総合展示室および企画展示室で特別展示される主な資料です。貴重な原品は長期間の展示に耐えられないため、期間限定で展示されます。この機会をお見逃しなく!
(予告なく変更されることがあります。)

このページの目次
第2展示室 第3展示室 第4展示室

第2展示室

「王朝文化」-王朝貴族の服装
2017年6月6日から夏服に衣替えしました。

王朝文化 終了予定日:2017年8月17日(木)

名称・説明 時代 数量
千載佳句 下 本館蔵
中国・唐の時代の詩人の秀句を集めて分類した、漢詩文作成のための一種の参考書。全文にわたって朱書の乎己止点(博士家点。星点のみで種別は不明)および墨書の仮名・返り点・四声点などが加えられている。加点の年代は書写時期に近い14世紀初期頃であろう。
14世紀 1帖
右少弁平時範記 本館蔵
右大弁平時範記(1054~1109)が43歳、右少弁であった嘉保3年(1096)の日記。桓武平氏の血筋でも、彼の一流は、親信(1017年没)をはじめ日記を多く残しているため、同じ平氏でも清盛、重盛ら武士の一流に対して日記の家柄とよばれる。
鎌倉時代 1巻
伊勢物語(後西天皇筆) 本館蔵
後西天皇(1637~1685)が書写した写本で、料紙には金銀泥や緑青などによる草花蝶鳥等の装飾下絵が施されている。巻末に天文16年(1547)に冷泉為和が書写した写本の奥書が写されている。
17世紀後期 1冊
源氏物語 箒木 本館蔵
伏見宮邦高親王・近衛政家・一条冬良ら、公家や僧侶が54帖を各帖ごとに分担して書写したもの。冬良が統轄者で、各帖に冬良自身の奥書がある。本文は『源氏物語』の中でも河内本系に属する。
長享2年(1488) 1冊

印刷文化 終了予定日:2017年8月6日(日)

名称・説明 時代 数量
【国宝】 宋版史記 黄善夫刊本 第八六冊 本館蔵
史記集解・索隠・正義の三注合刻本で、全130巻完存した現存最古本。「建安黄善夫刊/ 于家塾之敬室」の刊記があり、建安(現在福建省)で刊行。直江兼続・上杉藩校興譲館伝来。
南宋慶元年間
(1195~1201)刊か
1冊
【重要文化財】 宋版備急千金要方(びきゅうせんきんようほう) (金沢文庫本) 巻第六下 本館蔵
唐代に成立した医書。本書の開版は南宋の孝宗〈1163~1190〉頃のことと推定される。 13世紀初期のものと考えられる。金沢文庫の黒印が押されている。
南宋・12世紀後期刊 1冊
新刊五百家嘉慶註音弁唐柳先生文集 五山版 巻第八 本館蔵
刊記に見える兪良甫は、明国福建仁徳里台諫坊の住人であったが、わが国に渡来し、京都に住んで、五山版の刊行に携わった。彼の他にも明の刻工が来朝しているが、その活躍を示すものである。
歳次丁卯仲秋福建兪良甫刊記
嘉慶元年(1387)刊
1冊
版本法華疏記(ほっけしょき) 叡山本 巻第五本 本館蔵
本書は、法印権大僧都承詮が願主となり、弘安5(1282)年~永仁4(1296)年頃にかけて、開版したもの。叡山版は、南都版や高野版に比して遺品が少なく貴重。版下筆者に宋人了一の名が見える。
鎌倉時代
弘安5(1282)年~
永仁4(1296)年頃刊記
1冊
版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版 第三冊
徳川家康は、伏見(京都市)で木活字を彫らせ、駿府(静岡市)に退いた後は銅活字を鋳造させて出版を行った。いわゆる伏見版、駿河版である。朝鮮印刷術に習った銅活字印刷では、文字の輪郭が鮮やか。この銅活字は現存している。
元和2(1616)年刊 1冊
版本大学衍義 朝鮮活字版 第二 本館蔵
本書は、朝鮮で宣徳9年(1434・甲寅年)に鋳造された銅活字「甲寅字」によって印刷されている。その文字・印刷は美しく、朝鮮における銅活字印刷技術の水準の高さをよく示している。
16世紀 1冊
版本貞観政要 巻第六下 本館蔵
関ヶ原合戦直前の慶長5年2月、西笑承兌が徳川家康の命により刊行した旨の刊記がある。ここには家康が、秀吉の遺命により秀頼をよく輔佐していることを讃えているのが注目される。
慶長5年(1600)刊 1冊
版本源氏物語 古活字版 巻第二 松風 本館蔵
源氏物語の最古の版本として著名。標題は光悦風の書で、いわゆる嵯峨本の一つとされている。刊記はないが、慶長年間(1596~1614年)頃に木活字をもって印刷されたものである。
17世紀初期 1冊
版本太平記 巻第二五・二六 本館蔵
太平記は古活字版の国文学書の中でも最も早く開版され、重版も多い。本書も刊記には「慶長十五年(1610)」とあるが、開版時の刊記を継承した元和~寛永ころの重版と推定される。
17世紀前期 1冊

