国立博物館で初の公募共同研究企画展示。その完成までを同時進行でドキュメントします。
企画展示「ドキュメント災害史 1703-2003〜地震・噴火・津波、そして復興〜」
- このページの目次
- 1号(2001年5月)2号(2001年7月)3号(2001年10月)4号(2001年12月)5号(2002年1月)6号(2002年3月)7号(2002年6月)8号(2002年8月)9号(2002年10月)10号(2002年12月)11号(2003年3月)
1号(2001年5月)
- 「歴史資料と災害像」の展示に向けて 北原糸子
- なぜ公募型共同研究なのか 篠原 徹
- 【連載】 展示の文法 (1) 主語(研究)と述語(展示) 西谷大
- 記憶と歴史 寺田匡宏
2号(2001年7月)
特集 津波
- 津波工学からみた防災と展示 首藤伸夫
- 津波の比較史料学 都司嘉宣
- 【連載】 展示の文法 (2) 展示視点の異相 西谷大
- 三陸綾里湾津波語り 寺田匡宏
- 研究会ニュース/現地調査ノート
3号(2001年10月)
特集 災害とメディア
- テレビの現場から見た災害 伊藤和明
- 災害の社会心理史 廣井脩
- 「災害展示」再考 山本唯人
- 展示もまた、生きもののように−<ニュースの誕生>の2年間を読む− 寺田匡宏
5号(2002年1月)
特集 阪神大震災
- 災害精神医学の実践について 中井久夫
- 「美術は役に立たない」か?−震災を体験した美術家と美術館の問い− 河崎晃一
- 揺さ振られた建築表現−二つの震災と表現としての建築− 笠原一人
- 神戸を歩いて見えたもの−2002年1月17日、震災7年目紀行− 寺田匡宏
6号(2002年3月)
特集 展示プロジェクトの発足に向けて−共同研究この一年−
- 北原糸子 「『歴史資料と災害像』の展示コンセプト」
- 共同研究者・ゲストスピーカーによる「共同研究この一年」
- 武村雅之 「過去の地震を調べて思うこと」
- 都司嘉宣 「元禄地震の事象別データベースの作成」
- 【連載】 展示の文法 (4) 展示構想たたき台第1次案 西谷 大
- 寺田匡宏 「災害史、環境史、社会史、『人間の』歴史学−塚本学『生きることの近世史』からの視野−」
7号(2002年6月)
特集 災害展示のための展示論
- 「展示プロジェクト委員会発足」
- 「災害展示と『ゴジラの時代』展」
- 林信太郎 「渋谷炎上!!−『ガメラ?』と災害教育」
- 【連載】 展示の文法 (5) セブン−イレブンと博物館 西谷大
- 寺田匡宏 「ゴジラ。謎として」
8号(2002年8月)
特集 水俣・災害からのよみがえり
- 色川大吉 「災害からのよみがえり−水俣・民衆史・精神史−」
- 実川悠太 「運動としての展示−『水俣フォーラム』と『水俣展』−」
- 季村敏夫 「記憶の宿り−水俣、阪神大震災のことなど」
- 【連載】 展示の文法 (6) 展示は劇的か−色川大吉先生のインタビューから− 西谷大
- 寺田匡宏 「あの夏の日の何も語らない海と空」
9号(2002年10月)
特集 災害史 in global perspective
- 「第2回展プロ委員会開催」
- 北原糸子 「イタリア歴史地震ワークショップ報告」
- 佐竹健治 「イタリアでの歴史地震の国際ワークショップに参加して」
- グレゴリー・クネ(北原糸子訳) 「危機の社会史−自著紹介『17・18世紀フランスの地震』」
- 水野祥子 「イギリス帝国の環境史における災害」
- 寺田匡宏 「それはただ混沌の中にある」
10号(2002年12月)
特集 命名! 展示タイトル決定「宣言!ドキュメント災害史1703-2003」
- 武村雅之 「関東震災の新しい見方」
- 今村文彦 「津波企画案」
- 篠原徹 「総合と叙述」
- 「中学生がつくった災害展示」
- 寺田匡宏 「災害で生き延びるための中学生への手紙」
11号(2003年3月)
特集 公共性とミュージアム
- 寺田匡宏 「公共性とミュージアム」
- 椎名映夫 「プロセス公開の方法論」
- 久留島浩 「<歴史系>博物館の可能性」
- 「展示対談・リターンズ」
- 【連載】 展示の文法 (7) 展示と遊び心 西谷大
- 寺田匡宏 「歴史学と記憶論」