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開催概要展示構成関連の催し

開催概要

冬の華・サザンカ
開催期間2014年12月2日(火)~2015年2月1日(日)

サザンカは日本を原産地とし、ツバキとともに冬枯れの季節に庭を彩る数少ない植物です。くらしの植物苑では、特別企画「季節の伝統植物」の一環として、2001年よりサザンカを展示してきました。これらには、「江戸サザンカ」、「肥後サザンカ」と呼ばれる独自の品種群も含まれています。

サザンカは、自生種に近い「サザンカ群」、獅子頭の実生またはその後代と考えられている「カンツバキ群」、サザンカとツバキの間で自然にできた雑種またはその後代と考えられている「ハルサザンカ群」の3グループに大別され、花はグループごとに10月中頃から翌年2月にかけて上記の順に咲いていきます。これらの品種は、いずれも実生の変種から選抜されたもので、こうした品種を維持・普及する方法は、日本の園芸文化の大きな特徴といえます。

当苑では、人とサザンカの関わりを遺伝資源と文化的な資産の両面から着目し、生きた植物と歴史資料を併せて考察した成果を展示してきました。今年度の「冬の華・サザンカ」では、サザンカの魅力をテーマとし、それが日本で生まれた園芸植物であり、花の少ない秋から冬にかけて咲く花であることにあらためて注目します。

開催期間 2014年12月2日(火)~2015年2月1日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
料金 個人(高校生以上) 100円 
団体(20名以上) 50円 
※小中学生は入苑無料です。 
※毎週土曜日は高校生は入苑無料です。
開苑時間 9時30分~16時30分 (入苑は16時まで)
休苑日 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)、
年末年始 2012年12月27日(土)~2013年1月4日(日)
主催 国立歴史民俗博物館

展示構成

2000年に当苑へ寄贈された品種に、その後新たに収集したものを加え、鉢植えで栽培したサザンカ(サザンカ群70品種、カンツバキ群43品種、ハルサザンカ群32品種)を苑内の東屋周辺、ハウス、よしず展示場で展示します。一部、常設スペースでの地植えもあります。

また、サザンカの魅力について、日本で生まれた園芸植物であることと、花の咲く時期のほかに、花の色や形についての解説パネルを東屋で展示します。

●出展品種 計145品種
●出展鉢数 約300鉢

サザンカ群

華子姫

快童丸(江戸サザンカ)

丁子車

銀月(肥後サザンカ)

カンツバキ群

曳馬乙女

皇玉

四国紅

コットンキャンディ

ハルサザンカ群

星飛竜

銀竜

古金襴

東牡丹

関連の催し

サザンカの有償頒布のご案内

日時 11月22日(土)・12月2日(火)・12月20日(土) 9:30~13:30
場所 くらしの植物苑
価格

1ポット(3.5号)・・・1,030円 ※樹高20㎝程度
1プラ鉢(5号)・・・・・1,620円 ※樹高50㎝程度
* お一人様あたりの苗の数を制限させていただく場合があります。
* 数量に限りがあります。品切れの節はご容赦ください。
* 別途、入苑料が必要となります。

会期中の行事

くらしの植物苑観察会

第189回 「サザンカの魅力」
日時 12月20日(土) 13時30分~
場所 くらしの植物苑
講師 箱田 直紀(恵泉女学園大学名誉教授)
備考 事前申し込み不要、要入苑料

※内容は変更する場合があります。ご了承ください。