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謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、当館の運営等につきましては、格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。
当館では、2014年12月9日(火)から2015年1月18日(日)までの期間、第3展示室において特集展示「新収資料の公開-江戸の小袖-」を開催します。
昨年、本館は全354件から成る「林あや染織コレクション」の寄贈を受けました。夫とともに東京で古着商を営んでいた林あや氏(1907~77年)が蒐集した染織品のコレクションです。林あや氏は、職業柄、手元に集まってくる染織品の中で、優れたものや古いものを自らのコレクションとして残しました。そのコレクションは、近世後期から近代にまでわたる資料を含み、とくに、小袖・着物の歴史が概観できる内容となっています。
今回の特集展示では、「林あや染織コレクション」の中から、江戸時代および江戸時代の様式を色濃く残した明治時代の小袖と帯を厳選し、紹介します。
つきましては、この展示開催を貴媒体にてぜひ多くの方々にご紹介くださいますようお願い申し上げます。
敬具
開催概要
『新収資料の公開-江戸の小袖-』
開催期間 | 2014年12月9日(火)~2015年1月18日(日) |
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会場 | 国立歴史民俗博物館 第3展示室(近世)副室 |
料金 | 一般420(350)円/高校生・大学生250(200)円 ( )内は20名以上の団体 |
開館時間 | 9時30分~16時30分(入館は16時00分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日) |
主催 | 国立歴史民俗博物館 |
趣旨
「林あや染織コレクション」は、まれに見る大規模な近世・近代の染織コレクションです。このコレクションは、一般に公開されたことがなく、研究者にもほとんど知られていません。
このたびの特集展示は、昨年度に本館が「林あや染織コレクション」の寄贈を受けたことを速報し、重要なコレクションの存在を広く知っていただくために企画しました。
コレクションに含まれる資料の種類と時代は多岐にわたりますが、今回は、近世(江戸時代)の展示室の一画で開催しますので、江戸時代の小袖を中心に展示し、「林あや染織コレクション」の紹介の第一弾といたします。
みどころ
展示資料は、すべて初公開です。中には、類例が少ない資料、作行きがとくに優れた資料が含まれます。
類例が少ない資料としては、「浜松模様振袖」が挙げられます。唐織という技法で織られたもので、類例はわずかに他に2点しか知られていません。
作行きがとくに優れた資料としては、「四季柳模様小袖」が挙げられます。江戸時代後期に流行した白上がりという技法で模様が表現されていますが、この資料はとくに洗練されたデザインとなっており、最も優れた白上がりの作例の一つとして数えられるでしょう。
また、「羽衣模様振袖」も作行きがとくに優れた資料の一つです。幕末明治期の友禅染の特徴である渋くて粋な色調で彩られており、なおかつ、施行が丁寧で格調高く、当代の流行の第一線をいくものであったと捉えられます。
【展示代表 紹介】
澤田 和人(さわだ かずと):国立歴史民俗博物館 情報資料研究系 准教授
主な展示物
※内容は変更になる場合があります。
・浜松模様振袖
・花束団扇模様振袖
・四季柳模様小袖
・松竹梅鶴亀模様帷子
・羽衣模様振袖
・菊団扇模様掛下帯
・仙人模様帯
など約14件(すべて本館蔵)
関連の催し物
展示解説会のご案内
日時 | 12月9日(火)13時30分~ |
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会場 | 本館第3展示室副室にて開催 |
当展示プロジェクト委員による展示解説を行います。事前予約等は必要ございません。 詳細につきましては下記「このリリースに関するお問い合わせ」までお問合せください。
ギャラリートーク
展示担当者による解説を開催します。日程や詳細については、れきはくHPをご覧ください。
展示についてのお問い合わせ電話番号
ハローダイヤル:03-5777-8600 (8時00分から22時00分まで)
その他のイベント
国際企画展示
「文字がつなぐ-古代の日本列島と朝鮮半島-」
