開催要項
展示の紹介
日本人と動物との関係は、縄文時代以降さまざまに変化している。これまで、日本人の動物観は、万葉集や詩歌などの文献から、漠然と意識されてきた。しかし、それは限られた文人層によって親しまれ、意識されてきた動物観である。そこでは、実際の生活の中で動物と接してきた一般庶民の動物観は見過ごされてきた。
そこで、本展示では、現代日本人の動物観の形成に関して大きな画期となった江戸時代を中心に、支配層や知識人層の動物観だけではなく、民衆の動物観にも焦点をあてた。
具体的には、「とる」「たべる」「ならす」などのテーマで、文献資料だけではなく、考古資料や民俗資料も用いて展示を構成した。
また、動物画像の検索を行うパーソナル・コンピューターを展示コーナーの一角に設置して、各時代の動物像を検索できるようにした。
動物画像検索システムの画面
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主要展示資料
- ニホンオオカミ剥製
- 小金ヶ原鹿狩絵巻
- 四条河原遊楽図屏風
- 小川島鯨睨合戦絵巻
- 春日大社神鹿図
- 鷹狩図屏風
- 南蛮屏風
- 鯰絵
- 弥生犬頭蓋骨
期間中一部展示替えを行います。