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謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、当館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。
このたび、当館くらしの植物苑におきまして、2023年4月11日(火)~ 4月30日(日)の期間、特別企画 季節の伝統植物「伝統の桜草」を開催します。
「伝統の桜草」とは、江戸時代中期以降(江戸・明治・大正・昭和)、園芸家によって野生株の中から変わった花が探し出され、多くの品種が作り出されてきた一連の桜草を指します。くらしの植物苑では、花色・花形の多様な桜草を展示するとともに、2003年に寄贈された桜草花壇による伝統的な観賞方法を再現するなど、展示方法にも工夫をしています。
また、今年度は「サクラソウの八重咲とそれに関わる遺伝子」をテーマとして、花の形態形成に関わる遺伝子のABCモデルの紹介と、八重咲サクラソウの分解・観察により、雄しべが花弁に変化することで八重咲化していることを紹介します。さらに、サクラソウのABCモデルに関わる遺伝子を対象として、がく、花弁、花筒、雄しべ、雌しべの各器官の発現傾向について一重咲と八重咲での違いをパネルで解説いたします。
つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。
謹白
新型コロナウイルス感染症拡大の状況により、展示や関連イベントが変更・中止される場合があります。
最新の情報については、ホームページ等でご確認ください。
開催概要
開催期間 | 2023年4月11日(火)~ 2023年4月30日(日) |
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会場 | 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑 |
料金 | 個人100円 |
開苑時間 | 9:30~16:30(入苑は16:00まで) |
休苑日 | 4月17日(月)・24日(月) |
主催 | 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 |
趣旨
当館くらしの植物苑では、2002年より「伝統の桜草」と題して、桜草の展示を行ってきました。
「伝統の桜草」とは、江戸時代中期以降(江戸・明治・大正・昭和)、園芸家によって野生株の中から変わった花が探し出され、多くの品種が作り出されてきた一連の桜草を指します。花の色は薄紅色や紫色、白色など、花の形も平咲からつかみ咲までと様々です。こうした多様な花色・花形の桜草を展示するとともに、2003年に寄贈された桜草花壇によって伝統的な観賞方法を再現するなど、展示方法にも工夫をしています。
また、今年度は「サクラソウの八重咲とそれに関わる遺伝子」をテーマとして、まずは花の形態形成に関わる遺伝子のABCモデルを紹介し、次に、八重咲サクラソウの分解・観察により、雄しべが花弁に変化することで八重咲化していることを紹介します。さらに、サクラソウのABCモデルに関わる遺伝子を対象として、がく、花弁、花筒、雄しべ、雌しべの各器官の発現傾向について一重咲と八重咲での違いをパネルで解説いたします。併せて、2007年に収集した八重咲の品種や2010年に収集した野生系の品種、2013年から2015年にかけて収集した現代の新花も展示します。
概要
ハウス展示風景 |
展示する桜草はおもに鉢植えで、1鉢に4芽、各品種2鉢ずつ用意し、桜草花壇、東屋周囲、ハウス2棟、よしず展示場で展示を行います。
桜草花壇には、江戸時代に作出された品種を主に展示します。また、近年作出の八重咲の品種、野生系の品種、現代の新花のコーナーを設けて展示します。その他にも地植えやプランターなどで展示し、東屋内では、明治・大正・昭和初期の桜草の歴史的な経緯や、大正時代の桜草会設立以降における品種の変化についてパネルで紹介します。
さらに本館エントランス前にも、植物苑のご紹介もかね、プランターで展示します。
●出展品種 計約400品種
●出展鉢数 約700鉢
関連の催し物
展示解説会のご案内
日時 | 4月11日(火) 11:00~ |
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場所 | くらしの植物苑 |
当展示プロジェクト委員による展示解説を行います。事前予約等は必要ございません。
お名刺をご持参の上、受付で腕章をお受け取りになり、ご入苑ください。
詳細につきましては下記「このリリースに関するお問い合わせ」までお問い合わせください。
くらしの植物苑観察会 第289回観察会「サクラソウの八重咲とそれに関わる遺伝子」
講師 | 水田 大輝(日本大学) |
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日時 | 4月22日(土)13:30~15:30 |
場所 | くらしの植物苑 |
備考 | ※要入苑料、事前申込不要(定員30名・先着順) |
桜草 有償頒布のご案内
日時 | 4月11日(火) 9:30~10:30 |
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場所 | くらしの植物苑 |
備考 | ※要入苑料 ※期間内であっても、提供できる在庫がなくなり次第頒布を終了する場合があります。 |
次回予告
くらしの植物苑特別企画 季節の伝統植物「伝統の朝顔」
2023年8月9日(水)~9月10日(日) 9:30~16:30(入苑は16:00まで)
※8月14日(月)~8月20日(日) は 8:30開苑
広報画像の提供について
ご希望の写真を送付いたしますので、プレスリリースの画像番号をご連絡ください。
画像(JPEG)はメールで送信いたします。
問い合わせ先は下記「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。
広報画像使用に際しての注意事項
- 本特別企画広報目的でのご使用に限ります。(展示期間終了まで)
- 転載、再放送など2次使用をされる場合には、別途申請いただきますようお願いいたします。
- 展覧会名、会期、会場名、掲載図版のキャプションを必ず掲載してください。
- 資料画像は全図で使用してください。文字を重ねるなど画像の加工・改変はできません。部分使用については事前申請・許諾が必要です。
- Web上に掲載する場合は、72dpi以下のサイズにしてください。
- 基本情報、図版使用の確認のため、校正紙(Web上の場合は掲載URL)でお送りください。
- 掲載、放送後は必ず、掲載誌(掲載面PDF)、同録テープを、1部お送り願います。
-くらしの植物苑の桜草花壇- 天保年間(1830~44)の写本と伝わる「櫻草作傳法(さくらそうさでんほう)」に書かれている桜草花壇(組立小屋の中に5段の棚を設けた花壇)を元に復元された、伝統的な観賞法(2003年に寄贈)。この花壇では、江戸時代に作出された品種を主に展示します。 |
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1) 桜草花壇 | 2) ハウス展示風景 |
3) 駅路の鈴/えきろのすず(園芸種) | 4) 蛇の目傘/じゃのめがさ(園芸種) | 5) 南京小桜/なんきんこざくら(園芸種) |
6) 桃の舞/もものまい(園芸種) | 7) 天晴/あっぱれ(園芸種) | 8) 空穂猿/うつぼざる(園芸種) |
9) 絞り重/しぼりがさね(園芸種) | 10) 流れ星/ながれぼし(園芸種) | 11) 田島紅/たじまべに(野生種) |
このリリースに関するお問い合せ
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館
広報サービス室広報・普及係 横尾・寺村・髙木
〒285-8502千葉県佐倉市城内町117
TEL 043-486-0123(代) FAX 043-486-4482
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp
※内容は変更する場合があります。ご了承ください。