基盤研究 (B) 一般
林業遺産の保存と持続的な活用による林業教育・地域づくりの可能性
研究期間:2016年度~2019年度
研究代表者 | 柴崎 茂光(本館・研究部) |
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研究分担者 | 武田 泉(北海道教育大学) 深町 加津枝(京都大学) 林 雅秀(山形大学) 奥山 洋一郎(鹿児島大学) 山田 康弘(本館・研究部) 奥 敬一(富山大学) 八巻 一成(国立研究開発法人森林総合研究所) 上野 祥史(本館・研究部) |
研究目的
林業遺産に対する関心が高まっている一方で、大半の遺産は年々風化が進むという大きな問題を抱えている。本研究では、林業遺産を適切に保存するだけでなく、長期的な視点から林業教育や地域づくりにつなげるための方策も探りたい。そのために、(1)全国の林業遺産に関する網羅的な調査を行い、その現状と課題を把握した上で、(2)活用されている林業遺産の事例分析を行い、遺産保存と活用上の課題を明らかにする。また(3)風化の危険に瀕している林業遺産の状況を明らかにした上で、活用に向けた潜在的可能性を探る。(4)上記で得られた知見を総合化し、林業遺産を資源化し、保存だけでなく、林業教育や地域づくりにつなげていく上での課題と方策を提示する。