大名と一揆 終了予定日:2017年8月6日(日)

名称・説明 時代 数量
紺糸威胴丸 本館蔵 17世紀 1領
雑々古文書(ぞうぞうこもんじょ) 第3巻第12・13通目 本館蔵

京都の収集家田中教忠が集めた土地売券類の巻物。

右の文書は、かつて鶏冠井庄(かいでのしょう)の下司(げし)が勝手に能仁寺(のうにんじ)に寄進した庄内の田畠を、荘園領主の徳大寺家が改めて能仁寺に寄進し直したもの。左の文書は、長谷河長吉(はせがわながよし)が聖真寺(しょうしんじ)に畠地を寄進したもの。この畠地は、灯油を購入する費用を捻出する土地とされたことがわかる。

左衛門尉紀某田畠寄進状 (さえもんのじょうきぼうでんばたきしんじょう)
写真 釈文(読み)
長谷河長吉畠地寄進状 (はせがわながよしはたちきしんじょう)
写真 釈文(読み)

平安~室町時代 1幅
越前島津家文書 第1巻第2通目(石和義軍勢催促状(いしばしかずよしぐんぜいさいそくじょう)) 本館蔵

越前島津家は薩摩(さつま)島津氏の同族で、鎌倉初期に越前守護代(しゅごだい)となったことが家名の由来だが、実際は播磨国(はりまのくに)の武士であった。江戸時代、その中世文書群は薩摩島津氏の分家である重富(しげとみ)島津家に伝えられた。

この文書は、足利方の備前国大将(びぜんのくにたいしょう)(守護と並ぶ軍事指揮官)の石橋和義(いしばしかずよし)が、中国地方に進攻してきた南朝方の新田義貞(にったよしさだ)勢を迎え撃つべく、島津忠兼(しまづただかね)に出陣を命じたもの。

写真(Webギャラリー) 釈文(読み)

建武3(1336)年 1幅

大航海時代のなかの日本 終了予定日:2017年10月1日(日)

名称・説明 時代 数量
横矧二枚胴具足 本館蔵 17世紀 1領
花樹鹿虎蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵 桃山時代
(16~17世紀)
1点
花鳥蒔絵螺鈿洋櫃 本館蔵 桃山時代
(16~17世紀)
1点
藤秋草鳥蒔絵螺鈿箪笥 本館蔵

通常の書箪笥より、やや小ぶりの箪笥。東インド会社の記録によれば、1635年から45年の時期を境に、前蓋のかわりに観音開きの扉をもつ箪笥の輸出量が増えている。ただし、本資料は、新しい需要にあわせてヨーロッパで改装されたものであろう。

桃山時代
(16~17世紀)
1点

第3展示室

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2017年8月6日(日)

