総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室 第4展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2016年9月6日から冬服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2017年6月18日(日)

名称・説明 時代 数量
類聚雑要抄 本館蔵
貴族階級に必要な有職(宮廷の儀礼等に関する知識)についてまとめた書。12世紀末頃に成立。饗宴の際の饗鐉(もてなしの膳)や寝殿の内部とその調度などを、彩色によって詳細に描いている。平安時代末期の有職故実研究の重要な資料。
18世紀 1巻
釋摩訶衍論 巻第三 本館蔵
10世紀前半頃に書写された仏典の注釈書。角筆(象牙などで作った細い棒の先を尖らせた筆記用具)で書かれた片仮名・乎己止点が加えられているが、いずれも10世紀前半に加点されたもの。角筆は凹線のため見にくい。
10世紀 1巻
伯母集(康資王母集) 本館蔵
花山天皇の曾孫である神祇伯康資王(寛治4年(1090)没)の母の和歌を集めた和歌集。鎌倉時代前期に書写された写本で、歌人藤原定家の筆跡と推定される。『伯母集』の最古の写本である。
13世紀 1冊
源氏物語 夢浮橋 本館蔵
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
長享2年(1488) 1冊

印刷文化 終了予定日:2017年6月4日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】 宋版史記 黄善夫刊本 第八四冊 本館蔵
史記集解・索隠・正義の三注合刻本で、全130巻完存した現存最古本。「建安黄善夫刊/ 于家塾之敬室」の刊記があり、建安(現在福建省)で刊行。直江兼続・上杉藩校興譲館伝来。
南宋慶元年間
(1195~1201)刊か
1冊
【重要文化財】 宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第五下 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第六 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第四本 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第一冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 第十 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本貞観政要 巻第四 本館蔵
関ヶ原合戦直前の慶長5年2月、西笑承兌が徳川家康の命により刊行した旨の刊記がある。ここには家康が、秀吉の遺命により秀頼をよく輔佐していることを讃えているのが注目される。
慶長5年(1600)刊 1冊
版本源氏物語 古活字版 巻第二 関屋 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本太平記 巻第二十一・二十二 本館蔵
太平記は古活字版の国文学書の中でも最も早く開版され、重版も多い。本書も刊記には「慶長十五年(1610)」とあるが、開版時の刊記を継承した元和~寛永ころの重版と推定される。
17世紀前期 1冊

大名と一揆 終了予定日:2017年6月4日(日)

名称・説明 時代 数量
六角室町屋地古文書 第7・8通目 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた土地売券類の巻物。

右の文書は、一阿弥陀仏(いちあみだぶつ)が生一御房(しょういちごぼう)に京都六角室町にある私領を百六十貫文で売却したもの。左の文書は、盛秀(もりひで)が娘の弥童女(いやどうにょう)に六角室町の土地を含む四か所の土地と銭五百貫文を譲与したもの。裏書には、その後、源氏女(みなもとのうじのにょう)が六角室町の土地を買得したことが記されており、表に見える弥童女の花押(かおう)は、源氏女に売却する際に据えられたと見られる。

一阿弥陀仏私領売券 (いちあみだぶつしりょうばいけん)
写真 釈文(読み)
盛秀田地銭貨処分状案 (もりひででんちせんかしょぶんじょうあん)
写真 釈文(読み)

平安~室町時代 1幅
田代文書 4通目(沙弥義慶軍忠挙状) 本館蔵

伊豆国田代郷(いずのくにたしろごう)を本拠とした武士である田代氏が獲得した、鎌倉~室町時代の武家文書九通を一巻としたもの。

伊豆国守護の石塔義房(いしどうよしふさ)が、田代師綱(もろつな)・同盛綱(もりつな)・了賢(りょうけん)(田代基綱(もとつな))の遠江(とおとうみ)・駿河国(するがのくに)における軍功を京都の幕府へ報告したもの。これにより師綱たちは、幕府から恩賞を与えられることになる。

写真(Webギャラリー) 釈文(読み)

建武4(1337)年 1幅

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2017年6月4日(日)

名称・説明 時代 数量
白絲威五枚胴具足 本館蔵 17世紀 1領
紙本著色南蛮人来朝図屏風 17世紀 1隻

第3展示室

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2017年6月4日(日)

名称・説明 時代 数量
蝦夷錦(紅地牡丹宝尽模様繻珍)打敷

アイヌの人びとを通じて日本にもたらされた中国(清)の錦。これが松前藩を経て、北前船によって各地に運ばれ珍重された。主に、龍袍や蟒袍といった中国の官服ないしその反物と、牡丹や菊模様の錦とである。地域や模様によって取引価格に差があった。

