年度別研究調査報告

2012年8月18日〜8月28日

第3回ウェールズ調査

国立歴史民俗博物館・大久保「海外所在調査(概要調査)チーム」

[調査地]ポウイス城、チャーク城、ペンリン城、アーディッグ邸

[調査先担当]カレン・ジョージ、マーガレット・グレイ、クレア・ターグース、スザンヌ・グローノウ

[参加者]三木美裕

ナショナル・トラスト財団は、管理するお城を一般公開している。いずれも年間20万人前後が利用する。各地でボランティアさんを組織化し、トレーニングをしてから城内の各部屋に常駐させている。百人を越えるボランティアさんを、数人のフロアマネジャーが率い、展示解説やツアーを組んでいる。今回から資料調査と平行し、フロアマネジャーや現場のボランティアさんとの対話を始める。展示解説を担う彼らが、日本資料について持つ情報を確認する。来館者が現地スタッフとの対話を通して、日本資料への理解を深めるのに、どのような情報を加えられるか検討する。直接に質問を受けたり、来館者からの聞き取りも行う。今回はポウイス城とチャーク城に続いて、ペンリン城、アーディッグ邸で調査を行う。英連邦内で活動する助成財団等を訪ね、サポートを得るための活動を始めた。

(文責:三木)


チャーク城

アーディッグ・ホール

 

 

年度別研究調査報告 一覧へ