名称・説明 時代 数量
シャルルⅦ世肖像図蒔絵プラケット 本館蔵 江戸時代 1点
アツシ 本館蔵

オヒョウなどの樹皮繊維でつくられた織物および服飾のこと。アイヌの人びとの自家用のほか、和人との交易品としても生産された。和人社会では、漁場労働や海上運輸の作業着として好まれた。また、歌舞伎衣裳として錦絵に描かれ、広く珍重されていた様子がうかがえる。

19~20世紀

1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:2017年9月24日(日)

名称・説明 時代 数量
ニンカリ(耳環) 本館蔵

アイヌの耳環は耳たぶに穴を開けて装着するピアスタイプのものを用いている。銀製のものや、錫、鉛などの金属を主として、下辺部にガラス玉や金属、絹片などの装飾をつける。金属部分は日本製のものが多い。

 

1点
トゥキイクパスイ 本館蔵

アイヌの祭具のうち、酒に関わるものは漆器が多い。特に漆椀(トゥキ)を天目台に載せて用いる方式はアイヌ独特のものである。儀礼のときはトゥキに酒を注ぎ、その口縁に横たえた酒へら(イクパスイ)を手に取り、その先端を酒に浸して、神に酒を捧げる。

 

1点
行器(シントコ)/片口 本館蔵

日本製の漆器。アイヌ語でシントコといい、酒つくりや儀礼用の酒器として利用する。イオマンテ(熊送り)などの宗教儀礼のときはこれにイナウキケ(削りかけ)を巻きつけて、荘重に飾った祭具とする。

 

1点

国際社会の中の近世日本 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
御免国々御馳走方并曲馬図 本館蔵

通信使来日のたびに製作されたガイドブックの一つ。馳走役(道中案内・世話)の大名の書き上げ、通信使を護衛する対馬藩主の行列、見物人に人気絶大の朝鮮曲馬芸などが描かれる。巻末に1607(慶長12)年以降の通信使略年譜、日朝関係史の概略などがある。

宝暦13(1763)年 1点
三線(南風原型) 本館蔵

琉球で三線が演奏されるようになったのは16世紀のことと考えられている。私的な場だけでなく、冊封使の歓待や江戸参府のときの芸能として公式の場で演奏された。演奏するのは士族の男性。琉球にはいないインドニシキヘビの皮が胴に張られる。

現代 1点

都市の時代 終了予定日:2017年8月6日(日)

名称・説明 時代 数量
紫絽地楓浜松模様縫小袖 本館蔵 明治時代
(19~20世紀)
1領
紫絽地牡丹扇面滝模様染縫小袖 本館蔵 江戸時代後期
(19世紀)
1領
鴬茶麻地小紋帷子 本館蔵 幕末から明治 1領

ひとともののながれ 終了予定日:2017年10月15日(日)

名称・説明 時代 数量
虎勢道中記 参 本館蔵 (毎月捲替) 19世紀 1冊

ひとともののながれ 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
東海道五十三画巻 下巻 本館蔵(毎月捲替) 江戸時代 1巻

村から見える近代 終了予定日:2017年8月8日(日)

名称・説明 時代 数量
聆涛閣集古帖(正倉院宝物 銀壺) 本館蔵 18~19世紀 1冊

村から見える近代 終了予定日:2017年9月24日(日)

名称・説明 時代 数量
彦蔵自伝挿絵原画 金比羅道中 本館蔵 19世紀 1点

村から見える近代 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
画本虫撰 本館蔵 天明8(1788)年 1冊
那須国造碑・蛇田碑に付屋代弘賢書状 本館蔵

当時の古代研究者は屋代弘賢にしろ篤胤にしろ、古代の碑文に対し深い関心を寄せていた。弘賢は篤胤に、享和元年に石巻の蛇田郷禅昌寺古墳から発掘された「霊蛇田道公碑」は偽作であると、この書状で伝えている。

