2 大陸系譜
弥生文化を形作る外来要素には,中国大陸や朝鮮半島など,東アジア由来のものが数多くあります。弥生時代の前期から中期にかけては,「灌漑水田農耕」を中心とした生産を支える石製・木製・鉄製の農工具や,壷・甕・高杯という土器が象徴する新たな生活様式,利器あるいは祭祀・儀礼の道具としての青銅器など,さまざまな「もの」や情報を受容しました。中期後半以後は,権威を象徴する中国鏡や鉄製武器(刀剣)の流入が,弥生文化に新たな局面を生みだすのです。(上野)
参考文献
・甲元真之・寺沢薫編2011『講座日本の考古学 弥生時代』上・下,青木書店

2014 国立歴史民俗博物館