本館研究部の佐野特任准教授が、日本文化財科学会業績賞を受賞しました

本館研究部の佐野特任准教授が日本文化財科学会業績賞を受賞し、2023年10月21・22日、なら歴史芸術文化村(天理市)で開催された日本文化財科学会第40回大会において表彰されました。

この賞は、日本文化財科学会の活性化並びに文化財科学の啓発と普及、人材の育成、社会貢献などを目的とし、国内外で発表された文化財科学研究に関する複数の論文・著書等の個人の業績を対象に、学会員の推薦をもとに受賞者選考委員会で検討し、運営会議で受賞者を決定するものです。

佐野特任准教授は、名古屋大学の中塚教授らとともに酸素同位体比年輪年代法の開発を中核的に推し進め、東アジアにおける年輪酸素同位体比クロノロジーの構築や気候変動の解明に多大な貢献を果たしています。『Radiocarbon』『Journal of Archaeological Science: Review』『文化財科学』などに論文を発表し、年代決定法の有効性を飛躍的に高めてきたことが評価されました。また、東アジア各地の研究者との交流を重ねて同位体年輪年代学の技術移転を精力的に進め、国際貢献の面でも高く評価されています。