19世紀 1冊
「古今要覧」の原稿執筆依頼の付屋代弘賢書状 本館蔵

「古今要覧」は、様々な事項を神祗・天文など18に分類し、起源・沿革を考証したもの。幕府右筆で考証学者の弘賢が中心となり、文政4(1821)年から22年かけて編纂したが、未完。弘賢は篤胤の古代研究を評価して原稿を依頼し、篤胤は「器財部」に「度(ものさし)」の原稿を寄せた。

19世紀 1冊
穂井田忠友を励ます篤胤書状 本館蔵

1824(文政7)年1月のもの。差出の控えである。前年在京中に忠友に会った篤胤は、彼に地理学博士になるようにはげましている。また、六人部是香立入大和守の噂も面白い。篤胤は往復路とも、三河国藤川駅で忠友の父と会っているが、その褒め様も絶妙のものがある。

1824(文政7)年 1冊

絵図・地図にみる近世 終了予定日:2017年9月10日(日)

名称・説明 時代 数量
日本図(『集古図』所載) 本館蔵

延暦24(805)年の改定と伝えられる日本図を、江戸時代後期に書写した日本図。簡略な曲線で諸国を重ねるように描いており、行基図と呼ばれる古い日本図の特徴をよく備えている。18世紀後半に活動した国学者藤貞幹が編集した『集古図』巻二地理部に採録されている。

江戸時代後期 1点
人見政親作鏡背日本図拓本 本館蔵

鏡師の人見政親が作った大鏡の背面に鋳出された日本図。この展示資料はその拓本である。17世紀前半に数次にわたって刊行された行基菩薩説大日本国図(写真参照)を原図として行基図の特徴をよく備えているため、寛文年間としてはやや古い内容となっている。

寛文年間
(1661-1673)
1点
大日本国図(慶長版『拾芥抄』所載) 本館蔵

『拾芥抄』は鎌倉時代に成立した一種の百科事典であるが、この展示資料はその慶長活字版に掲載された日本図。1548(天文17)年や1589(天正17)年の書写本など、同書のより古い写本と比べて、東北地方が北に立ち上がり、古い形態の行基図からの変化がみられる。

慶長12(1607)年 1点
日本海山潮陸図 本館蔵

浮世絵師石川流宣 が作った日本図で、17世紀末から18世紀後半まで何度も改訂されて広く社会に普及した。この展示資料はその初版。諸藩の大名と石高、主要街道の宿駅と距離、名所などの国内情報を豊富に載せる。石川流宣には、本図とほぼ同じ内容をもつ1687(貞享4)年初版の本朝図鑑綱目もある。

1691(元禄4)年 1点
改正日本輿地路程全図 本館蔵

水戸藩の儒学者長久保赤水による日本図。緯度を記載し、陸地の形態も正確で、架空の土地を排除するなど、科学性を重視してつくられた。国内情報を重視した石川流宣の日本図(日本海山潮陸図など)にかわって、幕末まで重版されて広く社会に普及した。

1779(安永8)年 1点

絵図・地図にみる近世 終了予定日:未定

名称・説明 時代 数量
輯製二十万分之一図(しゅうせいにじゅうまんぶんのいちず)(松江) 本館蔵

近代地図の整備を急いだ明治政府は、伊能図中図(いのうずちゅうず)を骨格として輯製二十万分之一図を緊急に作製した。のちに正式測量の図から編集される二十万分之一帝国図(にじゅうまんぶんのいちていこくず)が全国すべてこれに置き換わる昭和初期まで、伊能図はこの図を通じて使用されていたことになる。

明治21(1888)年 1点
シーボルト日本図 本館蔵

出島オランダ商館医師のシーボルトが、高橋景保(かげやす)から入手した伊能図(いのうず)を持って帰国しようとしたが幕府に発覚。伊能図は押収され、景保は死罪となる。シーボルトも海外追放となるが、密かに写した図を持ち出し、本図を作製した。ヨーロッパの日本認識に大きな影響を与えた。

1840年 1点