10 農耕文化複合と弥生文化
設楽博己氏は,アワやキビを栽培していれば即弥生文化と言っているわけではありません。穀物栽培が始まり,貯蔵用の壺の割合が1割程度に達していることを目安にしています。これによれば,壺の割合が6%程度の佐賀県山の寺遺跡の最下層や宇木汲田遺跡の第Ⅸ層、あるいは7~8%の長野県松本市石行遺跡は,グレーゾーンということになります。(藤尾)
参考文献
・設楽博己2013「縄文時代から弥生時代へ」『岩波講座日本歴史』1, 原始 ・古代1,岩波書店

2014 国立歴史民俗博物館