19世紀 1点
アンリⅣ世肖像図蒔絵プラケット 本館蔵 江戸時代 1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
御免国々御馳走方并曲馬図 本館蔵

通信使来日のたびに製作されたガイドブックの一つ。馳走役(道中案内・世話)の大名の書き上げ、通信使を護衛する対馬藩主の行列、見物人に人気絶大の朝鮮曲馬芸などが描かれる。巻末に1607(慶長12)年以降の通信使略年譜、日朝関係史の概略などがある。

宝暦13(1763)年 1点
三線(南風原型) 本館蔵

琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。

現代 1点

都市の時代 終了予定日:2017年6月4日(日)

名称・説明 時代 数量
紫縮緬地月藤麦穂鳴子模様染縫小袖 本館蔵 明治時代
(19~20世紀)
1領
薄浅葱麻地浜松模様染描絵帷子 本館蔵 江戸時代後期
(19世紀)
1領
憲房色縮緬地行儀鮫小紋小袖 本館蔵 幕末から明治 1領

ひとともののながれ 終了予定日:2017年7月23日(日)

名称・説明 時代 数量
虎勢道中記 弐 本館蔵 (毎月捲替) 19世紀 1冊

ひとともののながれ 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
東海道五十三画巻 下巻 本館蔵(毎月捲替) 江戸時代 1巻

村から見える近代 終了予定日:2017年6月18日(日)

名称・説明 時代 数量
聆涛閣集古帖(仏足石) 碑銘 本館蔵 18~19世紀 1冊
虫譜図説 巻之三 本館蔵

飯室庄左衛門(楽圃) 著

『栗氏千虫譜』とならぶ虫図譜の大著。飯室は幕臣の本草家。各地採集観察の虫の図と先行図譜による図とがまじる。本書も多くの写本を生み、展示本は近代の写しである。

安政3(1856)年 1冊
紅毛雑話 伍 本館蔵

森島中良 著
『紅毛雑話』にみえる顕微鏡用法の図解。「虫をはさむ板は象牙にて作り、穴へ雲母を切入、其間へ虫をはさみ」と説く。同書には、虫の観察例も図示されている。

天明7(1787)年 1冊
『草木撰種録』版木 本館蔵 文政11(1828)年 1点
彦蔵自伝挿絵原画 母の葬式 本館蔵 19世紀 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:2017年7月18日(月祝)

名称・説明 時代 数量
南瞻部洲万国掌菓之図 本館蔵

南アメリカやヨーロッパの記載など、新しい地理的知識が加えられたために、仏教で伝統的に考えられてきた左右対称の構図は崩れている。「拂菻(東ローマ帝国)」は、アフリカと混同されたためか、ヨーロッパ南方の島として描かれる。刊行図であるため広く普及し、後世への影響も大きい。

宝永7(1710)年 1点
万国掌菓之図 本館蔵

「南瞻部洲万国掌菓之図」の刊行後、それをもとにした庶民向けの簡略な図が多数出版される。本図もそのひとつで、題名を簡略にしてふりがなをつけ、文章や地名も和文・かな表記になっている。大きさもおよそ四分の一になり、扱いやすくなった。このような図は幕末まで作られ、庶民の間で普及した。

近世後期 1点
地球一覧図 本館蔵

基本的には万国総図・マテオ=リッチ系世界図であるが、天竺(インド)が過大に描かれ、仏教的要素もみられる。また、その系統の世界図としては南方の「墨瓦蠟泥加」大陸の形態が特異であり、万国総図・マテオ=リッチ系世界図と仏教系世界図の融合した事例といえる。作者は三橋釣客。

天明3(1783)年 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
輯製二十万分之一図(しゅうせいにじゅうまんぶんのいちず)(松江) 本館蔵

近代地図の整備を急いだ明治政府は、伊能図中図(いのうずちゅうず)を骨格として輯製二十万分之一図を緊急に作製した。のちに正式測量の図から編集される二十万分之一帝国図(にじゅうまんぶんのいちていこくず)が全国すべてこれに置き換わる昭和初期まで、伊能図はこの図を通じて使用されていたことになる。

明治21(1888)年 1点
シーボルト日本図 本館蔵

出島オランダ商館医師のシーボルトが、高橋景保(かげやす)から入手した伊能図(いのうず)を持って帰国しようとしたが幕府に発覚。伊能図は押収され、景保は死罪となる。シーボルトも海外追放となるが、密かに写した図を持ち出し、本図を作製した。ヨーロッパの日本認識に大きな影響を与えた。

1840年 1点