挑戦的萌芽研究

伝統的知識の利用と研究倫理に関する博物館資料論的研究

研究期間:2015年度~2016年度

研究代表者 内田順子(本館・研究部)

研究目的

本研究では、民俗文化を対象としておこなわれる調査研究および研究成果の公開の諸過程において、いかなる根拠と手続きで伝統的知識およびフォークロアを保護すべきか、国際的な議論の動向にもとづき検討する。そして、伝統的知識の実践者の人権と、研究者の表現の自由の権利の双方に配慮した調査・研究成果の公開のモデルを、民俗文化に関連する資料を所蔵する博物館の事例に準拠して考察する。