基盤研究 (B) 一般

中世日本の東アジア交流史に関する史料の集成的研究と研究資源化

研究期間:2016年度~2020年度

研究代表者 荒木 和憲(本館・研究部)
研究分担者 伊藤 幸司(九州大学)
榎本 渉(国際日本文化研究センター)
須田 牧子(東京大学)
後藤 真(本館・研究部)

研究目的

本研究の最大の目的は、日本の中世社会で分散的に生成された東アジア交流史関係史料を網羅的に収集・分析し、史料論的側面から、中世日本の東アジア交流史研究の綜合化を図ることにある。

本研究で収集する史料の目録データ化を進めるとともに、各史料の生成・授受に関わる事件・地域・階層などのメタデータを付加する。このメタデータを検索できるシステムを構築することで、中世社会における東アジア交流史関係史料の生成・授受のあり方を表現できるだけでなく、ユーザーが高度で有意な情報を引き出せるようになる。

当該システムは初年度内に構築して運用を開始し、以降、研究成果の速報的な公開を図る。最終年度に研究成果報告書として『中世日本東アジア交流史料集成(稿)』を作成し、将来的な史料集成の実現に向けた一歩とする。