあるオランダ船と南蛮船が和船風にかき変えられており、この系統の世界図が変化しながら普及していく様子を知ることができる。

17世紀後半 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
輯製二十万分之一図(しゅうせいにじゅうまんぶんのいちず)(松江) 本館蔵

近代地図の整備を急いだ明治政府は、伊能図中図(いのうずちゅうず)を骨格として輯製二十万分之一図を緊急に作製した。のちに正式測量の図から編集される二十万分之一帝国図(にじゅうまんぶんのいちていこくず)が全国すべてこれに置き換わる昭和初期まで、伊能図はこの図を通じて使用されていたことになる。

明治21(1888)年 1点
シーボルト日本図 本館蔵

出島オランダ商館医師のシーボルトが、高橋景保(かげやす)から入手した伊能図(いのうず)を持って帰国しようとしたが幕府に発覚。伊能図は押収され、景保は死罪となる。シーボルトも海外追放となるが、密かに写した図を持ち出し、本図を作製した。ヨーロッパの日本認識に大きな影響を与えた。

1840年 1点