開催日時 | 2014年10月15日(水)~12月14日(日) 9:30~16:30(入館は16:00まで) |
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会場 | 国立歴史民俗博物館 企画展示室A・B |
入苑料 | 一般 830(560)円/高校生・大学生 450(250)円/小・中学生無料 ※( )内は20名以上の団体 |
総合展示 第4展示室 特集展示
「中国・四国地方の荒神信仰-いざなぎ流・比婆荒神神楽-」
開催日時 | 2014年7月23日(水)~ 2015年1月12日(月祝) ~9月 9:30~17:30 10月~ 9:30~16:30 |
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会場 | 国立歴史民俗博物館 第4展示室 |
入苑料 | 一般 420(350)円/高校生・大学生 250(200)円/小・中学生無料 ※( )内は20名以上の団体 |
くらしの植物苑特別企画
「冬の華・サザンカ」
開催日時 | 2014年12月2日(火)~2015年2月1日(日) 9:30 ~ 16:30(入苑16:00まで) |
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会場 | 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑 |
入苑料 | 個人(高校生以上)100円 団体(20名以上)50円 ※小中学生無料 |
歴博講演会
歴博講堂にて開催、13:00~15:00、申込不要、入場無料、先着順(定員260名)
11月 8日(土)第371回「文字文化から見た古代の日本と朝鮮」小倉 慈司(本館歴史研究系)
12月13日(土)第372回「里山とは?-千葉県房総丘陵にみる自然利用の歴史-」西谷 大(本館考古研究系)
2015年1月10日(土)第373回「地図史における17世紀」青山 宏夫(本館歴史研究系)
くらしの植物苑観察会
くらしの植物苑にて開催、13:30~15:30、申込不要、要入苑料
11月22日(土)第188回「菊細工のはなし」 平野 恵(東洋大学)
12月20日(土)第189回「サザンカの魅力」 箱田 直紀(元恵泉女学園大学)
2015年1月24日(土)第190回「気仙沼尾形家の年中行事と植物」 川村 清志(本館民俗研究系)
次回企画展予告
《総合展示 第3展示室 特集展示》「和宮ゆかりの雛かざり」
開催日時 | 2015年2月24日(火)~4月5日(日) |
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会場 | 国立歴史民俗博物館 第3展示室 |
入苑料 | 一般 420円(350円)、高校・大学生250円(200円)、小中学生 無料 |
広報用素材の提供について
ご希望の写真(データ)を送付いたしますので、各プレスリリースの写真番号をご連絡ください。e-mailでも結構です。問い合わせ先は下記の「このリリースに関するお問い合わせ」をご覧ください。
ご注意
- 本図版の使用は「第3展示室特集展示『新収資料の公開-江戸の小袖-』」の広報に関するものに限ります。
- 掲載に際しては、最小限でも「催事名」「会場」「会期」「掲載図版のキャプション」を明記していただくようお願いします。
- 情報確認のため、校正紙(ウェブ上の場合は掲載URL)をお送り下さい。ウェブ上での掲載の場合は、画像サイズを400ピクセル以下・72dpi以下のサイズにしてください。
- ご掲載いただいた場合は、お手数ですが掲載物をご送付ください。
以上の点に留意いただけない場合に発生したトラブルについて、本展主催者として一切の責任を負いかねますのでご注意ください。
1) 浜松模様振袖 | 2) 花束団扇模様振袖 | 3) 菊蝶流水模様小袖 |
4) 松竹梅鶴亀模様帷子 | 5) 四季柳模様小袖 | 6) 羽衣模様振袖 |
7) 菊団扇模様掛下帯 | 8) 仙人模様帯 |
9) 松竹梅鶴亀模様帷子 部分 | 10) 羽衣模様振袖 部分 |
このリリースに関するお問い合わせ
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 博物館事業課
広報サービス室広報係 横尾・小林・尾高
〒285-8502千葉県佐倉市城内町117番地
TEL 043-486-0123(代) FAX 043-486-4482
E-mail:koho@ml.rekihaku.ac.jp